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2005年10月後半
昨夜はライヴから家に帰ると1時半。さっさと寝ようと思ったのだが、なんだかんだと夜更かししてしまって、結局4時近くに寝たので、今朝も寝坊。11時半くらいに目を覚ます。
コンビニでパンでも買おうと思って出かける。隣にあるバイキングレストランの中にあるパン屋さんの前を通ると、日曜日は菓子パン1個100円と書いてあるので、試しに入ってみる。いつも「焼きたてパン」の看板を出していて気になっていたというのもある。
菓子パンというのが気になったが、菓子パンからイメージするアンパンやジャムパンではなくて、よくある調理パンを置いていた。またちょくちょく買おうかなと思う。
アンパンといえば、この間何も見ずにお題の絵を描くという遊びをした。アンパンマンの絵はそこそこ似てるように描けたが、ミッキーマウスとかハイジとかどうにもならなかった。カマキリというお題に、どう見てもアリにしか見えない絵を描いた人がいて、何がおかしいのかと思ったら目が複眼なのも変なのだが、首がないことに気づいて大笑いした。
昼食後、今日やるべきことをリストアップして、順番に片付けることにする。昨日、半日寝ていて、夜も出かけてしまったので、この休みに何もしていない。途中、リストアップしてなかったのだけど、サイトの更新を始めてしまうとあっいう間に時間が過ぎる。
そんなときに突然地震があって驚く。突然激しく揺れて、一瞬にして収まる。まだこのあと大きな揺れがあるのかと思ったが、それっきりだった。テレビをつけてみると震度は3〜4でたいしたことはない。しかし短い時間に激しい揺れ方をしたせいか、ちょっと怖い揺れ方だった。
TODOリストは最後の一つを残したまま、そのあともひたすらサイト更新。TODOリストの最後の一つがこなせないのは項目が大きすぎるのだろうと自分でもわかっている。
夕方、泡盛が切れていたので、近所の沖縄ショップで買ってくる。これで今週も安心。
夜、知人と食事に出かける。
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吉祥寺の街を歩いている。別に人が多いわけではないのだが、なんとなく人が邪魔な感じがする。意味なく、道を曲がってみる。露天に店を広げている人たちが多い。その店先などをみていて、ゲイの何かのイベント中なのだとわかる。
男一人で歩いていると、ゲイだと思われたのかもしれない。髭をはやした男が多いことにも気づく。
駅に向かって少し人ごみの多い道を歩いていくと、指に小さな生き物がいるのに気づく。左のひとさし指の先に乗った2cmくらいのその虫は緑色のトカゲみたいで、ただ頭の部分がメデューサ状に触手の集まりのようになっている。
指に吸い付く足の吸盤かなにかのせいか、指先がちくちくするので振り払おうとする。
後から、知らない人が、その虫に気づいて話している声が聞こえる。
「ほら、××カメレオンだよ。めずらしいね」
何というカメレオンなのかよく聞こえなかったが、合点がいく。せっかくなので捨てずに持ち帰ろうかと思い、指先の痛みは我慢する。
中島敦の「かめれおん日記」の写真を思い出す。あの中ではマッチ箱に入れて運んでいたんじゃなかったっけ。マッチ箱みたいな手ごろな箱があればいいのだが。
カメレオンが指から離れたので、痛かった人差し指をみると、ちょうど切り取り線のように人差し指の先を点線上のアナが並んでいた。
駅のビルにある店の二階にあがると、店内に流れる音楽がいい。なんていう曲だろうと思うと、CDのほかに珍しくターンテーブルが廻っている。音楽は、足元のスピーカーから流れていた。音楽が終わると、ターンテーブルから針が上がる。このレコードだなと思って、レーベルを読もうとしていると、店のカヒミ・カリィみたいな女の子が問いかけてくる。
今の音楽は、このレコードか聞くと、その音楽はどこから流れていたか聞くので、足元のスピーカーを示す。
彼女は首をかしげて、こっちじゃないかと別のスピーカーを指す。違うようだというが、彼女はこっちだったら心当たりがあるんだけどと応えて、左奥のディスプレイにあるレコードを示す。そこにはエリック・サティと書かれていた。
確かに、サティっぽい曲であった。
買うか聞かれて、今日は止めておく。そもそもアナログプレイヤーを持っていないことを忘れていたが。
代わりに、布製の黒い手袋を買って店をでる。歩きながら、隣の店の前を通ると、手に持っていた手袋のはいった袋をさかさまにもっていて袋にはいっていた商品説明のタグなどを落としていることに気づく。
