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2002年10月前半
台風で朝から雨風が強い。そして、なんとなく蒸し暑い感じもする。こんな日に限って、スーツで外に出ることになってうんざりしていたが、外を歩くときはうまい具合にそんなにひどいときではなくて助かった。
しかし、行った先の用件で台風吹きまくりの荒れ放題みたいな状況でうんざりする。飲んで帰りたいが、台風も来ているので寄り道せずに帰る。ただ、ABCには寄り道して、<ゴーメンガースト三部作>の『タイタス・グローン』、『ゴーメンガースト』、『タイタス・アローン』(マーヴィン・ピーク 創元推理文庫)を買って帰る。家に着く頃にはもの凄い風雨に驚く。
昨日、うたかたの日々にアキ・カウリスマキとウィノナ・ライダーの映画の話を書いたが、書いていて映画を観てないなぁと痛感する。監督作、出演作を全作は観ていないとは思っていたが、こんなに観てなかったっけって感じである。1、2本見逃してるだけだと思っていた。ウィノナ・ライダーの関連サイトとか見ていたら、今上映中の『ズーランダー』にちょっと出ているみたいだ。というか、この映画にはたくさんの俳優が顔を出しているみたい。
EVさんの日記がもう一月も更新されていないけど、どうしたのかと思っていたら、久々の更新。海外に行っていて、帰国したようだ。
珍しく早い時間に家にいたら、いつのまにか居眠りしてた。
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矢のように過ぎた一日。なんかもういやんなっちゃうよ。そんなわけで、ペンギンズランチビスケット2をいつもと違うコンビニに寄ってみて購入。開けてみたら、コウテイペンギンがまた出てきてちょっとガッカリ。もうひと箱開けてみると、今度はアデリーペンギンだった。まとめて5箱買ったが、あと3個はあとで開けることにする。いい年してこんなもんにハマってどうするんだとか思う。
家に帰るとAI・HALLからDMが届いていた。AI・HALLとは、伊丹市立演劇ホールなのだが、以前、プロジェクト・ナビの演劇『猟奇王』を観に行ってから、律儀にもDMを送ってくる。必ず北村想の演劇の案内が入っているので、AI・HALLからというより、プロジェクト・ナビから来るのだろうけど。今回も『想稿 銀河鉄道の夜 ver.3.2』の案内が入っていた。公演場所は、今回も滋賀と名古屋と伊丹しか書いてない。いつも行ってもいいかなと思いつつ、やっぱり遠いので結局行った試しがない。1990年以来12年ぶりの再演だって。何となく観てみたいなぁ。
今日は、『ロード・オブ・ザ・リング』のDVD発売日だった。地下鉄の柱広告にフロドたちの大アップ写真が貼られていた。ああ、観たいなぁ。
Webを見ていたら、昨日買った『ゴーメンガースト』の映画がDVDで発売というのを見かけ、まだ読んでないけど、解説によると結構本格的みたいなので観てみたいなぁとか思う。そして、ふと気づいたことに、なんで昨日『ゴーメンガースト』三部作を買ったのかといったら、このDVD発売の記事を読んで創元推理文庫で出てることを知ったのがきっかけだったと思い至る。ちょっとぼけてないか。
そういや、今日の昼、何をたべるかという話をしていて、「昨日、何食べました?」と訊かれて「昨日はパンを買ってきて食べたのかな」とか答えておいて、そのあと話を続けているうちに「昨日、TさんとIさんとカレー屋に行って…」とか話している。「昨日、パン食べたっていったじゃないですか!」と言われて初めて勘違いに気づく。パンを食べたのは一昨日だった。そんなわけで、「まだ惚けるのはやいですよ」とか言われた。
惚け防止に毎日のメニューを書いておくべきだろうか? ちなみに今日の昼食は台湾料理の店で定食を食べた。夜はカルビ麦とろ定食。
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ペンギンズランチビスケット2をひと箱開封する。でてきたのはマゼランペンギンだった。マゼランペンギンも2個目だ。ついてない。
