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2006年3月後半

2006/03/16

「アンフェア」な夜。

『推理小説』秦建日子 河出文庫  昨日の体調不良は一晩寝ても回復せず。今朝は左肩の凝りが酷い。躰を騙し騙し仕事をこなし、夜は早く帰宅。泡盛を飲む。

 mixiの「アンフェア」のコミュニティを覗いたら、犯人予想が面白かった。圧倒的に犯人は安藤(瑛太)というのが多くて、その反面安藤であってほしくないという書き込みが多い。一昨日も書いたけれど、犯人はもう一人しかいないじゃないと思っていたが、あまりにたくさんの人が安藤をあげていて(もちろん僕は安藤は犯人とは思ってもいなかった)驚いた。
 犯人が誰かという点についてロジカルな理由は一切なくて、感覚的な理由だけで挙げているのも特徴だ。あと、「誰々が犯人だと盛上りにかける」という説もあり、改めて「アンフェア」は推理小説ではなくてテレビドラマなんだと気づかされた。視聴者は必ずしもミステリファンではないから、ロジカルに目立たない意外な犯人が指摘されるより、感覚的に意外性のあるそして絶対に犯人であって欲しくない人が犯人だったりする方がドラマとして面白いわけだ。
 となると、僕が一人しかいないと思っていた犯人より、もっと判りやすい、盛上る犯人がいるのかもしれない。確かにそういう意味では安藤が犯人なら盛り上がりそうではあるけど。

 そんなのを読んだら、ドラマの前半で雪平(篠原涼子)の父親の事件と、過去に犯人を射殺してしまった事件の部分をもう一度確認したいと思い、録画を観てしまう。1話で、その辺の過去のいきさつは説明されていたと思っていたのだが、見直してみると1話だけでは説明がされていない。じゃあ2話か、なとどと観始めたら、結局4話まで観てしまう。
 それでもいまだに気になる点は解決しないのだが、キリがないので4話で止めておく。

 それからなんとなく原作の秦建日子のサイトを見に行く。秦建日子のブログがあるというのでそちらを見に行くといきなり「アンフェア」の記事(3/16)。それによると、内容に全然かかわっていないという。

 原作の『推理小説』はドラマの1つ目の「推理小説形式の予告殺人」の話だけだというのは、しばらく前に本屋の立ち読みで知った。そのときに、解説で続編が書かれていて近いうち発売とあったので、てっきりテレビの5話以降、『推理小説』のあとの話はその二作目が原作になっているのだとばかり思っていた。
 ノベラーゼイションでなくとも、よくドラマとタイアップのように書かれる小説があるが、ドラマの終りと同じ頃に発売とかそんなことを想像していた。

 さらに秦建日子のブログを遡って読んでいくと、5話以降は全くのオリジナルで、どうも『推理小説』を原作としている部分でも、原作と変わっていたり、秦建日子の知らない部分があるらしい。普段から、小説と映画やドラマは別物だし、映像化でも原作に引っ張られずにどこまで独立した作品として成立させることができるかが映像化作品の成功のポイントだと思っている。これだけよくできているドラマだと、原作と全く違うっていうことも当然あるのだと気づいても良さそうなのに気がつかなかった。

 佐藤嗣麻子が脚本を書いていることで期待はしていたけれど、予想以上に佐藤嗣麻子作品になっていたのだといまさら納得する。とりあえず、来週の最終回を観たら、全話を再度復習して、それから原作を読んでみたい。原作がどう料理されたのか。しかし、『推理小説』以降のエピソードがオリジナルだとしたら、秦建日子の『推理小説2』はどんな話なんだろう。

 まだ読んでいないのに、さらに二作目まで気になるというおかしな現象になっている。

 『推理小説』に入る前に、まずは読みかけの『ミスター・ヴァーティゴ』(ポール・オースター 新潮社)と『チェケラッチョ』(秦建日子 講談社)を読まないとね。体調不良やドラマの再視聴などで進んでないのだ。

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2006/03/17

「アンフェア」と『ホッグ連続殺人』

 『ミスター・ヴァーティゴ』(ポール・オースター 新潮社)を読む。残り少しなので読んでしまおうという気持ちと、読み終わってしまうことがちょっともったいないような気持ちもある。しかし、そういう理由ではなくて、単に家にいるとテレビを見て進まない。

 今日もしつこく「アンフェア」を再鑑賞。また1話を見直す。ミステリ的犯人とテレビドラマ的犯人って違うんだなと思い始めてから、このドラマが今まで以上に面白く感じて、いろいろな伏線を探してしまう。今度は考えすぎなんだと思うけど。