ブーン、ブーンという音がして、携帯の目覚ましが鳴っていること気づいて目を覚ます。妙にはっきりした夢を見た。
忘れないように最初から思い返すが、はっきりしていて曖昧さがない。たいてい夢なんて思い返しているそばから曖昧になってわからなくなってしまうのに。思い返しているうちにまた眠りそうになって慌てて起きて書き留める。
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3時間睡眠でちょっと眠い一日。遊びに行きたいがそれほど時間がない。
雨は夜になって激しくなる。駅から家まで歩く間にズボンの裾が濡れるほど、雨は地面にぶつかり跳ね上がっている。そして大きな水溜りができたり、水が勢いよく流れている。
クリスタルガイザーのスパークリングウォーターを買ってみた。これで泡盛の水割りを作ったら、サワーになっておいしいんじゃないかと思って。発砲ミネラルウォーターにほのかなレモンの香りのする硬水だ。でも思ったほどではなかった。
500mlのクリスタルガイザーを飲みきるまで泡盛を飲む。
眠いから早く寝ようと思ってたのに、もう0時半になってる。それでもいつもより早いんだからさっさと寝るか。
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6時、目覚ましが鳴る。眠い、眠すぎる。もう30分だけと思って朦朧とする。
6時半起床。風呂を沸かす。一日の計は朝風呂にあり。ほんとか? 朝食をとり、入浴。気持ちいい。久々に、昨夜録画セットしたテレビ番組の録画状況を確認。録れてなかった。とほほ。
メールで、31年間このときを待っていた!というマリナーズファンからのメール。すぐに返信する。
多忙な一日は、タイムシェアリングで一日が過ぎ、家に帰ってきたのは0時半くらい。
泡盛を飲む。
ずっと読んでいた『イーディスの日記』(上)(パトリシア・ハイスミス 河出文庫)を読み終える。いったい何日かかっているんだろう。しかもまだ上巻が読み終わったところ。ずっと今にも崩壊しそうな家庭が、異常になりそうなイーディスが、微妙なバランスを保っている。上巻を読み終えても起こるべき事件が起こりそうで起こらないというのがなんかすごい。
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最近、「貞操問答 あらすじ」でアクセスしてくる人が最近多い。
「貞操問答」は再びブームなのか? 僕も読んでいないのであらすじは知らないのだが、読んであらすじを載せなくちゃいけないような気にだんだんなってくる。
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何のことはない。検索したら一発でわかった。『貞操問答』って昼メロにドラマ化されてたのか。テレビを見ないから全然知らなかった。
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今日も飲んだのだが、一緒に飲んでいた友人が家まで帰れなくなったらしいのでうちに泊める。この人、毎日のように飲んでいて、家に帰るのは一週間に1回か2回というつわものなのだ。
1時半くらいに帰宅。テレビをつけてちょっと息抜きをしてから寝る。
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昨夜、人を泊めたので、朝起きてから、家を出るまで、なんとなくマイペースが崩れる。
ごくごくくだらないこと、何の意識もせずに動いてしまう行動などにも、というかそういう無意識な行動にこそマイペースがある。そういう習慣などを知っている家族でもペースを崩されるようなことをされるとうまくいかないが、他人となるとどういうペースで動いたらいいのかもわからなくて戸惑うといった感じか。相手のペースに合わせて、自分も動かなくてはならないのがきつい。
夜は比較的早く帰宅。早めに寝て最近不足がちの睡眠を充足することにする。
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一日中人と会ってた気がするドタバタした一日。
とにかく誰かに聞かないことにはわからないので、知っている人を探しては話を聞いたり、お願いをしたりした。
最初の人は名前を知っていてもしかしたらと思ったら相手も覚えていた。多分、もう10年以上も前に会ったことのある人じゃないだろうかと思う。
