|
|
2005年6月前半
6月1日。もう今月で今年が半分終わってしまうのかと思うと焦燥感にかられる。
ちょっと朝早くから仕事があり、早起きというか、二度寝をせずに目覚ましで起きて、いつもより少し早く家を出る。ルーチンワークをこなして帰宅。
帰りに『交渉人 真下正義』を観てくる。地下鉄の暴走シーンなどがあって、福知線の事故を思い出す。事故が公開時期と重なって、公開については結構判断が難しかったんじゃないかな。何もなければ、普通にサスペンスとして見られるけれど。
脇役で出ている寺島進がかなり活躍しているのだが、なんだか『NOと云える刑事』を思い出して、妙なおかしさがあった。
permalink |
電車の中吊り広告で、横浜フランス月間の広告を見てURLを記憶。あとでアクセスして確認したのに書くのを忘れていた。
もちろん、興味があるのはフランス映画祭 横浜2005。このユニフランスのサイトって、いつも重たいんだよな。小川洋子の『薬指の標本』の映画化作品がかからないか期待しながら、上映映画一覧を見たけど、載ってなかった。残念。
『ルパン』が気になるよ。『カリオストロ伯爵夫人』がベースになってるらしい。気になる。
permalink |
第51回江戸川乱歩賞発表。『天使のナイフ』(薬丸岳)とか。
permalink |
仕事からの帰り道、家の近くの信号がちょうど赤に変わる。気まぐれに青になった方の横断歩道を渡ってみる。家とはちょうど反対の方向だ。駅の方向とは直角になる。つまり普段行くことのない道である。
先日、図書館が目と鼻の先にあると気づいたのが衝撃だったので、普段行かない方に何かあるのではないかという気がした。引っ越してすぐの頃に、小さな商店街のある辺りまで何度か行ったことがあったがもうかなり長いことこの方向には行ってなかった。しかし特にこれといった発見はなく、とぼとぼと戻ってくる。
21時過ぎ帰宅。テレビをつけて、ケーブルの音楽番組を適当に切り替えながら過ごす。そんな中で、広告で流れた曲にハッとしたのだが、すぐに終わってしまう。忘れないうちにメモった名前で検索したら、ホリプロタレントスカウトキャラバン「ラブミュージックオーディション」でグランプリになってデビューした大竹佑季だった。
『Greensleeves』というミニアルバムが発売。テレビで流れた曲は、公式サイトでも流れているタイトル曲の「Greensleeves」だった。聴きなれたイングランド民謡だったのも耳に残った理由のひとつなのだと思うが、アレンジと歌声もちょっといいかなと思った。公式サイトでは試聴もできるので聴いてみたがほかの曲もなんとなくいいかなと思った。
permalink |
先日、コンビニで「ムリカラ」なる菓子を見つけて、「グリーンカレー味」と「トム・ヤム・クン味」をそれぞれ一つずつ買ってきた。
今日、何か食べるものはないかと、引き出しを開けると「ムリカラ」があるのを見つけて、これを食べてみようと思い立つ。名前からもわかるように激辛菓子なのだが、辛さのレベルが書かれていて、「チョイカラ」→「ヤバカラ」→「マジカラ」→「バリカラ」→「ムリカラ」となっていて、そのまま食べると「バリカラ」、付属の「ムリカラスパイス」をかけて、振って食べると「ムリカラ」だそうである。
食べてみたのは、「グリーンカレー味」である。まあ、最初は味見にスパイスをかけずに食べてみるかと気軽に食べてみたら、ほんとに辛い。辛いけどうまい。バリバリ食べて、舌が麻痺してきて、牛乳を飲んでみる。そのうちに、途中で振りかけようと思っていた「ムリカラスパイス」だが、こんな半分近く食べてからかけたら「ムリカラ」の上にいってしまうのでかけられなくなり、そのまま食べ続ける。
ケチ臭い話だが、一人で一袋は多すぎるので、途中でやめようと思っていたのに、気がついたら一袋食べてしまった。舌はヒリヒリ。
今度は「トム・ヤム・クン味」を食べてみる。しかし一人で一袋はやっぱり多すぎるかも。
permalink |
二日ばかり禁酒したが、今日は飲みに行く。一つは仕事での飲み。とりあえず、頭だけ顔を出して帰ろうと思ったら、帰れない状況になる。さらに追い討ちをかけるように、そのあと電話で呼び出される。結局20時くらいまで仕事。
