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2009年1月後半
残業して遅く帰宅。BS hiの番組を録画しておいたが、再生してみると受信確認メッセージに関する説明を見るようにというメッセージが画面下にずっと出っぱなし。保存はあきらめるにしても、映画だけでも観ようかと思ったが、そのメッセージがちょうど字幕部分を隠していてそれもかなわず。
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『悪夢探偵2』をシネセゾン渋谷で観る。
前作のhitomiが扮した刑事などはでてこない、独立した話。何かをずっと怖がっていた母親のことを最近夢に見る悪夢探偵こと京一。そこへ怖がりの同級生をふざけて物置に閉じ込めてから、その同級生が夢に出てきて眠れないという依頼人の女子高生が現れ、最初はかかわりを避けていた京一だが、その怖がりの少女に母親との共通点を見出し、関わりはじめる。
どうもカメラがぶれる映像はやっぱり苦手。だが、夢の中へ入り込んでいくところは秀逸。そして、前作のような危機感はないものの、怖いことだけは確か。何かが起こりそうな怖さなので、人によっては全く怖くないというかもしれないけど。
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寒くてほとんど何もしない一日。夜はずっとお湯割りを飲んでいた。
最近、日記ではなく週記になっている。前回も休みにまとめて書いた。今回も気がついたら一週間溜まっていた。
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『ハローサマー、グッドバイ』(マイクル・コーニイ 河出文庫)読了。裏表紙の紹介には「SF史上屈指の青春恋愛小説」とあり、著者のまえがきの中では「恋愛小説であり、戦争小説であり、SF小説であり、さらにもっとほかの多くのもの」と書かれている。そしてその通りだった。
いろいろ書こうとしたけれど、無駄な説明になってしまったので削除。説明不要でとにかく読めばいいという話かも。横着な。
ところで、このまえがきには、今では何の断りもなく当たり前に書かれている、地球以外の惑星で人類と同じようなヒューマノイドの異星人が人類と同じような感情を持って似たような文明を持ってという背景について、わざわざ断り書きをしている。1975年の作品だけれど、この時代にはそういう設定がなかったかというとそんなことはないはずだけど。わざわざ調べてないけれど、70年代後半には『スターウォーズ』が公開されたりしているしね。ああ、でもスペースオペラとかヒロイックファンタジーでなくて、本格SF的なものでは一般的ではなかったのだろうか。
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年明けからそれほど忙しくないのだが、かといって暇ではない。そんな感じだったが、ここへきていろいろと仕事が重なり、ちょっと忙しくなってくる。
『魔王』(伊坂幸太郎 講談社)を読み始める。
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やはりちょっと忙しくなって、22時まで仕事。特にこれといった出来事なし。
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朝テレビをつけると、オバマ大統領就任でホワイトハウスまでのパレード中。車は防弾仕様で、フロントガラスの厚さが15センチもあるとか、屋根の厚さが20センチとかいろいろ解説していた。
夜、「不可能犯罪捜査官キイナ」の第一回をちょうど放送していたので見る。面白かったので、このまま見るつもり。脚本が吉田智子なのでちょっと期待している。
読書は『魔王』(伊坂幸太郎 講談社)を読んでいるが、中編二編収録で、一つ目の「魔王」を読み終える。続くもう一つの話は、「魔王」の数年後の話。
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今日もまた仕事の日。何も特別なことはなし。単なる働くおじさん。
読書は『魔王』(伊坂幸太郎 講談社)継続。
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今日もまた働くおじさん。そんなに忙しいわけでもないのに、今週は映画にも行けない日々。
読書は『魔王』(伊坂幸太郎 講談社)読了。面白かったけど、二つ目の話は尻切れトンボな感じで、この後どうなるのか気になる感じ。
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『オズの魔法使い』のミュージカルを映画化した『ウィズ』を観る。原作の『オズの魔法使い』も読んでないし、映画版もどれも観たことがないので、ドロシーと案山子とライオンとブリキ男が旅をするとしか知らない。しかもいきなり、全キャスト黒人のミュージカルという異色作なので、オリジナルとの違いがわからないのだが面白かった。だけど歌とダンスを除くと、ちょっとなぁというところもたくさんあるけど。
夜、松本清張の小説のドラマ化『疑惑』を観る。面白かった。原作はきっともっとどろどろとしているんだろうなぁと思う。