その人の紹介で別のところへ行くが、ここでも数年前にお付き合いのあった方に話を聞くことになる。行く先々で、知り合いがいて狭い世界だなぁと思う。
さらに紹介された人、辿って辿って辿って、3人目の人に多大な協力を得る。
朝から廻っていて、夕方に一つの決着。
夜は23時過ぎに帰宅。今週は行ってみたいライヴが3本あって、1本くらい行けるかと思っていたが全滅。なんとなくやりたいこともできていないので、ちょっと夜更かし。気がつけば4時になる。
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昨日は夜23時過ぎに帰宅。一週間、好きなことが全然できなかったので、好きなことをずっとやっていたら、4時になってしまい、慌てて寝た。
夜更かしのせいか、今朝目を覚ましたら昼くらい。まだ眠いと思ってまどろんでいたら15時になってしまって慌てて起きる。
WillcomとMicrosoftとシャープが組んで、日本初のスマートフォンが発売になるらしい。12月発売予定のW-ZERO3についてのWillcomのサイト、メーカーのシャープのサイトをそれぞれリンクしておく。
京ポン2を待っていたけど、こいつがでちゃうとこれが欲しいなぁと思ったりしつつ、いろいろ細かい仕様をみるとちょっとでかいなぁとかいろいろ思う。もう何機種か出るうちに、洗練されて本当に使えるものになっていくのかもしれないけれど、今時点でもちょっと気になるなぁ。
夕方から辻香織とカスタネッツ牧野元が組んだツジマキのライヴを聴きに行く予定だったが、いろいろあってなかなか出かけられず諦める。
『貞操問答』のために、「貞操問答 あらすじ」で検索してきたアクセスが多いので、とりあえず菊池寛原作の『貞操問答』のamazonへのリンクをつけてみた。
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昨日というか、もう今朝になるが、3時頃寝ようと思っていたら、ものすごく大きな音が聞こえる。なんだろうと思ったが、そのまま忘れているとまた音が聴こえる。
それが何度か続くので、雷かなと思って、外を覗いてみた。空が光り、遅れて雷の落ちる音が聞こえる。よく見ると手すりなども濡れているようで、多少は雨が降っているようだった。
夜中に雷が鳴ってもよく考えてみたら別に不思議なことではない。だけど、雨の音などがなかったから不思議に思ったのだろう。と思っているうちに、土砂降りの雨の音。明日もまた天気が悪いのかなぁと思いつつ眠る。
朝目を覚ますと、夜中の雷雨が嘘のような好い天気だった。
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午前中はサイトの更新。
amazonからDVDなどの発売予定の案内が来たのを見て、妄想手帖にDVD発売予定などを追加。CDやDVDの発売予定が比率的に多くなると広告ページっぽくなるのが嫌。あと、ライヴ予定に写真が載せられないので、これもamazonの商品リンクを利用して画像を載せてみたが、数が少ないときにはいいのだが数が増えるとやっぱり広告っぽい感じがする。でも写真が全然ないのは淋しいし、難しい。
またまた『貞操問答』の話だが、そんなことをしながらamazonアソシエイトの統計情報を確認したら『貞操問答』(菊池寛 文春文庫)へのアクセスが、いきなり一位に躍り出ていた。あくまでアクセス数であって、注文数ではない。注文は実は0件。
これまでベスト1はほぼ常に『石原さとみファースト写真集』で、これも検索で来ている人が多くて、アクセスが増えている。こちらもあくまでアクセスであって、注文数ではない。注文はこちらも0件。なんで『石原さとみファースト写真集』で検索に引っかかるのかというと、まだ石原さとみが今ほど認知されていない頃、というか「J-phoneのCFの女の子」として話題になった頃にネタで書いたのが、いまだに根強く検索結果に残っているというわけ。
ときどき、日記のネタにamazonの商品アクセストップ10とかやってみようかなと思うのだが、毎回日記の内容に関係ないものが上位っていうのも情けないのでやってないのだけど、やってみようか。ちなみに売れ行きトップ10ではなくて、アクセストップ10なのは、売れ行きだと全部一列に並んでトップ10にならないからである。ははは。
アフィリエイトで儲けようと思ったら、それなりの工夫をしなくてはならないと思うので、自分の好きなことを書くサイトとして続けるのなら売れなくても仕方ないかなと思っている。儲からないのならなんでやってるの?っていう疑問があるかもしれないけど、amazonにリンクすれば商品画像を載せられるからね。