そのあと飲みに行くが、途中電話がかかってくる。仕事の電話で、コールバックするが相手が席をはずしている。結局、飲み屋で中座しては電話確認。別件の電話もある。
たくさん映画の話をする。
終電で帰宅。
permalink |
2チャンネルのログを採録した本『電車男』(中野独人)が映画化(映画『電車男』公式サイト)された。
いつも見ているWeb日記で紹介されたので、「電車男」の2チャンネルログは、書き込みのリアルタイムにではないが、2チャンネルで直接読んでいる。面白い、感動した等、評判だったが、僕にはそれほど面白いと思えなくて、かなり飛ばし読みした。もっとも、本筋と関係ない野次書き込みを読み飛ばしてもかなり読み飛ばしになったとは思うが。
だから、これが出版されると聞いて結構驚きだった。それだけでなく、さらに本もそれなりに売れて、ついにはコミック化、映画化され、何がそんなにヒットしたのかと意外な気がしたのだが、本当かデマか知らないが、『電車男』がハリウッド映画化されるという噂を目にして、初めて納得した。
『電車男』のストーリーって、考えてみたらハリウッド的なラヴストーリーのパターンにはまるんだよな。
コールガールが実業家と結ばれるシンデレラストーリーの『プリティ・ウーマン』と基本は一致していて、『プリティ・ウーマン』男性版と思ってもいいんじゃないかと思う。
基本が同じというのは、『プリティ・ウーマン』そのものより、その元ネタの『マイ・フェア・レディ』の方がわかりやすいかもしれない。田舎娘をヒギンズ教授が短期間でレディに仕立て上げる。ヒギンズ教授役を、『電車男』の場合は、2チャンネルの仲間が集団でサポートしていくというわけだ。
シンデレラぶりでいえば、ブランドもののカップをお礼にプレゼントした「エルメス」っていうのは小さいが、それを言ったら最近日本映画からハリウッド映画にリメイクされた『Shall We ダンス ?』も、日本版はささやかな感じがする。
今度の映画がヒットするのかわからないけれど、要素としてはヒットする要素を持っているのだった。つい、2チャンネルからの生まれたとか、アキバ系のラブストーリーとか、色物的な印象に引っ張られて気づかなかった。そういう意味では、出版したり、映画化しようと考えた人は偉いかもしれない。映画化にあたって、どう料理されているのか非常に気になっている。
permalink |
何も生まれて初めて図書館に行ったというわけではない。当たり前か。この間からときどき書いている、近所の図書館にようやく行くことができた。
公立の図書館だと、建物が図書館として独立しているもしくはほかの公共施設と同じ建物になっているが、その施設の一部という印象が強かった。この近所の図書館は、10階建てくらいのビルの1フロアにあって、こういうのも別に珍しくないのかもしれないが、どうも先の印象のせいか不思議な気がしてならない。
ビルの1フロアだけなので、フロア自体もそれほど広くないので、非常に小さな図書館だった。特に狭さを感じるのは雑誌などのコーナー。雑誌の収められたコーナーの真ん中に椅子が背中合わせに並んでいて、そこに雑誌を読んでいる人が一杯に座っていてまるで小さな病院の待合室みたいなのだ。なんとも狭苦しい感じがする。
いいなぁと思ったのは、館内の一方の壁にずらりとパソコンが並んでいて、使用申請は必要だがインターネットにアクセスしたり、CDやDVDを鑑賞できるようで、近代的な感じがした。でも考えてみたらいまどき図書館では当たり前なんだろうな。そういえば、図書館なんてもうずいぶんまともに行っていないから、一般的な図書館像が20年、下手すると30年前くらいから変わっていないのだ。
今日は出かける途中にちょっと図書館の中を見てみようと思っただけなので、借りる予定はなかったが来たついでに図書の貸し出しカードも作ってみる。カードはバーコードつきのプラスティックカードで、市内の図書館で共通に使える。しかも、昔(って何年前だ。小学生の頃の記憶か?)は、3冊しか借りられなかったのに、10冊まで借りられるというからびっくり。とにかく場所も近いし、どんどん利用しようと思う。
