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2006年1月後半
録画しておいた「アンフェア」1回目を見る。
稲垣金田一の脚本と同じ佐藤嗣麻子の脚本。割と面白い。原作を読んでいないので、単純にドラマを見られるせいもあるかも。
これまた録画しておいた「白夜行」1回目を見る。
原作の最後のシーンから始まることをサイトの紹介文で知るが、ミステリの最後を最初に見せてしまうということにちょっと抵抗を感じていた。
原作では19年間の物語(テレビでは14年とかいっていたような気がするが)という長い物語なので、大河ドラマのように、主人公たちの少年時代から始まる。最後のシーンから始めるのは、ドラマの編成上の工夫というか、当然の脚色だなと思っていた。
で、見てみたら、最後のシーンどころか、最初の事件の謎、真犯人も動機もなにもかもすべて描いてしまった。
ミステリファンとしては、ええっと思ったが、でも逆に、原作のストーリーを再構築するという姿勢に納得する面もある。というわけで、思ったよりずっとよくてちょっと続けてみてみようかと思った。
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突然テレビっ子になって、今日もテレビ三昧。まずは、「Ns' あおい」の2話。
石原さとみ扮する看護師あおいが、どうしようもないダメ病院に飛ばされてきて活躍する。突っ込みどころ満載というやつで、漫画みたいな話だが、原作が漫画なので当たり前か。
しかし、ものすごくシンプルで判りやすい。石原さとみの主人公は善良で熱心な看護師だし、冷血そうでその実いざとなったらあおいを助ける先輩看護師の杉田かおるとか、ぐーたらっぽいのにやっぱりいざとなったら一番頼りになる医師の柳葉敏郎とか、患者を金で判断する医師の西村雅彦とか、いい人悪い人がはっきりしている。
1回目を見てなくても大丈夫な1話完結。徐々にいろんな事実が明らかになったり、病院の中が変わっていったりするんだろうけど。という、ドラマとしては、いやドラマってあまり見ないのでよくわからないけど、たぶん王道をいってる。
石原さとみも大河ドラマくらいしか見たことないのだが、百面相のように表情を変えていて、大げさなこの物語では魅力がものすごく出ているように思う。
そんなわけで、1話目を見てくだらねーとか思ってるのにまた見てしまった。
同じくだらねーとか思った「西遊記」は、ドラマの歴代視聴率でも4位とかなんとかニュースになっていて、評判がいいようだけど、僕は2回目以降見る気がなくなった。香取慎吾の表情だけ見てると、石原さとみに負けず魅力的なんだけどね。
そういう意味じゃ、「Ns' あおい」はやっぱり面白かったってことか(僕的に)。
たぶんステレオタイプなところがいいんだろう。足りないとしたら、水戸黄門の印籠にあたるものがないところかも。
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続いて、昨日録画で1話目を見ておいた「アンフェア」の2話。
こちらは1話を見ていないと、登場人物たちの関係が若干わかりにくい。でも、1話ですべて説明されているのではなくて、徐々にわかっていく。って、連続ドラマなんだから当たり前か。
1話目で3人、2話目で1人、早くも4人殺されてしまうというハイペースな展開。こんなにどんどん人が死んでいくというのは、もしかして4話くらいで完結してしまうのかと思ってサイトを見に行ってみたら、全11回だった。
とりあえず、ミステリの常道からすると犯人は一人しか思いつかないのだが、どうなんだろう。アンフェアというタイトルどおり、アンフェアな犯人というのも考えられるかも。
篠原涼子ってドラマとかでまともに見るのはほとんど初めてのような気がするけど、こんなかっこよかったのかとちょっと感心。
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比較的早く帰宅。飲んでソファで沈没。
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新しい仕事が決まったのでお祝いに飲みに行く。場所はチェーン店の蕎麦屋。蕎麦屋で飲むのも久しぶりだ。一時期は週に一度は蕎麦屋で飲んでいたのに。しかしやっぱり蕎麦屋で飲むのはいい。居酒屋的な要素があって、つまみ類は居酒屋と変わらないのであまり蕎麦屋っていう感じがしないのだが、最後に蕎麦で締めるのがいい。蕎麦屋に行きたくなってしまう。
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午後、飯田橋で打ち合わせ。夕方から、昨日も飲んだ人と二人で飲みに行く。昨日も飲んで話していて、今日は仕事の打ち合わせもしたあとなので、話は個人的な話になっていく。4時間くらい話していたが、話はつきなかった。