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というわけで、時期が半端だけど、今月1日から22日までのROJIXからのamazonの商品へのアクセスTOP10を載せてみます。10位が5商品あるので同率10位ってことで全部載せておく。
【第10位】
『memories of sasaki san』sasaki mika [CD]
オススメとして、露地録に書いているので、アクセスがあるのは嬉しい。というかアクセスがないと話にならない。
『デンジャラス・アンド・ムーヴィング~スペシャル・エディション(初回限定盤)』t.A.T.u. [CD]
妄想手帖に発売日直前に載せただけなのに、上位にいるのはちょっと不思議。まあ、やっぱり話題性があるということか。
『宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション』[DVD]
これも露地録に書いているので、アクセスがあるのは嬉しい。世の中一般的には評価が低いと思うのだが、これは傑作だと思うよ。これが面白くない人は、たぶん僕が勧めるものを面白いと思わないだろうから、一種の試金石みたいに使えるかも。
『火曜日のボート』Quinka, with a Yawn [CD]
これもいうまでもないと思うけど、お勧め。amazonで同じ商品が2つ以上売れたことはたぶん2回くらいしかないと思うのだけど、『火曜日のボート』は数枚売れた例外的なケース。アフィリエイトで儲かるとかどうとか関係なく、嬉しいことである。
『阿修羅城の瞳 プレミアム・エディション』[DVD]
これも妄想手帖に載せただけなので、上位にいるのはちょっと不思議だけど、やっぱり話題性があるのかな。
【第8位】
『t.A.T.u.』t.A.T.u [CD]
t.A.T.u.が一世を風靡したときに書いた日記からなので、ひたすら検索エンジンの力だね、これは。しかもt.A.T.u.に興味があるというより、美少女・女子高生みたいなキーワードの画像検索を経由して来ているので、ちょっと情けない。
『姑獲鳥の夏 京極堂BOX (完全限定生産)』[DVD]
映画館で3回観たりとか書いているし、多少は日記などの影響力あるかもしれないが、単純に京極夏彦人気だろうな。
【第7位】
『ユリイカ 2004年9月増刊号 総特集 西尾維新』[書籍]
これも妄想手帖に載せただけなので、西尾維新人気のすごさを物語っていると思う。僕は興味を持ったけど、結局買ってないしね。当然、読んでいないので感想も載せてない。
【第6位】
『春待ち詩』辻香織 [CD]
ライヴに行った時に載せたので、それから2週間くらいのコンテンツへのアクセスが単純に反映されている。こういう結果は嬉しい。感想を書こうと思いながらまだ書いていないけど、最近毎日聴いているくらいお薦めである。
【第5位】
『光る海』辻香織
同じく辻香織。紹介したのは『光る海』の方が先だし、ライヴ情報にも写真としてつけているので表示回数は多いはずだけど、『春待ち詩』とあまりアクセス数は変わらない。これもお薦め。
【第4位】
『ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い』西尾維新 [書籍]
妄想手帖に載せている未刊行本なので、感想などは書いていないのに3位というのは、これまた西尾維新の人気を示しているということだろうか。検索で、アクセスしてきているわけではなさそうなので、ROJIX読者に西尾維新に興味を持っている人が多いのかな。
【第3位】
『石原さとみ主演「赤い疑惑」DVDBOX』 [DVD]
これは『石原さとみファースト写真集』のアクセスがあまりに多いので、同ページにリンクを張って意図的に誘導してみている。なのでこれで順位が上がるのはSEO的には非常に正しい。でも買ってもらえてない。といっても写真集も売れてないからしょうがないけど。
【第2位】
『石原さとみファースト写真集』 [書籍]
今まで1位だったのに、2位に脱落。イメージ検索でなんでアクセスが多いかは、扇情的な画像を見れば一目瞭然だよね。でも、この写真を見るたびに、イジマカオルの写真集『最後に見た風景』を思い出して、このポーズって死を喚起させるよなぁと思う。
【第1位】
『貞操問答』菊池寛 [書籍]
いきなり10月初登場にして、1位に躍り出た『貞操問答』。いつまで1位を維持できるのか!