インターネット経由で図書の予約なんかもできるというので、その利用もしたいと伝えるとその場で仮パスワードを発行してくれた。あとで本パスワードに変更する必要があるが、それでインターネットから予約とか今借りている本の確認などができるらしい。
図書館の利用者カードを作ってくれた人はすごく丁寧だったが、この間眼鏡屋で眼鏡を作ったときにも思ったのだが、ものすごく腰の低い言葉遣いをしていた。いまどき、こういう対応をしないと、いろんな批判を受けるんだろうか。あまりに丁寧すぎて、気持ち悪い気がした。
permalink |
復讐じゃない、復習。
『電車男』は昨日も書いたように、ログで読んだときに周りが騒いでいるほど面白いと思わなかったので、その後どんどん過熱していくのもほとんど、不思議だなぁと思うくらいで見過ごしていた。
書籍として出版されたときには、どんな風に本の形になったのか興味があったので本屋で手にとってみた。ログがそのままなのか、と思ってそれで確認完了。
急に話題に取り上げたのは、この間映画館で予告を観たからに他ならない。それと、話の構造がハリウッド的シンデレラストーリーだったことに気づいたからで、ヒットする要素がわかった(気になった)からで、それを書いたので、書くことは書いてしまった。はずだったのだが。
『電車男』の書籍にリンクしたりしていたら、その物語の虚構性などについて、話題になっていたことを知ったので、いろいろWebを検索してみた。
そもそも『電車男』は、2chの独身男の書き込み板に、電車男が彼女を作るきっかけができたと書き込むところから始まる。そのあと、いろいろな励ましを受けながら、電車男が知り合った女性にアタックするわけだが、そのスレッドから本筋だけを抜き出したいわゆる「まとめサイト」というのが作られた。
この頃Web日記で話題になって知ったのだが、昨日は2chの書き込みを読んだと書いたが、2chも見にいったかもしれないが、実際にはこのまとめサイトで読んだのだったと思う。
で、そのまとめサイトが本になり、映画になった。ここまでは知っていたこと。
『封印された『電車男』』(安藤 健二 太田出版)によれば、「ベストセラー『電車男』には、実際の掲示板上の膨大な書き込み(生ログ)のうち、たったの6.4%しか収録されていない。もしすべての書き込みを収録すれば、それは現在の単行本の10倍以上、5000ページを優に超える計算になるという。」(amazon.co.jpのレビュー)。
削除されているのは、ログの番号が飛んでいることから当然知っていたが、比率についてはそうなんだとちょっと驚いた。
しかし、出版ということを考えると、2chの蛙鳴蝉噪が飛び交う生ログをそのまま載せるわけにはいかないだろうというのもすぐにわかる。さらにこの本の紹介も、2chから単行本にするにあたり削ったかのように見えるが、いろいろWebを見ていると、本はまとめサイトをほぼそのまま書籍化しているようなので、すでにまとめサイトにまとめられた時点で関係ないものは削られているのである。
なーんて、見ていたら、「絵文録ことのは」というブログに、『電車男』自体が2chを舞台にした読者参加型のフィクションだ(「電車男マーケティング」――フィクションを流行らせて既成事実化する巧妙な戦略)と書いていて、面白く読んだ。
ことの真偽は別として、『電車男』を初めて読んだときにあまり面白くないと思った理由がわかった気がした。つまり、本当のこととしてログを読んでいるのに、嘘っぽく感じたからじゃないかと思う。フィクションをフィクションとして読めば納得できるものも、本当にあった話としてフィクションを読むと急激に胡散臭くなる。この記事を読んだ後に、『電車男』のまとめサイトに行ってみると、この記事が念頭にあるせいかもしれないけど、ことごとく作り話っぽく感じてくる。
一方、作者とか出版社側はどうなっているか、電車男の存在や書籍版『電車男』の著者となっている中野独人は何者なのかというのは、ちょっと古い記事だけど、「そうだったのか!『電車男』」がわかりやすい。
『電車男』にはそんなに興味ないのでここまで。ってもう十分書いているか。
permalink |
最近、サイトリニューアル作業を続けている。サイトの作り変えなどをリニューアルというのは英語の意味としては間違っているらしいが、それはよしとする。