鬱屈した日々を送っていて、映画すら観に行けないんじゃやってられない。ということで、『ウインドトーカーズ』を観に行く。今、観たい映画って何本かあるが、結構気になっているのが『サイン』。大絶賛とガッカリの両極端の意見をきいているので、非常に気になる。一般受けしなくて、打ち切りになるのが怖いので早めに観に行きたいところ。シャマラン監督の映画は『アンブレイカブル』も観逃しているしなぁ。なのに、上映中映画をチェックしてたら、ジョン・ウー監督の『ウインドトーカーズ』が今週までみたいなので『ウインドトーカーズ』に鞍替え。ジョン・ウーってアクション映画の人であって、戦争映画ってのはちょっと畑が違うと思って気になっていたのだ。
予告で、ロバート・レッドフォード主演の『ラスト・キャッスル』をやっていて、これこの前観たときから思ってるのだが、『ブルベイカー』と雰囲気が似ているなぁと。予告を見る限りでは、『ラスト・キャッスル』はキャッスルと呼ばれる軍人の刑務所に送られたレッドフォードが、その刑務所の専制君主的な体制に反乱を起こすっていう、刑務所という閉鎖的空間に横行する悪と戦う話みたいである。『ブルベイカー』も、不正の行われている刑務所にブルベイカーという囚人−−レッドフォードがやってくるが、実は彼は新任の刑務所長で不正の実体を調べて刑務所内の悪と戦う話だ。この間、『スパイゲーム』が昔のスパイものの『コンドル』を思い出すなぁと思っていたらDVD化されたので、『ラスト・キャッスル』にあわせて『ブルベイカー』がDVDになったりすると嬉しい。
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ジョン・ウーが監督だとしても、いまどき戦争映画をアクション映画として撮るのは無理みたいで、人間ドラマというか男の友情というか、そんな映画になっていた。まず、アクション映画で敵は殺しても憎み足りないような悪人で、完全懲悪のストーリーになってると、単純だけれどその分何も考えずに主人公の活躍を楽しみやすい。『ウインドトーカーズ』では、戦争なので、敵側の感情とかについてはほとんど描かれていないとはいえ、問答無用の悪とも描かれていない。しかも、舞台となる戦争が太平洋戦争なので、敵が日本人で、日本人が観てると主人公たちが敵を倒してもなんとも気持ち悪い。
冒頭、ナバホ族の男が家族に別れを告げバスでどうやら戦争にいくらしいというシーンから始まる。続いて、戦場のニコラス・ケイジが仲間たちを次々殺されていく沼地での激しい戦争シーンに切り替わる。ニコラス・ケイジは退却すべきときに命令を優先して、自分の部下たちを皆殺しの憂き目にあわせてしまう。そして、回復した彼は戦場に復帰しようとする。一方、ナバホ族の男たちは、ナバホ族の言葉を使った新しい暗号を覚え、通信兵として戦場に向かう。ニコラス・ケイジは、この通信兵を何があっても敵に渡さないことを任務として与えられる。もし、敵に捕まるようなことがあったら、暗号が知られる前に殺せという任務である。
仲間を救えなかった、むしろ自分が殺したのだと自分を責める兵士と、ナバホ族の誇り高い男だが白人の軍隊の中で差別される男、二人が通信兵として組み、激しい戦場に向かうとなれば、まあだいたい展開は予想がつくとおりだ。それにしても、冒頭の沼地のシーンもそうだが、戦地の激しい戦いは、戦争ってこんなに人が死ぬんだねとそれこそ間抜けな言葉が漏れそうなくらいバッタバッタと人が死ぬ。そして日本兵の台詞がそのまま聞こえてくるし、戦争って嫌だねと当たり前のことを思ったりして。
おきまりの結末に落ち着くんだけれど、それなりの感動はある。けれど、どうも日本人を殺しまくるってのは気分悪いね。戦争だから、といっても。
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夕方携帯が鳴り、突然飲みに誘われる。ほいほいと飲みに行く。というように、誘われるとすぐ飲みに行くので、誘ってください。
一軒目は焼き肉屋で、店を出たときにはもう10時半くらいだったが、二次会に行きましょうといわれる。二次会に行くにはちょっと遅いなぁと思ったが、まだ少し時間があるので行く。でも結局行ったのは3人だけだったが。ピアノのあるバーで、ヴァランタインとか飲んで、12時過ぎに先に帰る。
帰りの電車で『海辺のカフカ』を読もうと思ったら、鞄に入れ忘れていた。でも酔っぱらっていたせいか、ボーっとしていてもすぐに家に着く。
よく行くチャットを二つほど覗くが、どちらも誰もいないので諦めてすぐに寝る。
