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2008年10月前半
朝起きたら喉が痛む。だるい。右の肩が痛く、首が回らない。昨日飲み過ぎたせいかと思ったが、どうも風邪っぽい。一日不調だが、22時近くまで仕事して帰宅。早く寝る。
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忙しさは今週いっぱい続く模様。
完全に風邪で調子悪いが休めない。映画も観にいけない。先月16本とか久々に観たので一週間くらい一休みしてもいいか。
読書は『メサイア』(ボリス・スターリング アーティストハウス)。
ロンドンを舞台にした連続猟奇殺人事件を描くサイコミステリー。まだどういう展開になるのか判らない。体調の不調もあってか、あんまり進まない。
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体調不良は少しはましになったが、まだよくはならない。しかし仕事は忙しく休むような状況ではない。夜22時半くらいまでかかってようやく一区切り。軽く一杯飲んで帰ろうということになり、ギネスを飲んで帰る。わずかの差で終電を逃す。深夜バスとタクシーを乗り継いで、3時前に帰宅。高くついた一杯だ。体調悪いんだから早く帰ればよかったものを。
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昼まで寝過ごす。だいぶ良くなったが、なぜか肩こりだけはまだ残っている。雑用をこなして、午後は仕事をしようと思いながらダラダラしているうちに夕方になって仕事をする気分ではなくなる。
夕方少し出かける。夜は「ガリレオФ」を録画して観る。
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午前中雑用。昼前に図書館に行き本を返して、新たな本を借りてくる。ついでに、ヘンデルの『メサイア』を借りる。もちろん、今読んでいる『メサイア』(ボリス・スターリング アーティストハウス)にメサイアの曲が出てくるからである。
午後少ししてから外出。日曜日だけど仕事である。19時くらいまで仕事して帰宅。
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『アイアンマン』をMOVIXさいたまで観る。
最近多いアメコミの映画化であるが、主人公を演じるのがロバート・ダウニーJr.というのが気になっていた。ロバート・ダウニーJr.は演技派の俳優で結構好きなのだが、彼がアメコミ映画化の主人公というのがなんとなくミスマッチな感じで気になっていた。
結果は、期待以上に面白かった。陰謀があって、ヒーロー誕生のあれこれがあって、ハラハラしつつも、マンガチックな笑いもある。絶対こんな目にあったら死ぬぞみたいなのが平気だったりして、マンガのような荒唐無稽さが面白いって、アメコミ(マンガ)なんだから当たり前か。
SFXも、最近とかくSFX技術を駆使したような見せ方が多い中、映画で表現したいことにSFXを使うという使い方がとてもエンターテイメントとしてよくできている。
最近のこの手の映画の中では一番好きかもしれない。
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『メサイア』(ボリス・スターリング アーティストハウス)読了。
連続猟奇殺人事件で捜査範囲もロンドン周辺と広いのに、なんとなく閉じられた世界の話に感じられるのは、それぞれの登場人物の内部事情がいろいろと描かれるからだろうか。コーンウェルの検屍官シリーズもやはり登場人物たちのことが描かれるが、でもあくまで警察小説的な感じがする。だが、『メサイア』は閉じた感じがするのだ。たぶん主人公の警視、レッドファーン(通称レッド)のもつ事情による部分が大きい。なので、ある意味展開に予想がついてしまい、結末の意外性は低いように思う。あと、やはり登場人物たちの内面が描かれているがフェアでないと思う。
猟奇殺人の謎を追っていく、その理由がだんだんに明らかになっていくのは面白く、冒頭もたついたがそれ以降面白く読んだのだが、先に書いたような部分が物足りない。
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仕事が忙しく、前のプロジェクトの打ち上げがあったが、30分近く遅れていく。しかし一応これで前期末の忙しさには一区切り。
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『悪夢の観覧車』(木下半太 幻冬舎文庫)を読む。