土曜、日曜あたりはちょっと集中して作業していた。日曜の夜からちょっとした出来事があって、いろいろWebを見たり、考え事をしたり。今日もサイトリニューアルを続けようと思っていたが、違う方向に走ってしまった。
今日も酒を飲まなかった。飲むのを控えようとかいうのではなく、なんとなく気がついたら飲まないまま夜中になっていた。
permalink |
ビール、ヴァランタインのロック。手相を見る。3人の手相を見たら、3人が3人とも運命線のない人だった。それじゃなんにもわからない。
permalink |
殊能先生が紹介している『SFベスト201』が面白そう。ほかの人のところでも見かけたのだけど、どこで紹介していたかは失念。
殊能先生のところでは、邦訳書刊行逆順に配列されているとか、索引のすごさとか、収録された作品にちらっと触れたりして、さらりと書かれていることが、すげー、読みてーっとか思わせる。こうなると、実際に面白いのかどうかだんだんわからなくなってくる。本屋で立ち読みしたいけど、立ち読みしたらそのままレジに持って行きそうだな。
permalink |
朝電車に乗っていて、昨日も、今日も、隣で新書サイズの本を読んでいる人のページがちらりと見えると、「十三階段」の文字。どこかで聞いたなぁと考えていて、『ネコソギラジカル (上) 十三階段』(西尾維新 講談社ノベルス)だと気づく。
そういや、『ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種』(西尾維新 講談社ノベルス)は昨日が発売日。たぶん、この中巻を読んでいたのだろう。発売日からこんなに読んでいる人がいるというのは、(まあ逆に発売日直後だからというのもあるかもしれないが)売れてるのかな。
こちらまだ一つ前で止まってるよ。読書ペース激落ち。
permalink |
『デンジャラス・ビューティー2』を観てみた。前作は観ていないが、話は独立していそうなので大丈夫だろうと思って。前作がサンドラ・ブロック扮するFBI捜査官グレイシー・ハートが、ミスコンへの潜入捜査をして大活躍というか大暴れなのか、まあそんな感じの映画であるくらいなら予告で知っている。
今回は、前作で有名になってしまって、潜入捜査ができなくなったグレイシー・ハートが、FBIの顔として広報活動に回されるが、そこで新たな事件が巻き起こる、程度のことを予告で見ていた。まあ、その通り。
前作の直後から話は始まる。予告でもやっていたように、最初にある事件で潜入捜査に失敗してしまい、グレイシー・ハートはFBIの顔としての道を選ぶ。それから10ヶ月、グレイシー・ハートはすっかり変わって(たぶんね)、化粧やなにやらにばかり力を入れ、テレビで愛想を振りまくタレントのようになっていた。そんなとき、前作で友達になったミス・アメリカの誘拐事件が発生する。FBIの顔としての振る舞いが要求されるのみで、この事件に関われないグレイシーだったが、普段仲の悪い相棒のフラーとともに、独自捜査を開始する。
このグレイシーとフラーは、出会いから最悪の仲で、それが途中手を組むことになるいわゆるバディ・ムービーの典型のような映画。そこを起点に、グレイシーはおしゃれ命から元の柄の悪い捜査官に戻り、物語も急展開で面白くなる。というか、物まねバーで、ティナ・タナーの物まねをしたり、そのままの格好で犯人逮捕に向かうとかハチャメチャ。
肩の凝らない娯楽映画ということで楽しめた。
permalink |
「絵描きマン必見」「子供の描いたピュアな落書きを超絶技工でリアル化する絵描き」 と、友人に教えてもらったDave Devries's Monster Engineというサイト。
いやー、これ最高だよ。モンスターが一番いいね。
permalink |
映画瓦版で有名な服部弘一郎さんの日記新佃島・映画ジャーナルで、ここしばらく続いていたGoogle AdSense顛末記が全十回で終了した。
僕もGoogle AdSenseに申し込んでいるので、興味深く読み続けていた。もっとも、僕の方は小遣い稼ぎどころか、Google AdSenseを登録しても一向に利益が上がる見込みがないんだけどさ。