もしかしたら、何か追記するかもしれないが、たぶん追記するほどの出来事もなかったので、このままだと思う。とか書いたが、ちょっとだけ書き足した。でもろくなこと書いてないな。
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小心者の杖日記(10/3)で、中島みゆきの『36.5゜C』のことが書かれていた。「戸惑いとともにファンに迎えられた」とあり、その理由は「極端にデジタルな感触のサウンドを導入」された異色作だったことだというが、「一体何の影響を受けたのかさえ謎なのです」とある。実は『36.5゜C』は初めて買ったCDの1枚で、その当時もうだいぶCDが広まってきて、CDを再生できる機器としてCDラジカセとともに数枚のCDを買った思い出がある。当時、CDの方が当然音質がいいという考えと、実際の聴いた感覚ではアナログレコードの方がよいとかいろいろ議論されていた。極端にデジタル化した音づくりにしたのはそんな背景とかあるんじゃないかとふと思った。
DVDで、『スティング』(監督ジョージ・ロイ・ヒル)、『ブラック・レイン』(監督リドリー・スコット)を観る。どちらも久々に観るが面白かった。
夜、メールをチェックすると、boid.netから、『恐怖の映画史 パート2』CD-ROMバージョンまもなく発売の案内が届く。発売を記念して、10月25日にアテネフランセにて、『恐怖の映画史 パート3』のトーク・イベントを行うという話も。『呪いの館』(監督マリオ・バーバ)のDVDによる上映もあり。
ペンギンズランチビスケットは、ジェンツーペンギン(ヒナ)とマゼランペンギンだった。マゼランペンギンばっかり3個も集まっちゃったよ。
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昼頃起きて、食後仕事する。なかなか集中できなくて、休憩に『海辺のカフカ』(村上春樹 新潮社)を読む。ふと思いついて、『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」』とか本棚から引っ張り出してきてパラパラ読んだりして、眠くなったら居眠りする。あれもしなきゃこれもしなきゃと思って、結局何もしないで一日が過ぎちゃったよ、こんなことならあれをすればよかったとかいう後悔をするタイプなので、そういう思ったことをそのまま勝手気ままに過ごせる時間というのは嫌いじゃない。嫌いじゃないのだが、ふと気づくと仕事が進んでいない。その時点で、ああ、こんなことしていないで仕事しなきゃとか思ってしまうのがダメなところ。
『海辺のカフカ』はもう下巻5分の4くらいまで読み進んで、いろんなことが収束し始めて、ここは一気に読み上げる部分なのだけれど、仕事が気になって読めずにいる。中途半端なところで止めるくらいなら、明日に延ばして一気に読みたい。
昨日観た『スティング』と『ブラック・レイン』の感想も追記しようと思ってたけど、暇なし。
その後仕事を続ける。最近は日替わりで違うCDをかけているのだが、珍しくクラシックにしてみる。アシュケナージの演奏するラフマニノフのピアノ協奏曲全集を順番に聴く。3番が一番好きなのだが、これは元気のない時に盛り上げてくれる。元気のない時に景気づけに明るい曲を聴くとうるさく感じたりして、かといってその気分に合う曲を聴くともっと沈んでいったりするが、その点第三番は静かに始まり、第三楽章でいきなり盛り上がるという展開で、元気のない時に聴いてもうるさくないのに、フィナーレではいつのまにか元気な状態に持ち上げてくれるのが好き。
外では雨音が激しい。こんな雨の中なのに、猫が外に出るという。もう三時半だから早く帰ってこないと寝ちゃうぞ。
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朝は目覚ましより少し前からステレオでCDが鳴り始める。昨日聴いたCDを入れたままだったので、ラフマニノフのピアノ協奏曲4番で目を覚ます。そういえば、昨日というか今朝方は4時に寝たのだが、猫は帰ってこなかった。あの雨の中外で過ごしたようだ。
朝食を取り、珍しくスーツを着ようとしたらズボンに大きな穴があいていた。夏服に衣替えする前に穴があきそうになってることに気づいたはずだが、忘れてクリーニングに出してしまったのか。洗濯されて穴があいてしまったのだろう。とほほ。