 昔、ウィリアム・デアンドリアの『ホッグ連続殺人』が出たとき(最近、復刊されたのかな?)、ものすごく話題になり、本格ミステリとして絶賛されたのだが、しばらくすると賛否両論に分かれた。これが面白いのだが、絶賛する人たちは犯人が意外だったというのだが、反対の人はあまりにも犯人に意外性がなかったという正反対の意見になったのだ。つまり、ミステリって怪しい人は犯人ではなく、怪しくない人が犯人なわけだが、これを突き詰めていくと、怪しくて犯人っぽい人は一番怪しくないということになって、裏の裏は表になってしまうというようなわけである。もう話の詳細は忘れてしまって、当時自分が面白いと思ったか、犯人が意外だったかも忘れてしまったのだが(情けない)、犯人の意外性を覚えていない程度には衝撃がなく、しかしこのときの話題性を覚えている程度には感心したということだろうか。久々に読み返してみるかな。

 「アンフェア」がミステリ的な犯人なのか、テレビドラマ的犯人なのか、そしてまたタイトルの「アンフェア」の通りアンフェアな犯人の提示なのか、それもまたフェイクなのか、そんなことを考えていたら、『ホッグ連続殺人』を思い出したのだった。たぶん、次回が最終回なんだけど、それまでが一番楽しい時期かもしれない。

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2006/03/18

『ミスター・ヴァーティゴ』 ポール・オースター

『ミスター・ヴァーティゴ』ポール・オースター 新潮社  空を飛べるようになった少年の物語。空を飛ぶというのは、比喩でもトリックでもなく、本当に躰が宙に浮かび、移動することができることを言っている。そのせいか、この本の紹介では、ファンタジーとかおとぎ話という表現をよく見かける。

 訳者の柴田元幸の訳者あとがきでもおとぎ話的であることが書かれている。柴田元幸の文章では、『ミスター・ヴァーティゴ』だけがおとぎ話的だというのではなく、『ムーンパレス』『偶然の音楽』に触れたり、来日時に「ムーミン」シリーズを娘のために買い集めていたなどのおとぎ話にまつわる話を書いて、オースターとおとぎ話の関係というもうちょっと広い視点で書かれているのだけれど。

 『ミスター・ヴァーティゴ』がおとぎ話的とかファンタジーだとかいうのを読むとなんとなく違和感を感じる。いつものオースターの話で、今回はただ単に少年が空を飛ぶだけじゃないか、と思ってしまうのだ。

 『幽霊たち』で私立探偵ブルーの元にホワイトという男が現れ、ブラックという男を見張ってくれといっても、『最後の物たちの国』で兄を追って悪夢のようなここではないどこかの国に行った女性の告白も、『鍵のかかった部屋』で友人が失踪し、その妻から突然手紙が届いても、『リヴァイアサン』で自由の女神像を爆破していく事件が起こっても、一体どうなるんだろうという興味はそそられてもそれが特に特別なこととは思わなかったと思う。たぶん。

 別におとぎ話だという意見を否定するつもりはなくて、言われてみればそうかもしれないとは思うが、言われないと気がつかなかったということを言いたい。主人公ウォルトは空を飛び「ウォルト・ザ・ワンダーボーイ」として一世を風靡する。でもそのために、ウォルトは多くの苦労と努力をして、空を飛べるようになるのだ。その原理はわからなくても、一生懸命努力して空を飛べるようになるというのはとてもリアルな出来事だと思ってしまうのは奇妙なことなんだろうか。お茶の間でテレビの劇場中継で演劇を見ていると台詞のいちいちが恥ずかしいのだが、劇場で観ているときどんな歯の浮いたような台詞も不自然に声を張り上げる喋り方もリアルにしか感じない。『ミスター・ヴァーティゴ』の中では、ウォルトが努力して躰が宙に浮くのはごく自然なことのように思えたのだ。

 空を飛び、スターとなり、大金持ちになって終わるような物語でもない。ウォルトが空を飛べるようになったり、ショウで成功したりすると、必ずそのあとにはその喜びと同じくらい大きな打撃を受ける。空を飛ぶ少年の成功物語は小説の半分で達してしまい、残り半分はその後の話だ。「ミスター・ヴァーティゴ」というタイトルの意味がわかるのもこの後半を過ぎて、夢物語が終わったあとのことだ。

 おとぎ話というとめでたしめでたしという言葉を思い出す。『ミスター・ヴァーティゴ』の結末がめでたしめでたしなのか、そうではないのか判断するのは難しい。おとぎ話で切り取られた物語なら「めでたしめでたし」と言うこともできるかもしれない。でも、「めでたしめでたし」というには人生というのは長すぎる。

 そうか、ここまで書いてきてようやくおとぎ話という言葉が引っかかる理由がわかったような気がしてきた。「空を飛んだ少年の物語」ならおとぎ話でもいいのだと思う。「かつて空を飛んだ少年の生涯の物語」なんだよね、『ミスター・ヴァーティゴ』は。

[ 『ミスター・ヴァーティゴ』 ポール・オースター 柴田元幸訳 新潮社 ]