これはGoogleのコールセンターも杜撰だけど、服部弘一郎氏の誤解が悪い方に向いて、両者にとって不幸な結果を迎えたという気がしてならない。
最初の方で、メールを読まずに返信されているのではないかという不信感を感じるあたり、その理由の一つとしてメールの宛名がKouichirou 様となっていることを例に挙げたりしている点など、服部さんは誤解している。服部氏の問い合わせは、コールセンターで対応されていて、宛名にローマ字名の名前がそのまま表示されているのは、たぶんメール回答用のシステムを使っていて、自動的に埋め込まれているだけだろうと思う。そして、そのまま返すのがこのコールセンターの通常の運用で、電話等で服部氏の詳細情報がわかったとしても、そのために宛名を書き換えるということはしないと思われる。これは別にGoogleに限らず、どこのコールセンターでもごく普通の対応だと思うのだ。
メールの回答自体に問い合わせと一致しない回答がある点について、自動的に回答されているのではないかという推測は半分あっている。よくある質問の回答文例を作成しておき、それを返信するというのがコールセンターの通常のやり方である。これもGoogleに限らず普通のコールセンターのやり方であり、それに不自然さを感じるのは例文の問題や、例文を直さずにそのまま貼り付けただけで返信してしまったコールセンターのオペレータには確かに問題はあるかもしれない。
しかし、一方で、Googleのコールセンター側の対応として、アメリカの担当者に問い合わせるしか日本側では何もできないというのもきっと事実なのだろうと想像する。そして、コールセンターにいる人たちには、ただアメリカに中継する以上の見解を言ったり、個別の判断を下す権限は全くないのだろうと想像する。特に、電話対応などで最初に出ているオペレータは、質問を受け付け、決まった回答を答える以外の知識もなく、必要であればもっと詳しい担当者にエスカレーションする以外に何もできない。
そして、最終回の十回目であまりにひどい対応をしてしまった担当者のことが書かれているが、コールセンターである程度の権限を持った人だったのだろう。エスカレーションされたものの、彼には服部氏が正当なGoogleの回答にごねている一契約者としか見えなかった。もちろん、これまでのメールと電話での対応履歴等は当然見ているのだろうが、メールの内容、電話の詳細までは目にしていなかったのだろう。そして、想像するに、Google AdSenseを利用して不正な収益を得ている人や、その権利剥奪に対してごねる利用者も少なからずいるのではないかと思う。
そんな状態で、最初から不正利用者でかつクレイマーと思い込んで服部氏に対応したのではないかと思う。不幸なことに、服部弘一郎氏も映画瓦版という有名な映画サイトの存在も知らなかったに違いない。
この一連の顛末を読んで感じるのは、誰もが自分のできる範囲で誠実に対応しようとしているのに何もかもかみ合わずにすれ違っていることだ。Google AdSenseのコールセンターの杜撰さをあげつらうことはできるが、コールセンターにどこまで求められるだろうか。彼らにしてみれば最善を尽くしているのではないかと思う。情報共有がうまくできていないことを個人情報保護法を理由にしてしまった点と、十回目でクレイマーと思って思わず暴言を吐いてしまった担当者については弁護できないが、それ以外はコールセンターの限界ではないかと思う。
そもそもGoogle AdSenseがなぜ無効とされたのかが不明だが、Googleはこのような場合に本当に異常なのか調べ、納得のいくような回答を返してくれるような対応をする必要があるのじゃなかろうか。服部氏のサイトのGoogle AdSenseはたぶんそれなりの効果をあげていたと思われるのに、権利剥奪になってしまうのはGoogle AdSense自体の損失だと思う。それに加えて不信感も植え付けられてしまったのは大きい。Googleという検索エンジンを好きなだけに、ものすごく残念に感じる。
permalink |
雨続きで鬱陶しいと思っていたら、台風が来ているという。え、台風? もう?