以上、アクセスTOP10の発表でした、とかね。うーん、……疲れたわりにむなしい。
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久々に殊能先生の日記を読んでいたら、殊能将之関係で新刊とDVD新譜があることを知る。久々というのは、殊能先生の日記を最近読んでないというのではなく、他のサイトもアンテナ登録してあるものさえ最近廻りきれてない。
で、一つ目。殊能 将之編で、26日アヴラム・デイヴィッドスンの作品が翻訳出版される。奇想コレクションの1冊として出版される『どんがらがん』がそれ。河出書房新社。編集の話とかチラホラ出てたけど、半分冗談かと思ってたよ。
二つ目は、なんと池田敏春監督 、出演豊川悦司、麻生久美子で映画化された 『ハサミ男』のDVDの発売。これはまだちょっと先で、11/25。映画祭での上映後の評判も今ひとつだったし、映画館での上映後もあまり感想とか観かけていないのは、原作に対する思い入れとかいろいろあるせいか評価が辛口になってるのかなと思う。でも、個人的にはかなり気に入ってる。感想は書こうと思いつつ、例によって書けないまま時間が経っちゃってるんだけど。結構深く書きたいので、さわりを書いてもネタバレになってしまうからなかなか書き出せないというのもあるかもしれない。
せっかく節約生活をしているのに、いきなり欲しいものリストに2件追加か。しかし、こうなると殊能将之自身の新作が読みたいところだよなぁ。
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「貞操問答 あらすじ」の検索は相変わらず激しい。アクセスのほとんどはこの検索結果。
田中さんが『バタフライ・エフェクト』を観た感想に、コメントをしたのだけど、ここにもメモ。似ている作品名を挙げているので、ある種ネタバレ的なところがある。そういうのが嫌な人は読み飛ばししてください。といっても、短いので目に入っちゃったよという人にはごめんなさい。
『バタフライ・エフェクト』自体は、割と気に入っているので、またいつか別のところでちゃんと書こうと思っている。
『バタフライ・エフェクト』のストーリーって別に新しくなくて、ケン・グリムウッドの小説の『リプレイ』の焼き直しっていう気がした。日本だと北村薫の『ターン』が似ていると思うが、これはグリムウッドと時期が同じか先行しているかしていたような気がする。そんなことを思い出していたら、宮部みゆきの『ねじの回転』なんかも似ているなと思った。こちらはあきらかにグリムウッドや北村薫よりあとだけど。
タイムパラドックスものに限らず、SFが映画化されるとき、SFの「文法」というか「常識」的なことを知らない観客に理解させるためだろうと思うのだが極端に単純化されてしまう傾向がある。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが名作だとは思いながらも、SFとしてはかなり舌足らずな部分に不満があるのだが、パート3へのつなぎ的印象が強くて魅力の乏しい『PART2』が、エンタメ系にしては「複雑系」的に頑張っていたのかもしれないなと思った。
最近好きなのでは、同じ複雑っぽいのにリリカルな作品に仕上がっている恩田陸の『図書室の海』という短編集に収められた一編がわりと好き。
1反復だけだけど、ハインラインの『夏への扉』はSF小説だけあって、もう40年以上前にその原型を持っている。名作だけのことはある。しかし、よーく考えてみたら、そもそもタイムマシンを最初にとりあげた、ウェルズの『タイムマシン』で変わらない過去を繰り返し変えようとするっていうところから始まるんじゃなかったっけ。ぼけてるなぁ。
話を『バタフライ・エフェクト』に戻すと、この映画は映画館で観てるけど、DVDの別バージョンの結末ってのが気になってる。田中さんは、たいしたことはなかったと書いているけれどちょっと観てみたい。
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ちょっと忙しかった原因が一つ片付いた。また次に続くのだけど、とりあえず今日で終了。
夜は久米島の久米仙でお疲れさんと自分を慰労する。
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映画などもずっと観に行く暇がなかったので、観に行ってくる。