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『チェケラッチョ!!』 秦建日子

『チェケラッチョ!!』秦建日子 講談社  沖縄を舞台にした青春恋愛小説。さらっと読めてしまう、軽い物語だ。

 最初の一章を読んで、つまらなくはないけれど軽いなぁと思っていた。ドラマの脚本を書く人だけに語り口や台詞はうまい。でもあまりにリーダブルで中身がなさそうな気がした。そう思ったのに、クライマックスには泣かされた。

 これは映画の原作にもなっていて、映画の脚本も秦建日子自身が書いているらしい。映画のシーンで小説に出てこない部分もあれば、その逆もあるという。原作と映画というよりも、同じ外見をしているけれど中身は違う双子みたいな関係なのかもしれない。
 そういう背景があるからか、青春映画みたいな物語だ。ものすごく感動するとかいうわけじゃないけれど、よくあるありきたりといっていいくらいの青春物語だけど、読み終わってちょっとカタルシスを得られる。それでいいじゃない。そういう感じの小説。

 秦建日子は、テレビドラマ「アンフェア」の原作『推理小説』の作者として知ったのだけど、その『推理小説』はまだ読んでいない。この『チェケラッチョ!!』を初めて読むのだけど、この作家に興味を持ち始めた。

[ 『チェケラッチョ!!』 秦建日子 講談社 ]

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2006/03/19

日曜日。

 『the TEAM』(井上夢人 集英社)を読み始める。

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2006/03/20

休みの狭間の仕事。

 休みの狭間にまじめに仕事をしようとしたら、休みにしている人が多くて、あるシステムも止まってたりして仕事にならない。

 同じような境遇の人から昼間から「花見行きますか」などといわれて、夜飲みに行く。

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2006/03/21

「アンフェア」を推理する。

DVD「アンフェア DVD-BOX」  最近気に入っているドラマ「アンフェア」が最終回なので、最終回前に整理してみる。以下、10話までの内容についてぼかした記述などはしないので、ドラマを見ていなくていわゆる「ネタバレ」が嫌な人は注意のこと。

 「アンフェア」は、「予告小説殺人事件」「募金型誘拐事件」「×マーク殺人事件」という3つの事件で構成されているが、その前に、雪平夏見(篠原涼子)の父親が銃で殺された事件(未解決)、雪平が17歳の犯人を銃で撃ち殺してしまう事件、それからドラマのプロローグシーンとなっているやはり人質を取っている犯人を強引に捕まえるという3つの事件があり、犯人に動機にかかわるかもしれない。
 以下、疑問点と解決されない謎を考察していく。

1.4話で、「予告小説殺人事件」の犯人として、瀬崎一郎(西島秀俊)が雪平に撃たれて死亡するが、瀬崎は本当に犯人なのか?

 4話の最後、雪平と瀬崎の対話の中で、雪平は瀬崎に「推理小説、書いたのはあなたでしょ」というが、それに対し瀬崎は答えない。さらに「なぜこんなこと始めたの?」と続けると、瀬崎は何かが変わると思っていたという動機について語り始める。だが、彼は殺人の動機とは言っていない。

 そして、「今、最後の仕事をしようとしてたとこなんです」といって、監禁していた上司の森川(大高洋夫)を連れ出す。「本当は自殺に見せかけようと思ったんですが」「彼が最後の犠牲者です」といって、ナイフで森川を殺そうとする。そして雪平に撃たれる。

 「最後の仕事」「最後の犠牲者」というが、瀬崎は最後まで彼自身が犯人だという言葉は口にしていない。逆に、雪平の家に泊まった日、「あなたが書いているの? あの推理小説」という問いに対し、「犯人は僕じゃない」と答えるのだ。もちろん途中で犯人が嘘をつくのは不思議ではないが、推理小説を書いたかという問いにに対し、犯人ではないと答えたのは、真剣に訊く雪平に嘘をつきたくなかったためではないか。

 逆に雪平に雪平と理恵子の写った写真を渡したときには「犯人、絶対に捕まえてくださいね」といい、か弱きものが殺される前にも「頑張ってください。あなたならきっと犯人にたどり着けます」「か弱きものを助けてあげてくださいね」という。犯人の挑戦と考えられないこともないが、瀬崎は推理小説を書いたけれど殺人の犯人ではなく、瀬崎自身も殺人犯が誰か知らないのではないかという仮説も立てられる。

2.殺された雪平の幼馴染松本理恵子(小林麻央)はなぜナイフで殺されなかったのか?