帰宅してWebを見ていたら、httpsの接続だけできなくなる。サイトの問題かと思って、別のサイトで試してみても同じ現象が起こる。明日調べようと思って寝ることにする。
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昼過ぎに起き、外を見ると雪が降っていた。いつもは閉じているカーテンを開けて外を見えるようにする。東北の方では連日大雪の被害が出ているニュースが流れているが、関東ではほとんど今年初めての雪といっていい。かなりよく降っているので、テレビをつけて交通情報などを確認する。
食事をとってから、インターネットの接続確認。昨日の夜、突然インターネットの接続がおかしくなったのだ。接続を確認しているうちにPCの方がおかしくなったので、ブートしたら回復。無線LANのルータの電源も一旦切ったので、正確にはどちらが悪いのかわからないがPCがおかしかった可能性が高い。
夕方、買い物に出かけ、途中で図書館に寄る。数日前、インターネットで図書の貸出状況を確認したら、なぜか僕の借りていない雑誌を借りていることになっていたのでその確認に。
ついでなので何か借りようかと思ってぶらぶら館内を見て歩くと、『エリ・エリ』というタイトルが目に留まる。もしかして『エリ・エリ』とは「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」ではないのかと思ったからなのだが、思った通りだった。『エリ・エリ』は平谷美樹という人の作品で、第一回小松左京賞受賞作だった。
なぜ気になったかというと、来週公開の青山真治の新作のタイトルが『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』なので、映画の原作なのかなと思ったのだ。目に留まったのも何かの縁と思って借りて帰る(借りたのは角川春樹事務所の単行本だが、写真はハルキ文庫。表紙のイラストは同じようだ)。
貸出の手続きを見ていると、(1)図書館カードのバーコードを読み込む、(2)本のバーコードを読み込む、(3)貸出カウンターの上にあるバーコードを読み込む、という3ステップで貸出手続きを行う。
借りていない雑誌を借りたことになったのは、もしかしたら(3)のステップでエラーになったのに気づかずに次の人の貸出手続きをしたのかなと思った。(3)が終了しないまま次の人の手続きに入ると、(1)が2冊目の本の入力として処理されて、たぶん該当書籍がないエラーになって、次に借りる書籍を読み込むと僕の2冊目の本として認識されるのではないか。
でも、その場合、(3)の入力ミスを見逃していて、さらに次の人の(1)のエラー時に気づかないという二重のミスを見逃していることになる。株式発注エラーがあれだけ起こっていることを考えれば、こんな二重のミス見逃しもありえないことではないけど。
家に帰ってきてから、『エリ・エリ』をパラパラ見た感じと『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』のサイトのあらすじとはあまり似たところはなさそうだ。またサイトには、原作の記述が見当たらない。ということは映画とはまったく関係ない小説かもしれない。「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」って聖書の言葉だから、タイトルが重なることもあるだろう。
雪も降っているし、しなければならない雑用も片付いたし、夜は映画を観に行こうかと上映スケジュールをチェックする。しかし、どうも時間が中途半端だ。雪だから映画館も空いてそうでいいという反面、あまり夜遅くの終了だと帰りの電車が心配である。そんなわけで、腰が一気に重くなる。
そんなわけで、ワインを飲みながら録画したドラマでも見ようと思う。「白夜行」の2回目を見る。原作とは少年の性格が正反対のようだ。「白夜行」のあと他の録画も見ようと思っていたのだが、ワインを一本空けてしまったら、ソファでいつの間にか眠ってしまった。
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昨夜、ワイン1本が効いたのか、テレビ(というか録画)を見ているうちにソファで寝てしまって、気がついたら3時だった。
目を覚まして、日記などを書いているうちにだんだん外が明るくなってきて、陽が昇ると昨日の雪が嘘のような好い天気である。ちょっと早起きだけど起きちゃうかという気分になってそのまま一日が始まる。
そんなわけで、今日はちょっと早起きの3時起床(ちょっとじゃないです)。