その割りに雨は激しくない。と思っていたら、梅雨入りをしたという。あ、梅雨か。
と、そんな雨の日、ブルース・ウィリス主演の『ホステージ』を観てくる。すっかり定着した交渉人ものだが、交渉人はスーパーヒーローでもなければ、魔法使いでもない、人質をとって立てこもり極度の緊張感にある犯人たちを手玉にとれるとは限らない。そんなわけで不快感と緊迫感に満ちた話。
後半、クライマックスは、交渉人対犯人というより、ダイハード対エイリアンの趣がある。正体を現したエイリアン、逃げる乗組員、ダイハード船長は乗組員を救えるのか! でなければ、ほとんどホラー的と言ってもいい。髪を振り乱し高速で追ってくる貞子、カサカサカサカサ! この演出は大好きだ。
しかしこのエイリアン、魅力的な敵というには活躍が局所的過ぎるのが残念。冒頭からもっとエイリアンぶりを発揮してくれたらよかったのだが。(SFじゃないよ、念のため。)
軽く飲んで帰宅。夜中にムリカラ トム・ヤム・クン味を食べる。今度は、付属のスパイスミックスをかけてみる。トム・ヤム・クン味はちょっとすっぱい味がする。でも辛さ激辛は同じ。また一袋たべちゃったけど、最後の方は舌がひりひりして涙流しながら食べてた。お茶飲んだり、冷たい牛乳を飲んだり、氷を舐めたりしながら。
permalink |
先日、新佃島・映画ジャーナルのGoogle AdSense顛末記について書いたが(「Google AdSense顛末記」を読んで)、その後に予想外の反応にビックリというのが載って、そのコメントがすごかったのでいろいろ考えた。
うちのサイトは結構手作りなのだが、ブログ流行になってトラックバックという機能がいいなぁと思っているのだが、手作りするのはちょっと面倒だし時間がなかなか取れない。ブログツールだってテンプレートなどでデザインなどをカスタマイズできるのだから、よさげなブログツールを利用しようかとときどき思うのだが、このコメントなどを見ると気力が失せる。匿名で意見を言えるのはインターネットのいいところだと思うが、議論、暴言などいいたいのなら自分の存在を明らかにしろよと思う。自分で言っていることが矛盾しているのはわかっている。自分を明らかにしないから本音が言えるのであって、自分を明らかにしても同じように言えるかっていったら言えやしない。
サイトリニューアルにあたり、掲示板はもう不要かもしれないと思ったのだが、その思いをさらに強めてしまった。だが、書きたかったのはそういうことではない。
今回「予想外の反応にビックリ」のコメントで、サイト内にクリック誘導をするような文章があるという話が出ていたのだが、それが規約違反となってアカウント剥奪となったのだとしたら、いろんなことが腑に落ちるのである。
このことについて、服部氏はクリック誘導も意図していないし、AdSenseの規約違反とも考えていないと答えている。そして、問題にしているのは、利用者に対する通知方法と問い合わせに対する対処のあり方だとしている。
実際、服部氏の意図は本人が書いているように利用者に対し、広告を表示することに理解を示してほしかっただけなのかもしれない。しかし、Google AdSenseの規約と照らし合わせて、服部氏の文章をじっくり読み直すと、確かに規約に反しているように思える。これでは確かにアカウント剥奪となっても仕方ないと思えてきた。
服部氏はもはや理由は問題にしていない、問題にしているのは、利用者に対する通知方法と問い合わせに対する対処のあり方だといっている。でもそれは本当に問題だったのか。
僕も前回、「Google AdSenseがなぜ無効とされたのかが不明だが、Googleはこのような場合に本当に異常なのか調べ、納得のいくような回答を返してくれるような対応をする必要があるのじゃなかろうか。」と書いたのだが、このクリック誘導するような文章が理由だとしたら、Google AdSenseの回答は詳細な理由は答えられないと思う。規約に触れるような文章を正せばそれでよいわけではないからだ。ある特定の文章がまずいということが広まれば、不正利用者は権利剥奪となる言葉を注意深く排除するだろう。
となると、Google AdSenseが利用者に通知できるのは、権利がなくなったということ、理由はGoogle Adsenseの規約に抵触する部分が認められたからだということだけで、それってこの問題の発端であった納得できない回答そのままなのである。通知の仕方が杓子定規だと思われても、それしかできないのだ。