 「予告小説殺人事件」で被害者は松本理恵子を除き全員ナイフで殺されているのに、松本理恵子だけが絞殺されている。それはなぜか?
 特に理由はないのかもしれないが、何か理由があるとすると予定外の殺人だったからか、他の殺人とは別の人物が犯人だったということが考えられる。

 予定外の殺人の可能性としては、「愛する者」の殺人は新聞の落札拒否の広告を見る前に行われていることがあげられる。三上の推理では、犯人は最初から殺すつもりだったか出版社が落札しないことを知っていたかどちらかだろうという。落札しないことを知っていたとしたら、犯人は出版社か警察内部の人間ということになるというおまけつきだ。犯人が落札しないことを知っていたというのは、現場に犯人が残したメッセージ、警察とマスコミの責任だという点で筋が通っている。つまり入札しないことがわかっていたから犯行を行ったということになっている。

 しかし予定外の犯行だったとすると、どんな可能性があるのか。瀬崎が犯人なら理恵子がいることはわかっていたので予定外とは思えない。もしあるとすれば、平井のパソコンに「推理小説」の原稿がないことから平井が犯人でないと思ったということが考えられが、証拠がみつからなかっただけで平井の無実を証明することにはならない。それだけのために理恵子を殺すのは理由が薄弱だ。
 逆に平井のパソコンに「推理小説」があった場合、平井が犯人であることを隠すために殺すことがありえるだろうか。考えられるのは2つ、平井が犯人ではない場合で、平井は犯人に仕立て上げられた人物であることを知られたくなかった場合。逆は平井が犯人の場合で、その場合一番判りやすいのは平井が目を覚まし、「推理小説」の原稿を見つけられた平井が恵理子を殺したというもの。その後に考えられるのは平井がただ逃げたのではなく、第三者が平井を助けると称して連れ出したことになる。その第三者が平井殺しの犯人である。

 平井以外の別の人間が犯人だった場合、絞殺は「×マーク殺人事件」の殺人方法と同じなので、理恵子殺しの犯人は一連の殺人事件と別人であり、「×マーク殺人事件」の犯人と同一人物ということも考えられる。

 現時点での解決通り、瀬崎が犯人だとしたら、21時から22時の間に殺されたとされる理恵子を殺したあと、平井を連れ出し監禁して再び22時までに岩崎書房に戻ってきたことになる。22時10分に雪平が岩崎書房に現れているからだが、とりあえず1時間でそれができないとはいえない。

3.牧村紀世子(木村多江)を狙撃し、蓮見(濱田マリ)を殺そうとしたのは誰か?

 牧村紀世子が狙撃されるが、ライフルを撃つスキルを持っている人物は警察では、山路管理官(寺島進)、三上薫(加藤雅也)、安本正広(志賀廣太郎)の3名である。
 だが、牧村が広田(伊藤洋三郎)を殺しに行ったときには、警察のメンバーのほとんどは署にいた。署にいなかったのは、現場へ直行した雪平と安藤、牧村を呼び出した倉庫にいた蓮見と三上だ。警察が駆けつけたときに狙撃場所に怪しまれずに行くことができたのでなければ、蓮見と三上しか機会のあるものはいない。蓮見は狙撃できないという山路管理官の発言が嘘でなければ、機会もあり狙撃の技術もある人物は三上しかいない。

 蓮見殺害未遂後、蓮見の家でライフルが見つかったことから、2つの可能性がある。牧村を殺した犯人は蓮見の共犯でライフルを蓮見が預かっていた。または、蓮見を殺そうとした犯人がライフルを蓮見の家に置いていき、蓮見を牧村狙撃犯と結び付けようとした。
 前者の場合、牧村殺害未遂犯は牧村狙撃犯と別人の可能性があり、後者の場合牧村狙撃犯と同一人物(または仲間)であるはずだ。
 蓮見の殺害未遂は、佐藤和夫が蓮見宅を訪問してから、雪平が駆けつけるまでの間に行われる。捜査会議を抜け出して水門の画像チェックをする間、三上は雪平と一緒にいて、蓮見が誘拐犯とわかって警察を出るまで一緒にいたので、三上が犯行を行うことは物理的に不可能である。三上だけでなく、蓮見の殺害未遂が捜査会議前でなければ、蓮見を殺しに行けた人物は一人を除いて警察内部にはいない。つまり安藤だけは、美央といたため捜査会議中にいなかったため、実行可能であった。

4.山路管理官はどこまで誘拐事件に絡んでいるのか?
 山路管理官は蓮見と愛人関係にあるが、牧村に脅されて広田が交通事故もみ消しの事実を告白したところをニュースで放送されると、「まずいなぁ」とつぶやく。蓮見もまた「ばれたらどうしよう」という。交通事故もみ消しがばれたらどうするかということとも思えるが、山路も蓮見の誘拐を手助けしている可能性もある。
 牧村が監禁されていたのは新宿中央署の地下だったが、ここは警察でも係長クラス以上でないとはいることができず、山路管理官または小久保係長でなければ入れない。
 また、美央の誘拐の事実を証明するため、雪平を水門に呼び出した際、雪平はまず東京タワーに呼び出される。雪平呼び出しの電話は、蓮見が自分の席についてなにやらキーボードを使った後にかかる。その後明らかになる、蓮見がコンピュータを使って電話をかけることがここでも実際に行われたのだろうと推測される。東京タワーに着いた雪平は、公衆電話にかかってきた電話に出て、水門に行くことを指示されるが、このとき蓮見の元には山路管理官がいるのである。この電話を蓮見がかけたのだとしたら、一緒にいた山路管理官が知っていることになる。