昨日の昼間、居眠りをしていたせいか、3時間しか寝ていない割には眠くない。夜には眠くなるかと思ったけど、珍しく眠くならずに一日過ごす。帰りの電車で『海辺のカフカ』(村上春樹 新潮社)を読む。あと残すところ1章というところで大宮に着く。タクシーで帰宅。ビールを飲み始めたら、一缶じゃ止まらない。日記をアップしてから、最後の一章をのんびり読むんだ。今日は感想を書く暇ないだろうし。
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昨日、『海辺のカフカ』(村上春樹 新潮社)を読み終える。希望的な結末と、読み終わってしまったという一抹の寂しさとが相まって、「読み終わってしまった」と、すぐに昨日の分に追記しようかと思った。でも、感想については、読んでいる間にいろいろ思ったことがあるのに、そういうことはどうでもよくなってしまって、何も書くことがなくなってしまった。でも、あとになって、最初に読んだときはどう思ったのか書いておけばよかったと思うに違いないので、なるべく書こうと思う。でも今日はまだ書けない。主に時間的な理由だけど。
今日も眠い一日だった。眠くて眠くてしょうがなかったのだが、映画を観たくて眠くならなそうなものを選ぶ。これだ、『インソムニア』−−不眠症。ただでも眠そうな顔をしたアル・パチーノが不眠症と犯人からの電話に悩まされるサスペンス(という話だと予告では思っていたのだけど、ちょっと違った)。そして、犯人が陽気の固まりみたいなロビン・ウィリアムズ。ロビン・ウィリアムズって、とても好きな役者だし、しかも悪役として出演というのが気になっていた。面白かったけど、サスペンスじゃなくて人間ドラマというか、そんな感じだ。感想はこれもあとで書くつもり。
読書は『木曜組曲』(恩田陸 徳間文庫)を読み始める。でも、電車で読んでいたらインソムニアどころか眠くなってあまり進まない。
ナジマというインド系ミュージシャンの『ナイナー』を久々に聴く。最近、ちょっと昔に買ったCDとか聴いてみたりして。久しぶりに聴くけど、なかなかよい。
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昨日に引き続き眠い。気を緩めると眠っている。夜は久々に友人たちと飲む。5人集まる予定がどたキャンで、3人に。ビールの種類がいろいろある店で、ビールをいろいろ飲む。ギネス、ブルドッグ、ジーマ、トゥー・ドッグス、ブルドッグ、ブルドッグと、飲み過ぎ。
へろへろになって、有楽町から電車に乗ったら上野を通り越して新宿に着いていた。新宿から埼京線でなんとか最終コースで家まで帰る。
ということで、読書も日記の追記も何もかにもできない。amazon.co.jpで買い物だけする。
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いつものコンビニにはやはり「ペンギンズランチビスケット2」は入荷しないので、少し離れたコンビニまで行く。今度は「ヒゲペンギン」。
新しいクリエが発売になる。クリエPEG-NX70V・NX60というそれは、PalmOS5で、CF型の通信カードスロットを内蔵している。いままでケーブルで繋いだり、アダプタを必要としていたのに、今度はそのままCFカードを差し込めるのである。その分、筐体はでかくなってるし、僕の嫌いなウイングデザインなんだけど、カラーで大画面で高解像度で、31万画素しかないけどカメラがついて、音楽が聴けて、通信ができる。要するにオールインワンでこれ一つ持てば、他に何も持たなくとも一通りのことはできてしまう。
ウィングデザインが嫌いなのは、いくつか理由がある。ひとつはその形状のためにどうしても厚くなってしまうところ。今回はさらに通信カードスロットのついている分、そこが飛び出している。通信カードアダプタを下部や後にくっつけた状態を考えればそれほど問題ではないので、いつも使うのなら我慢の範囲かとは思うが。