では問い合わせに対する対処はどうなのか。電話で話した結果、再度メールによる回答が届いている。回答には問い合わせに基づいて、調査をして再度無効なクリックが発生していることを確認したのでアカウントは無効とするということできちんと答えられている。そのメール本文の宛名がファーストネームだったこと、回答文中の決まり文句的な部分から、メールも読まずにプログラムで作られた自動生成メールではないかと勘ぐり、服部氏が納得していないだけである。
コールセンターの担当者が暴言を吐いてしまったことだけは失態として変わらないが、それを除けば問題にしていた通知方法と問い合わせ対処についてもGoogle AdSenseには非がないように思えてきた。問い合わせの回答の歯切れの悪さが気になるが、クリック誘導であれほかの理由であれ、無効クリックと判断した理由についてGoogle AdSenseとしては答えられない以上、ある程度は仕方のないことのように思える。
結局、Google AdSenseの問題は言葉遣いの問題だけだったのかもしれない。
permalink |
昨日書いていたうたかたの日々が書き終わらなかったので、今朝続きを書いてアップ。
うたかたの日々は、適当な日常日記的なものにしようと思ってから、逆に書くことが濃くなっている。たまたま書く余裕があったというのもあるが、ある程度の分量を書いていると適当に書けなかったりする。じゃあ、このネタでと思って書きはじめたら思ったより時間がかかったりして。
夕方、近所の図書館に行く。二回目。雑誌コーナーでめぼしい雑誌に目を通し、あとは小説棚を中心に蔵書を全体的にチェック。やっぱり小さいことを実感。今興味ある本があるか探してみたが、その本は見つからず。インターネットで蔵書検索をできるので、それで検索して、市内図書館全体を活用するようにしないとダメだ。インターネット利用申請は先週利用者カードを作ったときに申請済みだが、まだパスワード登録も検索も試していなかった。やってみよう。
図書館からそごうに入っている三省堂書店へ。この三省堂は家から5分なのに駅ビルの本屋を利用する方が多くて久しぶりに入った。店の中に珈琲ショップがあって、本を持ち込んでいいみたいなのだが、立ち読みならぬ茶飲み読み可っていうすごいシステム。図書館から来ると、置いている本の量の圧倒的な差に図書館に行く魅力が一気に失せる。世の中にはこんなに本があるんだよな。
本屋の次はビックカメラ。新しいデジカメが欲しくて最近よくうろついている。実は昨日も覗いていて、パナソニックの新しいカタログを貰ってきた。気になっているのは、パナソニックのLUMIX FX8。つい先週発売になったばかりで、その前のFX7が安くなって機能に大差ないのでFX7が買いかなと思っているのだが、値段の格差と機能差をきちんと見極めようと思って。
機能の差はバッテリーの持ち時間程度なので、今、5千円くらいの差ならFX8の方がいいかなと思ったり。パナソニックのデジカメというのは今まで全く興味なかったのだが、手ブレ防止機能が魅力である。
最後に沖縄ショップで泡盛を買って帰る。先週で買い置きしてあった酒もすべて飲み終わってしまった。
泡盛を飲んで、テレビを見てたら眠くなる。ちょっと仮眠しようと思ったら本気で寝てしまう。
あれ、おかしいなぁ。簡単な日記を書こうと思ったはずなのにこんなに長くなってしまった。
permalink |
昨夜は眠いので仮眠とか思ってベッドに転がったらそのまま朝まで寝てしまった。
今日は5時半起床。朝食をとりながら、ケーブルテレビをつけるとブラックアウトしたまま。あれ、と思ったら6時前には放送が開始していなかった。MTVにチャンネルを変える。まもなく6時になって、「WAKE UP!」が始まる。久しぶりに観た。前は毎朝観てたのに。忙しくて毎日午前様、3時に寝て6時に起きるという、今考えてもやっぱり異常な生活のときに観てたのに、最近観ていないというのは最近いかに寝坊しているかの証拠である。
漫然と見ていると、ムーンライダーズの「スペースエイジのバラッド」が流れて、ああ録画しておけばよかったと思う。外国人の家族のアットホームな状況に、ムーンライダーズの面々が幽霊のようにうろうろしているというもの。変なの。minkの「おまじない」というPVもなんかいい。クリス・カニンガム風ロボットが壊れ倒れているシーンから始まる。もう、ロボットって、クリス・カニンガム風でないとロボットらしく感じられないね。不思議だ。中ノ森BANDも割といい。今度ちゃんと聴いてみたい。YUIの「Tommorow's day」、YUIもいいな。SONOMIの「一人じゃないのよ」が妙に心に引っかかる。もしかしていいかも。
時間があるので、図書館のインターネット検索にトライ。仮パスワードの変更をしてから、昨日探して見つからなかった本を検索。市内の図書館であればあるじゃん。取り寄せてもらえるから、利用しようか。しかし予約のキューが6人もできていた。