 しかしその場合、山路管理官の動機がわからない。誘拐の目的の一つは広田の事故の真実を暴くことであり、広田の事故をもみ消した当人の山路管理官としてはむしろ隠したいはずである。そう考えると、山路管理官を追い落としたい小久保係長なら、地下にはいる権限もあり、誘拐の動機もあることになる。

 山路管理官がかかわってると考える場合、元々牧村が広田の事故の真実を暴くために誘拐をしようとしたことを知っていて、誘拐に協力するように見せて邪魔をしようとしたというのが一つの考え方だが、それらなもっとうまい方法がありそうだ。山路管理官は誘拐事件には関わっていないと考えた方が自然である。

 その場合、犯人が東京タワーの雪平に電話したのは、蓮見以外の別の人物ということになる。

5.瀬崎は本当に「予告小説殺人事件」の犯人なのか?
 犯人であっても不思議ではない。「アンフェアなのは誰か?」という言葉を知った人物(警察関係者しかいないことになっている)が利用しただけで、「予告小説殺人事件」は全く独立した事件だったと考えられないことはない。

6.安藤は犯人の一人なのか?

 安藤は、か弱きものの殺人予告の電話があったときに、署内にいなかった唯一の警察関係者である。ただし、殺人現場となる場所から電話をして新宿に戻ってくることは時間的に無理と思える。
 安藤は、蓮見の殺人が可能な唯一の警察関係者である。

7.三上は犯人の一人なのか?

 三上は雪平の儀式を知っていて、雪平にしか気づかないところに証拠品を残すことができる人物の一人である。
 三上は瀬崎の手書きの原稿がポケットに入っていたといって、雪平に渡した人物である。その「推理小説」の結末は、瀬崎が犯人であることを暗示しているが、なぜかワープロでなく手書きで書かれている。しかし、雪平の手で破られ捨てられてしまい、筆跡鑑定を受けていない。
 三上は瀬崎のパソコンを鑑識より先に確認して、殺人計画の文書を書き換える機会をもっていた。もしくはパソコンに「推理小説」がなかったとしても、データをコピーすることが可能だった。
 三上は水門の防犯カメラのビデオテープを貰ってきた際、犯人の蓮見が科捜研に渡すといったときに取り上げた。蓮見はもし自分が写っている可能性があるとしたら、取り返すなどの手段をとるはずだが何もせず三上に渡してしまう。蓮見と三上が仲間であるか、ビデオに蓮見が写っていないことをわかっていたとしか考えられない。さらに、蓮見が写っていないだけでなく、三上が写っていたという可能性も考えられる。そして、蓮見がビデオに写っていたことを調べだすのは三上であり、ビデオを細工できる唯一の人物である(ビデオが細工されていたかはわからない)。
 三上は牧村を狙撃できる技術と機会を持った唯一の人物である。
 三上は、ドラマでの時間経過が正しければ、蓮見を殺しに行く機会を持っていない。

その他の疑問
a.三上はなぜ栞の切れ端をこっそり持ち帰るのか?
 持ち帰りながら、捜査会議の場で提出しているので、単なる功名心とも考えられるが、何らかの証拠隠滅?

b.瀬崎の死後、パソコンとプリンタはわかるが、黒手袋が残されているのはなぜか?
 黒手袋でワープロをする理由は?

c.牧村を佐藤和夫と結びつけたのは誰か?
 牧村が佐藤和夫宅に派遣されたのが、最初から美央の狂言誘拐を前提に計画されたことだとすると、牧村をどうやって佐藤和夫宅に派遣したのか。佐藤は、家政婦の代わりを探して家政婦派遣所に依頼する。佐藤自身が家政婦派遣所の名刺を見て連絡する。前の家政婦が同じ派遣所なら、佐藤がどこの家政婦派遣所を利用しているか知ったのか。

d.父親を殺したのは誰か?

e.×サイトを作ったのは誰か?
 管理者は佐藤和夫だが、ワープロは使えても×サイトのような凝ったサイトを構築することができるのか?できるとしたら、三上か安藤くらいか。
 サイトのドメインが取られたのは3年前だが、瀬崎一郎らの名前があるということは、最近更新されている。3年前から同じ内容だったとは限らない。その逆に、3年前から栞と同じサイト名にすることは、「アンフェアなのは誰か?」の栞が3年前に10万枚印刷されていることからすると不可能ではない。サイト名が先だとすると、栞を作ったのはこのサイトのユーザの一人が岩崎書房の社員か関係者だったことになる。

 ということで、この辺の疑問がすべて解決する結末になるのかちょっと楽しみである。
 「予告小説殺人事件」の犯人は瀬崎ではなく、瀬崎は小説を書いただけで実行犯は平井だった。裏で三上が糸を引いていて、最後に瀬崎を犯人に仕立て上げた。牧村を狙撃したのも三上。蓮見を含む「×マーク殺人事件」の犯人は安藤、というのが一番辻褄があう気がするが、さてどうなんだろう。長い割りに結論なし。