それから、普通の形状ならポケットから取り出して電源を入れるか、予定表のボタンを押すところまで片手でできるの。参照するだけだと、Palmの形状はよくできている。予定とか電話番号を見たいときに、片手でさっと見られるのだ。よく使うボタンを下部の4つのボタンに設定できるので、それ以外でも開いてすぐ見たければ、設定しておけば片手で済む。しかしウィングタイプになると、蓋を開けるという作業が加わってしまう。カバーをつけていればそれは同じなのだが、そのあと書き込みをするなら開いた蓋をひっくり返してターンスタイルに変形しなければならない。書き込む時点で右手を使うわけだから、蓋を回転させるくらいどうということはないのかもしれないが。しかし、キーボードはいらない。なんでグラフィティが便利なPalmにキーボードをつけるのかわからない。キーボードの方が入力は速そうな気もするが、大きさを犠牲にしていいのかという感じ。ターンスタイルにしたときに4つの機能ボタンが隠れてしまうのも気になる。
グラフィティエリアも表示領域に変更できて画面サイズが広いというのは魅力だが。それはウィングタイプでなくても実現可能じゃないかと思う。なんで普通のタイプでワイド画面タイプを出さないのかなぁ。
そういういろいろな不満はあるのだけれど、結構気になる。実物を見たいところだ。おもちゃとして面白そうなので、衝動買いしてしまうかも。
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ペンギンズランチはまたまたマゼランペンギンの登場。もう三匹目だ。もうひと箱開けたら、キガシラペンギンが現れた。残るは、ジェンツーペンギンとロイヤルペンギンとシュレーターペンギンの三匹。
オフィスの引越に関するコンサルをする会社と話をする。面白いのはオフィスのカラーリングを決めところで、マークシートでアンケートをとるのだ。オフィスに対するイメージというのを、130個くらいのキーワードについてあてはまるとかあてはまらないとか答えていく。「明るい」「あどけない」「きびきびした」「洗練された」「男らしい」「躍動的な」等々と、形容詞的な言葉が並んでいる。数が多いので回答はかなら鬱陶しかったが、その分析結果というのを見せて貰うと面白かった。その言葉のもつイメージに対応する色というのがあって、あてはまると答えた形容詞に対応する色が明らかになる。そして何種類かの色が決まるので、それを元にデザインをするのである。なかなか面白い話だ。
夜、軽く飲もうかという話になり、夜食にマクドナルドなど食べたりして腹は減ってないので近くのサイゼリヤに行く。グラスワインが90円、ボトルでも一番安いのは980円。ビール一杯とワインを飲んで、ちょっとつまむ。終電を逃してタクシーで帰る。
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ペンギンズランチでジェンツーペンギン入手。前にジェンツーペンギン(ヒナ)がでてきているが、較べてみるとあんまり似ていない。
ずっと読んでいた『木曜組曲』(恩田陸 徳間文庫)を残り数ページを読んで読了。面白かった。
DVDで『ソードフィッシュ』と『天空の城ラピュタ』を観る。『ソードフィッシュ』は公開時に観たかったのだが、観そこねていた。『天空の城ラピュタ』は観てるけど、また観たくなって。
夜、昔書いて、書いたこと自体を忘れていたものを見つけて読んだ。読み返すと確かに書いた覚えはあるのだが、すっかり忘れていた。昔といってもそんなに昔に書いた訳じゃなくて、去年の1月くらいだったのだが。自分で書いたものなのに、結構楽しく読めたりして。自分で書いたから楽しめるというのもあるが。
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作家重松時子の家に毎年集まってくる時子に魅せられた作家たち。彼女たちがなぜ集まるのか、何が起こったのかは徐々に解き明かされていくのを読むのも楽しみなのでここでその背景を書く必要はないだろう。ワインを飲み、料理を食べながら、それぞれの思いを告白し始めるという話は、女性ならではの世界という感じがする。それほど大きな事件も、派手な殺人事件もない密室劇なのだが、女性心理と物書きの心理を中心に真実が次々と明らかになっていく、逆転逆転の連続のような展開で、非常に面白かった。恩田陸はいつも話が「閉じられずに」終わってしまうようなところがあるが、この作品は妙に緻密に組み立てられて全てのピースがはまって終わるような感じがする。
[『木曜組曲』 恩田陸 徳間文庫]