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『ザ・ムーン』をMOVIXさいたまで観る。
アポロ計画の開始から無事月に人間を送り込み計画が終了するまでを、もう70歳を超えてるだろうかつての宇宙飛行士たちが答えるインタビューと当時の映像で描いているドキュメンタリーだ。この宇宙飛行士たちがいいお爺ちゃんになっているのに、当時のことを楽しそうに無邪気に語るのが楽しい。中には人が乗り込む前までのロケットは全部爆発していたとか、地上での訓練中の事故で宇宙飛行士が三人死んだとか、初めて月に行ったとき失敗して月から帰れなくなったときのメッセージも用意されていたとか、アポロ13号の事故とか、必ずしも楽しいだけではなくて、むしろ死と隣り合わせのことだったことにも触れられている。
この元気のいいお爺ちゃんたちを見ていたら、『ライト・スタッフ』や『スペース・カウボーイ』をまた観たくなった。
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『エグザイル/絆』をシネマスクエアとうきゅうで観る。
男たちの友情と銃撃戦、香港映画らしい面白さだった。
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『感染列島』をMOVIXさいたまで観る。
あまり期待していなかったのだけど、意外に面白かった。もっとチャチというか、せせこましいというか、情けない映画じゃないかと失礼ながら思っていたのだ。でも面白かったけど、物語の嘘としては許容できない突っ込みどころは満載だったりして。
ちょっと、というかたくさんネタばれになるけど、どんなところが突っ込みどころかというと…。
鳥インフルエンザが猛威を振るうというのが物語の始まり。それを感染した日のずれからインフルエンザじゃないんじゃないかと妻夫木扮する医師が言うのだけれど、目から口から全身から血を噴き出して死んでいく患者を見た時点で、これはインフルエンザじゃないって普通思うだろ、しかも医師だし、とか。
感染源の医師が何で感染の危険を一番知っているはずなのに不用意に正月だからって帰省してくるのか、しかも血を吐いたりして感染源を作ってそのまま立ち去ってしまうのがおかしい。さらにはそんな状態でまた現地に戻っていったら、その途中でどんどん感染が広がっちゃうのに、日本だけでパンデミックが発生しているのもつじつまが合わない。ウィルスの謎を解くために私の手記が役に立つことをなんて手帳を残しているけど、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ、とか。
佐藤浩市の最後と壇れいの最後があまりに違うのは、物語の嘘として認めよう。でも、国仲涼子の最後は一体何だったのか? 単なる疲労? 血を吹かないんだから感染したわけじゃないんだよね。それなら、何が起こったのか、全然説明がないんだけど。
と書くと、ボロボロなんだけど、観ているときには素直に受け入れさせてしまう勢いみたいなものがあるのか、面白かった。そして遅れてくる矛盾感。いろんな意味で面白い映画だ。
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大学時代の友人たちとの集まりでジンギスカンを食べる。終電で帰宅。
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『聖女の救済』(東野圭吾 文藝春秋)を読了。
ガリレオシリーズの長編。『ガリレオの苦悩』でも感じたけれど、初期の作品とは雰囲気が変わってしまったように思う。テレビドラマ化にあたって、刑事役を女性にしたいという話を受け入れたとき、東野圭吾自身の原作にも女性の刑事を出そうといったとかそんなような話をインタビューか何かで読んだ。テレビドラマで柴咲コウが演じている刑事と同じ名前の「内海薫」という女刑事が『ガリレオの苦悩』以降登場している。『聖女の救済』ではさらに遊びが増えて、内海の聴くiPodで流れているのが「福山雅治のアルバム」だったりするのだが、そういう遊びは面白いと言えなくはないが、なんとなく作品の質が変わったような気がする。
元々の短編は、心理描写などは最小限で物理的なトリックの解明を主とした作品で、ある意味読んでいて物足りなさを感じるくらいだった。それが『容疑者Xの献身』の事件の影響で、湯川ことガリレオ先生は警察の捜査に関わることに消極的になっていて、その彼が事件に首を突っ込むそれなりの理由みたいなものが描かれるので、ウェットな感じになっている。
『聖女の救済』では、さらに草薙刑事が犯人と目される女性に対して、特別な感情を持っているということでやたらウェットだ。まあそれはそれでいいかもしれないけれど。
それで肝心の物語は、冒頭で一人の女性が殺意を持つ瞬間が描かれる。この女性が犯人で、あとは倒叙ものとして描かれるのかと思ったら、殺人の場面は描かれず、犯人が誰なのかはっきりしないまま謎解きが始まる。犯行方法が謎であるから殺人方法が描かれていないとも考えれるが、この女性が犯人だと思わせるのもトリックかもしれないと疑いながら読む。