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「アンフェア」を評価する。

DVD「アンフェア DVD-BOX」  「アンフェア」を推理する、のつづき。最終回を見終わったので「アンフェア」を評価してみる。同じくいわゆる「ネタバレ」ありなのであらかじめご了承のほど。

 まず三上を黒幕とする推理ははずれ。「×マーク殺人事件」だけ安藤と書いたけど、二人犯人がいるというのもドラマにしては複雑すぎるかもしれなので、全部三上かなと思っていたのだが逆だった。ドラマ的犯人としては安藤だと思ったけど、それじゃアンフェアだと思ったりして。理由は狙撃事件の犯人の手がかりがなかったから。

 蓮見の病室に佐藤をおびき出したこと、×マーク殺人事件の犯行、蓮見殺害未遂、牧村狙撃、最初の日に雪平を殺そうとしたことは告白するけれど、「予告小説殺人事件」と「募金型誘拐事件」については「僕は協力しただけです」「少しだけヒントを与えていたにすぎません」「彼らは彼らの意思で犯行をおこなっていたのです」だけというのも残念。
 「×マーク殺人事件」の動機が、単に佐藤を犯人に仕立てるためだけっていうのもちょっと残念。

 個別には「予告小説殺人事件」は単独でまとまっているので、裏がなくても一応納得できる。ただ、儀式で栞や推理小説の原稿を見つけるのは、雪平の儀式を瀬崎に教えてあったということだろうか。
 そして、最後に瀬崎を撃つように仕向けたようなことも佐藤の推理に出てくるが、それは犯人の意図というのはこじつけのように思う。それと同じく佐藤の推理に出てくる恵理子殺害の動機が、雪平を悲しませるためだとすると、瀬崎は自分の復讐と関係なく恵理子を殺すまでの動機がよくわからない。これは佐藤の推理だから違ってもいいのだが、でもそうすると結局瀬崎の恵理子殺害の動機は不明のままということになってしまう。三上が犯行メモを読んで言っていたように、平井を犯人にするためだけが理由だったのか。ここは納得がいかない。

 「募金型誘拐事件」は解決されない部分が多くて不満。
 まずは牧村が佐藤和夫宅に派遣されるための手段が説明されていない。単なる偶然ってのは勘弁して欲しい。
 東京タワー近くの公衆電話に連絡することは蓮見にはできなかったはずで、そういう説明が欲しい。タイマーで電話の発信することが可能なのは、誘拐の開放シーンででてくるので、タイマー設定で実施していたのだと考えれば解決するのか。テレビ局に電話がかかったときも同じ原理で説明できる。その点、台詞が全部一方的な会話になっていたので、辻褄は合う。
 水門の防犯カメラのビデオについても蓮見が証拠隠滅を図らない理由が説明されない。安藤がサイト管理者で影ながら力を貸しているのであれば、ビデオを事前に確認して映っていないことを確認したり、違う日のテープを渡すとか細工は可能だが、実際にミラーの中に写っている。また蓮見も×サイト管理者が安藤とは知らないのだから、安藤が細工や確認をしているとは思わない。蓮見はまさかミラーの中に写っているとは思わなかったので、カメラには写っていないという思っていたのだろうか。
 牧村狙撃については、牧村逮捕の直前まで安藤も現場にいたので、それからビルの外に出るまでの間に雪平に怪しまれずに向かいのビルの屋上に移動したという話で、これはかなり無理があるなぁ。ネットで友人ができたとか、チャットで鍛えたとか、コンピュータに詳しい描写とかはあるのに、銃の腕前についても隠されていたし。銃の腕はおいておいても、せめて機会があることをもう少し明らかにしておかないとね。
 一番わからないのは、蓮見の動機である。金だけが目的だったのか? それとも雪平を憎んでいたということなのか?

 「×マーク殺人事件」は犯行チャンスのある警察関係者が一人しかいないのと、警察関係者以外には主要な登場人物がいないという点で犯人であることに異議はないが、やっぱり動機が弱すぎる。

 というわけで、ドラマにそこまでの説明を求めるのが間違いなのかもしれないけれど、ちょっと最後の説明が物足りない。とはいえ、これら全部説明してたら2時間ドラマになってしまうかもね。わからないところは、想像力を働かせなさいということでいえば、これだけ最終回を見るまでに考えられたというのは面白かったというべきなのだろうか。

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2006/03/22

スペシャルな泡盛を堪能。

 エヴリディ泡盛な毎日だが、今日は石垣島へ休暇に行っていた人のお土産泡盛を飲む会。スペシャルな泡盛を堪能。

 18時から6人で飲み始めて、2種類の泡盛を味わう。結構盛り上がって、さらに二次会へ行って、23時過ぎまで。通常経路で帰れる一番遅い電車にギリギリ乗って、0時半くらいに帰宅。