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シュレーターペンギン確保。あとはロイヤルペンギンだけになったけど、1箱買っても9分の1の確率ってことかい。もう出てこない気がする。それと、ペンギンズランチビスケット2はまだ売ってるのか。シュレーターペンギンが出てこなけりゃ、えとさんに貰えたのだが。ついてない。
昼間、肩こりがひどくやる気が出ない。のんびりして体力温存して、夜は後輩の結婚式二次会に出かける。思ったより知ってるひとが来てなくて、久しぶりに会えると思っていたのに会えなかった人が数人。最初、料理が一瞬にしてなくなるので酒ばかり飲んでいたが、前半でみんな腹が一杯になったのか後半になって食事もできるようになる。結構腹一杯になる。人付き合いが広がらないので、なんとなく飲み食いばかり。
帰りはちょうど9時過ぎなので、テアトル新宿に寄って『DRIVE』を観る。
出かけるときに持って出た『スイート・リトル・ベイビー』(牧野修 角川ホラー文庫)は電車の中で3分の2くらい読み終えたので、残りを一気に読んで読了。面白かった。
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児童虐待の電話相談をしている主人公秋生の元に以前相談のあった女性からの電話がある。電話の主は一度は児童虐待から立ち直った女性だが、秋生が話を聞いてみると夫の行動が不審だという。児童虐待と関係のない話であれば、相談に乗る必要はないのだが、これがきっかけで再び児童虐待をすることにならないかということも気になり、相談に載る約束をするのだが、そこから秋生は事件に巻き込まれていくのだった。
児童虐待の実態やその相談所の話が書き込まれていて、例えば児童虐待は異常な人の特別な行為ではなくて、ごく普通の主婦にも訪れるかもしれない病気なのだと語られる。主人公秋生にも児童虐待の過去があるようなほのめかしがあり、秋生自身のなぜ児童虐待などをするのかという疑問、それ自体が人間の怖さとして影を落とす。しかし、ホラーなのでそれだけでは終わらずに、もっと恐ろしい話へとなっていく。
結構面白かったのは、創作部分ではない、児童虐待等についてもしっかり書かれていることもあると思う。書き方としてホラーとしてまとめているけれど、ネタばれを覚悟して言ってしまうと、SFの侵略ものの一種ともいえる。最近読んだ恩田陸の『月の裏側』とか、侵略ものじゃないけど貴志祐介の『天使の囀り』を思い出した。そういや、これも天使のような存在が出てくるのだけれど。
ホラーってある意味純文学に一番近いという話を昔友人と話していたのだが、この小説も、人はなぜ幼児虐待のような残酷なことができるのかというテーマについて語っている。面白かったで終わったあとにも、いろいろと考えさせられる。
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超真面目で何事も正確にやらないと気が済まない堤真一が車で信号待ちしていると、花屋で花を見ながらドジなことをしている柴咲コウを見かけ気にかかる。と、そこに突然乗り込んできた覆面の男たちが、車を出せと詰め寄る。覆面を取ると、三人組は銀行強盗をしてきた大杉漣と安藤政信と寺島進だった。どうやらもう一人が別の来るまで金を持ち逃げしたらしい。まんまとしてやったりと大笑いするのは筧利夫。車を追う堤真一は赤信号で停止、制限速度を守って車を見失ってしまう。
ひょんな偶然から巻き込まれた堤真一は、銀行強盗の三人組の言われるがままに車を運転しているうちに、一人ずつ妙な運命の偶然に自分の道を見つけていくという、コミカルで不思議な物語。小劇団のコメディみたいな、非現実でばかばかしいくらいくだらない笑いに満ちた映画で、でも楽しいからいいやという感じ。
[『DRIVE』 監督SABU テアトル新宿 レイトショウ 2002/10/13]
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今日が「体育の日」といっても実感湧かない。さらに、実感がどうこういうより、体育なんかとは無縁の一日を過ごす。というか、今日に限らず、体育なんかしたくないのだが。