謎解きは面白かったけれど、現実には無理のあるトリックだと思う。だってそんなことしたら、あの人も死んだかもしれないじゃないかと思ったとき、小説のどこにも描かれていないけど、逆に本当は死んでしまえばいいと思っていたのではないかと思った。そのことを敢えて書いていないのだとしたら、すごいと思う。
本編と関係ないが、宣伝文句の「湯川が推理した真相は『虚数解』だという」とかいう文章には引っかかる。小説の中でさらっと使われているのはいいけれど、わざわざ強調されると『虚数解』のようなトリックってなんだろうと思っていたのでがっかりする。まあ宣伝だからしょうがないけどね。
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『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』を新宿オスカーで観る。
前作の『ヘルボーイ』と打って変わって、すごく金がかかっている感じがする。そしてギレルモ・デル・トロの趣味が全開。冒頭の「ゴールデン・アーミー」の由来を説明するシーンはここだけで一本の映画として成り立つような作りだし、新たなキャラのエクトプラズム人間?のヨハン・クラウス、クライマックスに出てくるゴールデン・アーミー、機械仕掛けの城などがどれも見てるだけで嬉しくなってしまう。細かいところでは、ヘルボーイの部屋のテレビでフランケンシュタインの古い映画が流れていたりもする。
前作のようなラブクラフトっぽい世界は今回はあまりないかと思っていたら、最後の方で姿を見せる死の天使が魅力的だった。この場面はほんの少したけど。
この前、『K-20』が宮崎駿の作品に似すぎていると思ったけれど、この映画でも宮崎映画を思い出すものが多かった。これが全く偶然ってことはないだろうと思ったとき、もう宮崎映画って一種の古典になっているのかもしれないと思った。宮崎映画を観て育った人たちが今や作品を作るようになっているのだとしたら、多かれ少なかれ影響を受けてるだろうし、引用もするだろう。
今回そう思ったのは、まずは岩男が出てくるところ。岩男が起き上がる瞬間、もう「岩男のモーグ様だ」って声が聞こえてきた。これは宮崎映画じゃなくて高畑勲だけど。そして続けてゴールデン・アーミーたちが姿を現すと、ラピュタのロボット兵を思い出す。特に動くまで卵型に丸まっているあたり。そしてラストの歯車の上の戦いは、カリオストロの城の時計塔の中での戦いのようだ。剣を使った戦いに、歯車に乗ってあがったり降りたり、歯車の中に巻き込まれたり。どこまで意識的か分からないけれど、絶対影響を受けているよなぁと思った。
そして忘れちゃいけないのが、半魚人のエイブと魔界の姫とのラブストーリーで、微笑ましくも悲しかった。バリー・マニロウの「Can't smile without you」が劇中とエンディングに流れるのがとてもよかった。
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映画『20世紀少年 第2章 最後の希望』の上映前の宣伝だろう、テレビ用に編集した「20世紀少年 もう一つの第1章」というのを放送していたので、魔が差して見てしまう。がひどかった。
映画は予想以上に面白かったのだけど、映画を再編集しているだけなのになんでこんなにつまらなくなっちゃうんだろうと思った。2時間以上ある本編から新しい場面を追加して切り貼りして、1時間半くらいにしてるからそりゃそうかもしれない。たぶん見せ場はDVDを見させるために抑えて、話の間はカンナの語りで繋いでしまってるし。1作目を観ていない人を映画館に連れ出すための予告なんだろうけど、これ見たら、映画館にわざわざ観に行くことないなと思って逆効果なんじゃないかと思った。
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朝から急に風邪っぽい症状であとは頭痛で一日休養。あとから、インフルエンザだということを知ることになる。
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読書
01.『孤独の発明』(ポール・オースター 新潮文庫)(継続)
02.『一冊の手帳で夢は必ずかなう』(熊谷正寿 かんき出版)
03.『ハローサマー、グッドバイ』(マイクル・コーニイ 河出文庫)
04.『魔王』(伊坂幸太郎 講談社)
05.『聖女の救済』(東野圭吾 文藝春秋)
映画(劇場)
01.『レッドクリフ パート1』
02.『ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト』
03.『ウォーリー』
04.『K-20 怪人二十面相・伝』
05.『地球が静止する日』
06.『マルタのやさしい刺繍』
07.『悪夢探偵2』
08.『ザ・ムーン』
09.『エグザイル/絆』
10.『感染列島』
11.『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』
映画(DVD等)
01.『ルート225』
02.『クローズド・ノート』
03.『ウィズ』
テレビドラマ
・「福家警部補の挨拶」
・「疑惑」
・「トライアングル」1〜4
・「天地人」1〜3
・「銭ゲバ」1
・「不可能犯罪捜査官キイナ」1
アニメ
・「パワーパフ・ガールズ」14〜16
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