|
|
7月前半
■僕がサイトリニューアルしたい理由(3)
コンテンツの絞込みの方針は比較的簡単に決まったので、メニューを変更して、各コンテンツのトップページを作ってみる。
今度はすべてのコンテンツに対してトップページを作ろうとしている。今は、最新のコンテンツはサイトのトップページにあって、あとはすべて過去ログになっている。しかし各コンテンツにトップページを作って、そこに最新数日分を載せようと思ったのだ。サイトのトップページは、従来通り各コンテンツの最新の寄せ集めになる。
この意味は、新しいコンテンツを作りたいこととも関連する。「うたかたの日々」って、内容がときどきによってあまりに変わりすぎて、よくいえばバラエティに富んでいるともいえるが、節操がないというか内容に統一性がない。
日記だからあたりまえというばあたりまえなのだが、映画とか本の話で興味を持ってくれた人が読みに来ると、毎日毎日飲んで眠ってた話が続なんていうことにもなる。映画とか本の話でも特定のジャンルなどに絞られているわけではない。ミステリの話で興味を持って読みに来てくれていたら、毎日アート映画の話が続いたりとか。逆に本や映画の話よりも、飲んで居眠りしてる話の方が面白いと思ってくれる人もいるわけで。
そんなわけで、書くことをカテゴリわけして、見に来る人が自分の関心のあるところを見に行けるようにしたいと思っていた。そうすれば、自分の関心のある部分を読んで、他に興味があったときに他のところを読みにいけるようになる。
新コンテンツの構想がまとまらないとか、書いていたがやりたいことは簡単にいってしまえば、そういうカテゴリごとの表示ができればそれでよかった。ただ、それをカテゴリごとにミニサイトのようにしたらどうだろうかとか、見せ方をいろいろ考えてまとまらなかった。その裏には、見せ方に関連する、仕掛けの部分も関連するのだけど。
仕掛けのことを言ってしまえば、カテゴリ別表示のできるブログツールを導入してしまえばあっさり片がつくのだが、ブログツールはブログツールで別の理由であまり使いたくなかった。
ブログツールを使いたくない理由はいくつかあるのだが、一番大きな理由は記事の書きこみがリアルタイムの表示になる点である。
もともと日記を主体のコンテンツにしていると、表示される最新の記事は過去の日付になるが、これがそもそも嫌だった。今日表示されているコンテンツは、今日のためのコンテンツを見せたいと思うのだ。
一日遅れとなる日記よりはましでも、結局ブログツールでもそのタイムラグが短いだけで、基本的には変わらない。
日付のジレンマというのは、他にもあって、HTMLを書いたり、日付を指定してコンテンツを作成すると、何日も続けて書けなかったときに飛ばすのか埋めるのか迷う。逆にブログツールのように、日付が自動的に設定されると、過去にさかのぼって書きたいときに不便(ブログツールでも過去のログを書くことはできるのかもしれないが)。
全然話にとりとめがないというか、ぐたぐたいろいろ書いているけれど、こんな風に不満と変えたい気持ちとでもどう変えるのが一番いいのか、わからないまま試行錯誤しているのである。いよいよ、この週末見切り発車の予定だけど、いまだに試行錯誤中。
■『memories of sasaki san』
Mika Sasaki & Various Artistsの『memolies of sasaki san』は 不思議な音楽の詰まったCDである。
時間つぶしに立ち寄った青山ブックセンターでなんとなく目に留まって、買った一枚。ポップに書かれていたのだったか、携帯電話の着信メロディの作成機能で作られた音楽という説明がなんとなく気に入って買ってみた。中身も評判も知らずに購入するのは珍しいことだ。
早速聴いてみたら、想像していたような携帯電話の音ではなくて、もっと深みがある。いまどきの携帯電話の機能ってこんな音までだせるんだろうかと思ったのだが、声のようなものや明らかに別の音も入っていて、携帯メロディとあわせて別の楽器も使っているのかなと思ったのだが、あとで解説を見てみたらちょっと違っていた。
レーベルのpowershovelaudioのサイトにある説明によれば、「本作は佐々木美香から提供された音源を、世界中のツワモノアーティストによってリメイク・再構築された楽曲のコンピレーションです。佐々木はいわゆるミュージシャンではありませんが、彼女の携帯電話に付いている着信メロディの作曲機能のみを使い、日記のように短い曲を作り続けています。」という。
CDのライナーノーツに参加ミュージシャンの一人でもあるYuichiro Fujimotoの文章によれば、もう少しその短い曲のでき方がわかる。「その作業は(作業と言ってしまった方が似合うのだ)、音を作り終えるまで全く聴かずに、自分の中で決められたルールで、メールを打つように組み立てていき、あっという間に一曲は完成する」。
アーティストたちによって再構築された曲とあるが、曲目(全22曲)を見てみると、Mika Sasakiの名前になっているものが5曲含まれている。それだけ拾い出して聴いてみると、電子音中心のこれがオリジナルなのだろうかと思えるような曲が聴ける。しかし、それでも不思議な魅力がある。音楽を自分で作ったりしない僕でさえ、こんな曲を聴いたら自分でアレンジしたくなってくる。
CDを買ってすぐ、初めてこのCDを聴いているとき、みんな自分の携帯電話を取り出して、音楽を作り出した。電話に機能がなかったり、作り方がよくわからなくて、しばらく試してやめたのだが、そんな風に試したく。それは携帯電話で音楽を作れるということの驚きもあるし、Mika Sasakiの曲の不思議な魅力のせいもあるだろう。
かなりお奨め。
powershovelaudioでは試聴もできるのでぜひ聴いてみて欲しい。
|
|
|
|
|