たまっていた日記を一通り書いた後、『エリ・エリ』(平谷美樹)を読み始める。わりと面白い。
神を信じる信者たちが自殺するという現象が起きているエピソードから始まる。映画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の全世界で自殺病が蔓延するというのに似ているなと思う。もしかしたら、青山監督の映画も元はこの小説を映画化をしようとしていて違うものになったのかもしれない、と思った。
夜、映画を観に行く。時間のちょうどよかった『Mr.&Mrs.スミス』を観る。最初のうち、物語の展開がちょっとのんびりした感じで退屈するが、二人の正体をお互いが知ると急展開で面白くなる。
二人の戦いが始まったところで思ったのは、この映画の発想は夫婦喧嘩を徹底的に殺しあうまでやったらどうなるか、っていうところから始まったんじゃないかと思い始める。最後まで見てやっばり、この映画は「ハイテクと膨大な銃火器とカーチェイスを駆使した夫婦喧嘩」だと思った。
最初にプロローグ的に、二人がカウンセラーの元を訪れるシーンから始まるのだが、途中でこれが「夫婦喧嘩」だと思ったら、ラストシーンの想像がついた。案の定思った通りの結末だった。そこまで先が読めちゃうような、このカウンセラーのプロローグ・エピローグはいらなかったんじゃないか。
合間には『エリ・エリ』を読む。結局、半分くらいまで読んだ。今日中に読み終えてしまいたかったが仕方ない。
さて、今日は早起きしたので早く寝なくちゃと思っていたのにもう2時を過ぎた。急いで寝る。
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昨日の「早起き」が祟って、夕方を過ぎるとなんとなく眠い。ルーチンワークで一日が過ぎて、それほど遅く帰ってきたわけではないのだが、やっぱり早く寝られない。記録するような出来事が思いつかない一日。
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朝からちょっと遠出して打ち合わせ。昼は珍しく外食。午後の別件の打ち合わせは中止になるが、夕方から別の打ち合わせが入る。夜はさらにまた移動して今日は5箇所を転々と移動する一日。打ち合わせのはしごだ。
最後の打ち合わせで一緒だった人と軽く飲んで帰る。飲みもはしご。
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慌しい一日。深夜帰宅。
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『エリ・エリ』(平谷美樹)読了。深夜帰宅。電車の事故も重なり、家に着いたら1時半。
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JScriptの本を読む。しばらく見ないうちにずいぶん大きくなったねぇという感じ。
夜、送別会で飲みに行く。夜中に帰ってきて、テレビを見ているうちに眠ってしまう。6時過ぎに目を覚まし、さてどうしたものかと思うがやはり寝ることにする。
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12時半起床。再放送の「功名が辻」と、録画してあってテレビドラマを見る。「白夜行」と「アンフェア」。たっぷり寝たはずなのに、夕方眠気を感じるので仮眠をとろうと思ってベッドにもぐりこんだら、21時まで眠ってしまう。3時頃寝る。今日もテレビを見てただけだ。
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9時起床。朝から日記を書くがアップできるところまでまとまらない。昼から出かけて、あとはのんびり過ごす。夜は外食、大河ドラマ「功名が辻」などを見る。テレビっ子。
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『エリ・エリ』(平谷美樹)は、第一回小松左京賞の受賞作である。なんとなく図書館の書架を眺めていて、『エリ・エリ』というタイトルが目に留まったのがきっかけで読んだので、何も事前に知識を持っていなかった。目に留まったのは、ちょうど今公開している青山真治監督の映画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の原作かと思ったからだが、映画の原作ではなかった。ただ、「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」(わが神わが神なんぞ我を見棄て給ひし)の言葉に通じる部分があってたまたま似たのか、『エリ・エリ』の冒頭、宗教を信じている者たちが自殺に走るという点は多少、映画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』に似ているかもしれない。映画の方は未見だが、自殺病が蔓延る近未来が舞台という風に聞いている。