朝食、朝風呂、インターネット。早起きすると充実した時間を取れるような気がする。しかしすでに眠い、と思いながら出かける。
permalink |
先週発売の(上戸彩の『夢のチカラ [MAXI]』のPVを初めて観る。曲も初めて聴く。
PVはどうということない。ただ上戸彩が歌っているだけ。ただ衣装等が何通りかに変わるのだが、ちょっと雰囲気が違う気のする上戸彩が。そして曲の感じも、歌声も最近の上戸彩のイメージと違う。いい悪いじゃなくて、なんだか声が違うなぁという印象が。
permalink |
倉橋由美子が亡くなったとか。ショックを受けている友人多数。まあ、人には寿命というものがあるのだから仕方ないとはいえ残念。
自分が存在を知ったときにはすでに存在が確立している人たちって、その時点ですでに故人である比率の方が高い。大家でありながら、現役のような人たちは常に新しい作品を出し続けていると、それが当たり前のような気がしてしまって、死ぬなんてことを予期していないのだろう。衝撃が大きいと同時に、この人と同時代に生きていたんだと改めて気づかされたりする。それは貴重な体験だったんだよな。
permalink |
『夜のピクニック』映画化だそうだ。まだ、『夜のピクニック』は読んでいない。早く読みたい。
permalink |
夜、『甘い人生』を観てきた。観客は僕以外全員女性だったみたい。でもタイトルからイメージするような、イ・ビョンホンの甘いラヴ・ストーリーではない。ジョン・ウーの香港アクションものみたいな、むしろ男性向きの映画だった。
例えていうならば、韓国を舞台にした現代版マカロニウェスタン。韓国だからハン流ウェスタンか。クライマックスでは、ウェスタン風の音楽も流れてまさにそんな感じ。
ホテルを経営する社長の右腕、命令とあれば人を痛めつけることも躊躇しない主人公をイ・ビョンホンが演じている。その社長が、信頼して自分の悩みを打ち明ける。愛人にしている若い娘が浮気しているように思える。それを見張って、もし男と会っているなら「カタをつけるか、電話をしろ」という。主人公は恋もしない冷血漢だったが、彼女の逢引の現場を押さえたとき、非情になりきれずに見逃してしまう。
社長の右腕から一転、裏切り者として痛めつけられる主人公。彼にはどうしてもそこまで自分が否定されるのかわからなかった。そして彼は自分を殺そうとした男たちに復讐をする。
残酷、ハードなのは香港映画同様で、クライマックスの銃撃シーンは、マトリックスを思い出す。もちろん、物理的法則を無視した動きをするわけではない。鞄に詰め込んだたくさんの拳銃をもってホテルに乗り込むところが、『マトリックス』のモーフィアス救出シーンを思い出したのだ。
邦題は『甘い人生』だが、オリジナルの英語タイトルは「Bittersweet Life」。甘い人生とはちょっと違うんじゃないか。ほろ苦い人生だと思う。でも、映画はどちらにしても、ほろ苦いとかいうより、超辛口な人生という気もするが。ラストシーンにはまあほろ苦さを感じることはできるけれど。
permalink |
新宿でふと談話室滝沢の近くを通ったとき、そういえば滝沢の跡地はどうなったのだろうと思った。見ると小さな四角い滝沢の看板はまだ残っていて、ただ別の珈琲店の大きな看板も目に留まった。気になって通り過ぎた道を戻ってみたら、椿屋珈琲店 新宿茶寮となっていた。
外見上、豪華そうな雰囲気。滝沢の千円均一には及ばないものの、店頭のメニューには700円という高めの値段設定に、コンセプト的には滝沢に似たような店なのかなと思った。しかし椿屋珈琲店って聞いたことがなかったので検索して見たら、銀座が本店のようだ。
当然もう閉まっていると思っていたのだが、平日は朝5時までやっているのだとか。へぇー。
permalink |
気がついてみれば、6月も半分終わってしまった。
サイトリニューアルは全然進んでいない。切り替えを7月にしようと思って、まだだいぶ先だなぁと思っていたのに、この調子では7月リニューアルも間に合うか心配になってきた。
一昨日から、『ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹』(西尾維新 講談社ノベルス)を読んでいる。この本、よくよく確認したら、2月に買ってるんだよね。4ヶ月寝かしておいたらしい。1日100ページくらいしか進まない。電車の中でしか読まないから。
今日だって早く帰ってきたから、一気に読もうかと思ってたはずなのに、気がついたら寝る時間だった。いや、居眠りしてたんじゃないよ。
もう少し、自分の時間の過ごし方を考えた方がいいかもしれないと思う今日この頃。
permalink |
|
|
|
|
|