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5月前半
■『小説以外』と『酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記』
恩田陸といえば、結末にちょっとひねりがあるというか、むしろクライマックスにクライマックスになりきらないズレがあるような、癖のある作品を書いていて、好きな人は好き、知っている人だけ知っているという作家だった。と思っていたらいつの間にかメジャーになっていた。
『小説以外』と『酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記』は、どちらも最近刊行されたエッセイ。
紹介文やカスタマーレビュを読むと、『小説以外』はこれまでいろんなところに書かれてきたエッセイを集めたもの。『酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記』は「IN☆POCKET」に連載していたものを集めたらしい。
『小説以外』の刊行を知ってamazonを検索して、『酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記』を知ったのだが、レビュを読んで後者の方がもっと興味深くなってきた。とりとめなく旅行中に妄想したストーリーも出てくるらしい。これには賛否両論ありそうだが。
もうひとつ気になるのは『恐怖の報酬』という映画のタイトルが含まれていること。作者の映画好きは、作品を読んでいればすぐにわかることだが、もしかして映画絡みの裏話などもあるんじゃないかと期待している。
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