『エリ・エリ』は、2054年という近未来を舞台にして、相互に関係のない複数の話が交互に語られる。一つは日本の東北の田舎町に住む一人の神父が自身の信仰に揺らぐ話。一つは、複数の分野で博士号をもつアメリカ人の博士がが木星に行く話。もうひとつは異星人に異物(インプラントという)を埋め込まれたと信じている精神分析医の話。さらに各章の頭には、イエスが「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」と叫ぶことになる磔にいたる一連の出来事が語られる挿話がある。これらは一見全く関連のない出来事のようだが、徐々に一つの事件へと収束していく。
これらの物語を繋げるものについては、この物語の醍醐味なのでここでは語らない。ただ、神の存在を問うことが一つの大きなテーマであるということは、タイトルからも想像がつくだろう。神の存在を問うという壮大なテーマは、巻の終り近くになっても広がりつつあって、ときどき残りのページ数を確認しながらこのままでは尻切れトンボに終わってしまうのではないかと心配になった。その予想通り、結末でこのテーマは人類が解き明かすにはまだまだ時間が必要だと思われる、その最初の取っ掛かりができたという程度で物語が終わってしまう。その点で物足りなさを感じるが、中途半端な結論が語られたら逆にもっとつまらないことになっただろう。
一つの物語は別の物語の始まりである。『エリ・エリ』の素晴らしいところは、まだまだ続く新しい物語の始まりを期待させて終わるところにある。この続きがあったら読みたいと思わせる。と思ったら、既に続編として『レスレクティオ』が書かれていた。さらに『黄金の門』も合わせて三部作になっているようだ。『エリ・エリ』は、神の存在を問う壮大な物語の第一部だったということだろうか。残る二部の物語が、期待に応えてくれているのか心配だが、続きもものすごく読みたいと思っている。
第一部となると、テーマ的に物足りなさを感じてしまうのは仕方ないことだったかもしれない。しかし、物語自体は『エリ・エリ』でしっかりと完結していて、満足だった。複数の関連性のない物語が収束していく醍醐味もあれば、木星へと向かう長期に亘る宇宙旅行、その背景となる宇宙開発や宇宙での生活など、しっかりした描写がなかなかよかった。最近ハードSFの類をあまり読んでいなかったので、水準的にどうなのかわからなくて、もしかしたら点が甘いかもしれないけれど、でも日本人の作家でこういうハードSFを書く作家は貴重なように思っている。小松左京賞というのにまさにぴったりな感じがした。
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仕事。22時過ぎ帰宅。
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仕事。珍しく早い帰宅。
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ゾロの第二作『レジェンド・オブ・ゾロ』を観てきた。
なんでゾロにしたかっていうと、いつものごとく時間があったからである。『博士の愛した数式』と『オリバー・ツイスト』は満席になっていて、平日なのにすごいと思っていたが、よくよく考えたら今日って映画サービスデーで1000円均一だったのだろう。
ゾロの一作目は実は観ていなくて、一作目を知らないと判らないネタが多いと嫌だなと思っていたのだが、ごく普通に楽しめた。気がつかないだけで、一作目を観ているとニヤリと笑えるネタとかありそうだが仕方ない。
映画はいかにも古きよき時代のアクション活劇という感じで、ゾロは人を殺さないのだ。それがまたいらだたしく感じたりする面もあるのがご愛嬌。今の時代、変なところでリアリティが要求されるとそういう物語の嘘が成立しなくなるのだ。
という欠点はあるものの、最初から最後まで無駄にアクロバティックな活躍で見せ場の連続で面白いアクションものだった。
奥さんと子供とのやりとりでのギャグも満載。
観た人にだけわかる話をちょっと。
神父の十字架はありがちなネタだけど結構気に入った。
最後に首を縛り付けて動けなくするのは、ちょっと反則かも。こういうときは何かにぶつかって気絶、不可抗力でどっかんといくべきだと思った。
馬、かしこすぎ(ほめてる)。
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