 Webなど見ているうちに眠ってしまい、夜中に目を覚まして寝なおす。

 月末までしばらく飲み会が多くなりそう。

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2006/03/23

ゆりかもめと泡盛と読書。

 朝から外出。用務先の最寄り駅がゆりかもめなのだが、その後の移動先がゆりかもめの新規開通場所。もしかしてもう路線の延長営業をしているだろうかと思って、朝から検索。残念なことに、来週月曜の開業だった。
 まあ、別にゆりかもめの延長区間に乗ったからといってどうということはないのだが。ただ、時間的には圧倒的に短縮されるようだった。しかし、たぶんこの用務先には今後行くこともなさそうなので、ゆりかもめに乗ることはもうほとんどなさそうだ。

 午後、どうということもなく一日が過ぎ、夜は早めに帰宅。映画を観に行くほどは早くなかったので、まっすぐ家に帰ってのんびり泡盛を飲む。

 『デス博士の島その他の物語』(ジーン・ウルフ 国書刊行会)を読む。『the TEAM』(井上夢人 集英社)もまだ読み残しているのだが、残りが少しなので出かけるときには『デス博士の島その他の物語』を持って出てしまう。

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2006/03/24

飲み会続き。

 年度末で飲み会が多い。今日は先日終わった仕事の慰労会だった。

 京都のかんむりのついた店で、懐石料理みたいに一人にひと品ずつ盛られてでてくる。テーブルには炭火焼のセットがされていて、肉や魚を焼いて食べる。美味しい店だった。ビールと冷酒を飲んで結構酔っぱらう。その後もう一軒飲みに行って、1時半頃帰宅。何もせずに寝る。

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2006/03/25

『the TEAM』井上夢人

『The TEAM』井上夢人 集英社  「霊導師能代あや子」というテレビで人気の霊能師である。盲目で難聴の能代あや子は、相談者の隠された真実を見抜き、その的中率に人気がうなぎのぼり。初めはバラエティ番組の1コーナーでしかなかったのに、能代あや子の霊能相談を中心にした番組になっていた。

 しかし能代あや子の霊能は実はインチキで、スタッフとの間では彼女自身「霊なんているわけないだろ」と鼻で笑うインチキ霊能者なのだ。能代あや子の霊能の秘密は、彼女を支える裏の<チーム>が事前に相談者の身辺を徹底的に調査することと、実際の相談のときにも、サングラスと補聴器に仕込まれた受信機でチームから情報を伝えていることにある。あとは能代あや子のアドリブを含めた語り口のうまさだろう。
 『the TEAM』は、能代あや子とチームが調べた相談者の背景に隠されていた犯罪などを知り、霊能番組のさなかその真実を暴くという連作ミステリ短編集だ。

 能代あや子とチームのそれぞれの過去については謎のまま始まるが、各短編の中で徐々にどうしてこのインチキ霊能師に関わるようになったのか判ってくる。短編でも十分面白いのだが、キャラクターも面白く、長編も読んでみたいと思わせる。
 しかし、収録された8篇の最後で能代あや子は表舞台から姿を消してしまう。こうなると井上夢人は能代あや子を主人公にした新作を書くつもりはないのかもしれない。でもそれはすごく残念な気がする。能代あや子の帰還もしくは別の形での復活を期待したい。

[ 『the TEAM』 井上夢人 集英社 ]

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2006/03/26

休日の音楽、休日の読書。

 最近めっきりケーブルの音楽番組を見なくなっていたのだが、今日は久々にスペースシャワーTVで、チャート番組などを流してみる。
 そうしたら、伊藤由奈の「Faith」が流れた。いうまでもなく、このところ、熱くなっていた「アンフェア」のテーマソングになっていた曲である。テレビでは1番のみなので、フルコーラス聴くのも初めて。なんとなく繰り返し聴く。他にも何曲かPVをリピートしたりして、ふと気がつくと15時になっていた。

 「文藝春秋」4月号掲載の「ある編集者の生と死――安原顯氏のこと」(村上春樹)を読む。
 ずっと読みたいと思っていて、なかなか読めなかったのだがようやく読めた。悲しい話である。
 最初の書き出しが、いつもの村上春樹の小説のような感じがして、エッセイでもこういう表現をするんだなとおかしく思った。内容は悲しい話なのに。

 『今日はこのワイン!―24のブドウ品種を愉しむ』(野田幹子 生活人新書)も読む。これは物理的な分量としてではなく、実質的に一日で読み終わる本ではないのだが、一通り流して読んだので別途書いた。

 『デス博士の島その他の物語』(ジーン・ウルフ 国書刊行会)も読む。先週から読んでいるのに、こちらは脱線ばかりしているので進んでいない。今日も少しだけ。

 夜はテレビを眺めて、ビールと缶チューハイ。日曜日は、泡盛を休むのが最近の習慣である。

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『今日はこのワイン!―24のブドウ品種を愉しむ』野田幹子