まずはいまさらだが、『チャーリーとチョコレート工場』。ジョニー・デップ、いいキャラ出している。しかし、憎々しい子供たちがほんとうに憎々しくていい。表向き子供向け映画なのに−−子供を連れた客も多かった−−、こんな悪意一杯でいいんだろうか。いや、子供は悪意一杯の方が喜ぶかもしれないけれど。
続いて、打って変わってホラーの『蝋人形の館』。あんまり期待していなかったのだが、思っていた以上に怖くて面白かった。『十三日の金曜日』プラス『サイコ』的。映画の中で『何がジェーンに起こったか』の一部のシーンが流れるという趣向も。クライマックスは「蝋人形の館」のタイトル通りのクライマックス。図らずも、全く違う映画なのに『チャーリーとチョコレート工場』のあるシーンが予告的な奇妙な偶然があったのが面白かった。
2本観たので帰ろうかと思ったが、さらにもう一本『ビューティフル・ボーイ』を観ることにする。女の子になりたかったタイの貧しい家の少年がムエタイの選手になる実話を元にした話。「性同一性障害」という言葉などがなかった時代に、オカマのムエタイ選手として戦い続けてきたのは辛かっただろうなぁと思う。今は女優として活躍していて、映画にも一シーン出てきていた。
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本屋に寄ってみたら、そろそろ手帳の販売の時期がきたようで、本屋でも手帳が目立つところに置いてある。本屋においてあるのは数種類と、手帳の使い方ノウハウ本みたいなものしかない。それで文房具屋を覗いてみたのだ。
手帳は電子手帳に移行して数年立つが、最近紙の手帳にまた興味を持っている。手帳は予定を書いておくのが中心で、結果的に実際の行動記録にもなる、という使い方をしている。しかし行動記録の面では、どうも電子的に扱うと不便を感じることが多い。もちろん、検索等は便利なのだが記録って目的を持ってみない、ただざっと眺めるようなアナログ的な見方が欲しくなる。そんなときに電子手帳的なものは不便なのだ。
そんなわけで、最近記録専用の手帳というのを使っている。これは、たまたま余った手帳があったので、そんな利用を始めたのがきっかけなのだが。
で、紙の手帳を使ってみると、昔から感じている不満にぶち当たる。手帳の時間表記って、8時から20時くらいが中心なのである。まあ、仕事の打合せなどの利用という点ではそれが普通の範囲なのだろうが、個人的には仕事だけに使うとしても最低でも23時くらいまでは欲しいと思っている。
プライベートも含めて使うとやっぱり24時間あるほうがいい。平均起床時間が6時で、平均就寝時間が3時、たまに早起きして3時くらいに起きたりなんてこともあると8時〜20時なんて短すぎて話にならないのだ。
もっともそんなに細かいメモリがなくても、紙の手帳であれば余白を使って夜中だろうが、朝までだろうが自由に書き込めるのだから、どうにもならないわけではない。でもできれば、均等の幅で24時間のタイムテーブルが欲しいと思うのだ。それがなかなか見つからないのだが、今日そんな24時間タイムテーブルのシステム手帳用の中紙があるのを見つけた。「新・24時間対応」とか、そんなようなマークがついていたので、やはり新しいタイプなのだろう。今度買うならこれだと決めた。
しかし、24時間表記が出るっていうのは、需要がそれだけ増えたということだろうか。やっぱり24時間働く人たちが増えているのかもしれない。
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夜、できればライヴを聴きに行きたいと思っていたが都合がつかず行けずじまい。20時くらいから軽く飲みに行く。20%引きの割引券があったので、ちょっと安く済む。
昔考えたバカ理論というか、そんなことについて最近ちょっともう一度考えている。この理論では、要するに世の中人を4つに分類してしまう。どう4つに分けるかというと、バカとリコウ、いい人と悪い人。例えば、バカでいい人とか、リコウで悪い人とか4つの組み合わせになる。これに加えて、「バカには好ましいバカと腹立たしいバカ」がいるとか、「いい人は出世しない」とか、ひどいことを平気で一刀両断する理論なので、よくこの話をしていたときには、話はバカ受けするのだが、大笑いしながら「ろじさんはひどい人だ」とか言われていた。