珍しく朝起きる。しかし朝食後、ぐったりしてたら居眠りなど。昼を食べ、午後もグッタリ。ただ午後一杯グッタリしてたのではなくて、<ゴーメンガースト三部作>を読み始める。まずは当たり前だが一作目の『タイタス・グローン』(マーヴィン・ピーク 創元推理文庫)を読み始める。昨日、<ゴーメンガースト三部作>を買ったという話をしたら、まだ売ってるのかと驚かれた。『指輪物語』のヒットのお陰で、『指輪物語』と双璧をなすというこれも復活したのかもしれない。なにしろ奥付を見ると、3冊とも1999年刊行だ。しかし、描写がすごくて、なかなか読み進むのが大変そうだ。イマジネーションたっぷりの作品世界がしっくりくるのにも時間がかかりそうだし。しかし、それはしっくりきはじめたら、面白くて仕方がないことになりそうな作品世界だ。
夜、DVDで『ロード・オブ・ザ・リング』を観る。やっぱり、映画館とは迫力が違う。映画館で観ておいてよかった。画面の大きさはしかたないが、今度は音だけでもステレオに繋いで迫力ある音響で観てみよう。特典映像の方で、12月発売のエクステンデット・エディションの紹介があったので見てみる。30分長いバージョンということだったが、その30分のために音楽も新たに曲を書き下ろしたり、それ以外にも新たに撮影し直したりしているらしい。それじゃ、ただの30分追加じゃないのかと、すごく楽しみになってしまう。DVD版は、きっと映画館で完全版とかいって期間限定上映しそうだな。
『ロード・オブ・ザ・リング』は最近観たばかりのような気がするので感想はかかない。『インソムニア』とかその日に感想を書かなかったのはそのままになってるので、とりあえず短くてもなるべく書くように心がける。最近、どうも感想を書くのが面倒なのだが、面倒なものをやろうとしても続かないので、無理をしない範囲で続ける。だって、この日記だって好きで書いているはずなんだから。
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ペンギンズランチ2はロイヤルペンギンが手に入らないが、これが出るまで買ってたらたいへんなことになりそうである。出てくればめでたし、出てこなければ諦めようと思って、2箱だけ買う。案の定、ロイヤルペンギンは出てこなくて、コウテイペンギンとアデリーペンギンが一匹ずつ増えた。机の上はこんな状態。あと、2個仕事場にある。
帰り、最寄り駅を降りると地面が濡れている。霧雨のような雨が降っているなぁと思いながら鞄の中を探るが傘は見つからない。大した雨じゃないからいいかと思いながら歩いているうちにだんだん激しくなって来て、家に着く頃にはだいぶ濡れてしまう。そのあと、さらに激しくなって、雷もなっていたのでひどくなる前に帰れただけでもよしとしよう。
『タイタス・グローン』(マーヴィン・ピーク 創元推理文庫)を少し読む。だんだん雰囲気になれてきた感じ。
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引越プロジェクトにて、オフィスのデザインを見せて貰う。すごくおもしろい! オフィスの入り口なんて、壁にちょっとパネルがあって、電話台があるくらいのイメージしか持ってなかったが、その壁を斜めに置いてみたりする。カラーリングも地味で暗い、グレーとかダークブルーのイメージがあるが、そんなんじゃなくてオレンジでど派手にバーンとか(案1)、曇りガラスでシックにコジャレた感じとか(案2)、見てるだけで面白い。
その引越のプロジェクト管理をする会社のオフィスももちろんそういう風に作られている。エレベータを下りるとガラス張りでロビーが見える。右手に受付、正面には曇りガラスにプロジェクタで映画のビデオが映ってる。案内された会議室は、靴を脱いであがる畳敷きになっていて、テーブルの下は掘炬燵式に足を入れられる。思わず酒を注文しそうな雰囲気。他の会議室もそれぞれ特徴がある。空いている部屋を覗かせてもらったら、その部屋はブレインストーミング用の部屋。テーブルは雲形定規のように丸みがかった楕円形で、ホワイトボードもあるけれど、部屋の壁全体がホワイトボードになっていていろいろ書きながら会議ができる。議事録はデジカメで撮るのだという。その隣の部屋は、カウンターバーになっていて、お酒も置いてある。世の中、いろんな会社があるのだなぁとちょっと驚く。
夜、『サイン』(M・ナイト・シャマラン監督)を観る。映画のあとは、ひさびさに馴染みの蕎麦屋で桜花を飲んで蕎麦をたぐって帰る。
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