『今日はこのワイン!―24のブドウ品種を愉しむ』野田幹子 生活人新書  ワインって他の酒に較べて、何をどう選んだらいいのか判らないと普段から思っていた。そんなところに、たまたま『今日はこのワイン!―24のブドウ品種を愉しむ』なんていう本を見かけたので読んでみた。

 著者は野田幹子。この人、シンガー・ソング・ライターにして、田崎真也ワインサロン講師だそうだ。ソムリエの資格も持っているらしい。巻末の著者紹介には「シンガー・ソング・ソムリエ」なんて表現も出ていた。

 内容は、要するにワインの愉しみ方のハウツー本である。ハウツー本とかいっても、NHK出版の生活人新書の一冊ということで、新書らしく軽く読めるけどちょっと真面目という感じの本である。画は少しあるけれど、写真など全然なくて文字ばっかり。それから、特徴などの表現にはソムリエのマニュアルに則ったものを使っているとか。

 面白いと思ったのは、ブドウの品種が24種類というところ。初心者向きに絞っているからなのだけど、なぜ24種類かというと、「1週間に、ある品種のワインを1本飲んだとして、ひと月で4種類、6か月で24種類を楽しめることになります」というのだ。やっぱり解説だけ読んだって実地で味わってみないとわからない。 半年で一通り代表的なブドウ品種のワインを味わって確認しなさいということなのだ。

 ざっと読み通したところ、出てくるブドウ品種にはカベルネ・ソーヴィニヨンとかシャルドネとか僕でも知ってるような名前もあれば、名前も聞いたことのないものもある。ガメイなんて名前も聞いたことがないと思ったら、実はボージョレ・ヌーヴォーはガメイなのだそうだ。ワイン通の人には常識なのかもしれないけれど、へーと思う。
 しかし半年でワインを飲めるように24品種のブドウ品種といいながら、解説を読み始めると、フランス、ドイツ、アメリカ、イタリア、チリなどの産地別に解説されていて、こりゃ24本じゃ読み終わらない。

 しかしこういう紹介をしてくれると非常にわかりやすい。なんでワインがよくわからないかといったら、品種も産地もブランドも一緒くたになっているからなのだと判った。ブドウの品種と産地のマトリックスを知るだけでもかなりすっきりする。

 とはいえ、区別の仕方は納得できたけど、ワインの味の違いが判ったわけではないので、やっぱりこの違いを知るには飲みながら読まなくてはならない。というわけで、この本は読み終わるのに最低でも半年かかることになる。スピードアップして、24日で読むとか、24時間で読むとかいうのもあるのかもしれないが。たはは。

 というわけで、この本をガイドにして、ホントに一通り飲んでみようかなと思っている。ちなみに、これを読んで、毎日飲んでいる泡盛もただ漫然と飲んでるんじゃなくて、違いをメモったりししてみようかと思った。真面目な話。

[ 『今日はこのワイン!―24のブドウ品種を愉しむ』 野田幹子 生活人新書 ]

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2006/03/27

3月最後の月曜日。

 3月最後の一週間の始まり。つまり年度最後の一週間の始まり。なんかいろいろ忙しそうな予感。でも、今日は『サウンド・オブ・サンダー』を観て、22時くらいに帰宅。泡盛を飲みながら、柿ピーとか大蒜スライスを炒めたのとか、冷奴とか食べてる。

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2006/03/28

打ち上げ、レムの死。

 年度末の打ち上げ。二次会に行って23時頃帰る。大方は三次会に行った模様。

 スタニスワフ・レムが死んだ。レムの真面目な読者ではなかったので、まだ読んでいない作品とか読んで追悼しようか。せめてレムの死とともに絶版本が復刊されたりしないかな。

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2006/03/29

酒好きたちのハードな一夜。

 先週、泡盛を飲んだメンバーを中心に飲み会。飲み会の席で突発的に飲みに行くことが決まって、その場で予約を入れたという飲み会。10人で仮予約したが、結局8人ほどに落ち着いた。
 一次会は、予約を入れていた魚の安くてうまい店。二次会でカラオケ。結局2時くらいに解散して、タクシーで帰った。久々にハードな飲み会だった。

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2006/03/30

嵐の後の静けさ。

 昨日飲みすぎたので、静かな一日を過ごす。

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2006/03/31

年度末最終日。

 年度末最終日。何かと忙しい。

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記事一覧

「アンフェア」な夜。
「アンフェア」と『ホッグ連続殺人』
『ミスター・ヴァーティゴ』 ポール・オースター
『チェケラッチョ!!』 秦建日子
日曜日。
休みの狭間の仕事。
「アンフェア」を推理する。
「アンフェア」を評価する。
スペシャルな泡盛を堪能。
ゆりかもめと泡盛と読書。
飲み会続き。
『the TEAM』井上夢人
休日の音楽、休日の読書。
『今日はこのワイン!―24のブドウ品種を愉しむ』野田幹子
3月最後の月曜日。
打ち上げ、レムの死。
酒好きたちのハードな一夜。
嵐の後の静けさ。
年度末最終日。


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