最近、久々に考えていたら、定義が曖昧だった「いい人」と「悪い人」の定義とか、わかっってきたりして、面白くていろいろ考えているのだ。「ひどい人」についてもこの理論に当てはめて考えると、なぜ「ろじさんはひどい人だ」といわれるのかが明解にわかったりする。
バカ理論の話をしていたのは、たぶんもう7、8年前だと思うのだけど、4つに分類するという基本以外は何も変わっていない。それなのに最近考えているといろいろと考え付くのは結局これって人間観察の結果だからなんじゃないかと思っている。つまり7、8年の間にいろんな人を見てきて、4つの分類を当てはめるサンプルがかなり増えたということなのだ。
今、さらに進めたいのは、いろんな人を4つの分類のどこかに入れて、それによってその人の行動を説明してみるということである。
最近、「何もしないのにものが壊れたり、なくなったものがとんでもないところから飛び出す人」の秘密とかわかったのだけど、この4つの分類に収めて説明できないか考えていたら「なぜバカは自分がバカだと気づかないのか」とか説明する理論ができた。またひどい人っていわれそうだが。
そんなわけで、もうちょっとこれを進めると、霊が見える人や妖精が見える人やコリン星から来たと思ってる人の秘密を解き明かすることもできるようになるはずである。
そのうち本が書けそうだな。
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休養する一日。
ずっと読んでいた『イーディスの日記』(下)(パトリシア・ハイスミス 河出文庫)をようやく読了。上下2巻だが、1冊が薄めで、2巻あわせてもちょっと厚めの1冊にしかならないのになぜか読むのに時間がかかった。物語の中で進む時間の経過が速く、長い期間の物語というのが何か関係しているのだろうかと思った。24時間の出来事を描いた小説だったら、もっと短い時間で読めてしまったのかもしれない、などと思う。
少し前にトップページの日記を最新1日分から一週間分に変えてみた。一週間だとちょっと多い気がするので3日分くらいにしようかと思うが、それだとちょっと手直しが必要なのでとりあえず。
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再び休養する一日。
昨夜、珍しく早く1時くらいに寝ようとしたら一向に寝付けない。考え事を続けるのにも飽きて、半ば起きてボールペンとメモを持ってある検討をしてみたり、その間iPodで音楽を聴いたりして、4時くらいにようやく眠くなってきた。普段は布団に入って数秒で眠りに落ちるのに、早寝しようとか慣れないことをするもんじゃない。そもそも夕方も昼寝してたしな。
そんなわけで朝寝坊。10時過ぎに起きて、朝食後なんとなく過ごすうちに居眠り。昼食を挟んでまた居眠りしている。しょうもない。
夜は、Quinka, with a Yawnのライヴに行くつもりだったが、諸般の事情で断念。夜は瑞泉の黒麹・全麹仕込みという白ラベルを飲む。
読書は小川洋子の『まぶた』(新潮文庫)を読み始める。短編というのは世界に入り込むのに時間がかかるのでどちらかというと苦手なのだが、この作品集はすらすらと頭に入り、読み進むのが早い。どこか、小川洋子的世界というデジャヴも、物語世界に入り込みやすくしているのかもしれない。と思っていたら、表題作「まぶた」は『ホテル・アイリス』(幻冬舎文庫)の原型的な物語だった。それまで読んでいた作品も、原形はとどめなくとも似たようなエピソードなどに使われているのかもしれないと思った。
今日は「まぶた」までの3篇、ページ数では本の半分くらいまでを読んで中断する。残りの方が短いものが多いのか、5篇残っている。
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夜、出先で近くにいい店があるので飲みに行こうと誘われて飲みに行く。場所は狭くて、人が多いせいかちょっと騒がしい。ただ、酒屋の上にあって、酒屋で買った酒代プラス500円で飲める。料理もそれなりによくて、狭さと騒がしさを除けば結構いい感じ。最初はビールであとはワインを飲んだのだけど、ボトル1本2000円台なので一人3千円かからずにそれなりのひと時を過ごす。
二軒目に行きつけのバーへ。ハロウィンの飾りつけがされていて、ビンゴとかのイベントもある。適当に飲んで帰る。
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