無理やりデータの約束を取り付けて医者の娘ニーナと観覧車に乗ったチンピラの大二郎は、観覧車が高く上がったところで「巻き込んでごめんな」と突然いう。大二郎は、爆弾を持ち込んでおり、観覧車の乗客全員を人質にニーナの父親から6億の身代金をせしめようとするのだった。誘拐事件で一番難しいのは身代金の受け渡しなのに、人質と同じ観覧車に閉じ込められている大二郎は、果たしてどうやって身代金を受け取ろうとしているのか。
観覧車の他のカートには、天然キャラの母と臆病な父とで東京から行楽中の四人家族、その夫婦を別れさせようと追ってきた別れさせ屋の女、スリの名人銀爺と若いスリなどが乗り合わせており、突然止まった観覧車のそれぞれのカートの中で意外な出来事が繰り広げられていく。
前作『悪夢のエレベーター』(木下半太 幻冬舎文庫)はエレベーターという一つの密室の中で繰り広げられるどんでん返しの連続の室内劇だったが、こちらはその密室が複数ある。そしていろいろな事情が明らかになって、バラバラの出来事がみんな繋がってどんでん返しを繰り返していく。
面白かったけれど、いろいろ矛盾があるのが難点。計画と偶然が交錯していて、いくつかの偶然の出来事が後の展開に影響を及ぼしていくのも面白いのだが、よくよく考えると計画にはその偶然は含まれていなかったはずだとか、そういう矛盾。まあ、そういう理屈は考えず、単純に面白がって読むにはいい。
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『容疑者Xの献身』をMOVIXさいたまで観る。
公開日にテレビで「ガリレオФ」を放送していて、映画の冒頭のニュースの部分だけ予告的に流れていたが、そのニュースの場面から始まる。大がかりなトリックを使った事件の謎を解く実験をするのだが、実はこれは本編の話とは全く関係のないエピソード。予告などでこの場面が一体『容疑者Xの献身』のどこのシーンに組み込むのか、またドラマ版の最終回の爆弾のエピソードみたいな馬鹿な話にされていないかと気になっていたのだが、それはなかった。これはいわば、シャーロック・ホームズの本編前のワトソンを驚かす謎解きとか、『夢幻紳士』の犯人を逮捕してまた一つ事件が解決したというイントロとか、そんなのに似ている。ただ、よくないのは『容疑者Xの献身』ってすごく地味な物語なのに、冒頭にド派手なエピソードを持ってくるのは映画全体のバランスとして良くない。あと、何も知らずに観た人は、冒頭の派手さに本編でも派手な展開を期待してしまいがっかりしてしまうんではないかというのが気になる。原作を読んで、本編がどんな話か知っている身としては、最初の派手さにつられてどんな大事件が起こるのか期待するということはなかったが、テレビシリーズだけ観て観に来た人はどうだったのだろう。
冒頭のエピソードはともかく、本編はなかなかよかった。堤真一の石神がとてもよいのだ。原作の石神は、確かさえない風体をしていたと思うので、最初堤真一が演じると聞いてそれは違うんじゃないかと思っていた。しかし映画の堤真一は、なんともさえない男を演じていて、それがよかった。そしてクライマックスでの号泣。この映画、福山雅治が脇役、主役は堤真一という気がする。
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『宮廷画家ゴヤは見た』を新宿ミラノ2で観る。
タイトルにゴヤ(原題はGOYA'S GHOSTS)とあるが、ゴヤは狂言回しとして登場し、真の主人公はナタリー・ポートマン扮する女性イネスと、ハビエル・バルデム扮するロレンソ神父である。
この時代、スペインでは異端審判が復活し、フランス革命後のフランスによる支配、イギリスの侵略など支配者がかわるたびに何もかも逆転するような激動の時代だった。そんな時代を背景に、ロレンソ神父とイネスの数奇な運命を描く。ロレンソ神父は異端審問を復活させるが、イネスは誤解によりユダヤ教徒と疑われ異端審問にかけられる。拷問にかけられる中、ロレンソ神父と出会い、さらに運命のいたずらとしか言えない出来事が続く。
イネスの運命は悲惨で重たい出来事で、ナタリー・ポートマンが美女から悲惨な姿に変貌したイネス、そして瓜二つの娘を演じているのがとてもよかった。
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『怪人二十面相・伝』(北村想 小学館文庫)を読む。今度、佐藤嗣麻子が監督する『K-20 怪人二十面相・伝』の原作である。
が、どうも映画の予告篇からすると、原作とはだいぶ違うようだ。
読んでいるうちに、何で読んだのか忘れたが、北村想の『怪人二十面相・伝』は、怪人二十面相は一人ではなかったという仮説に基づいた怪人二十面相の真実を描いた小説だとか読んだ気がしてきた。怪人二十面相が一人ではないというのは、彼の犯罪の傾向が時代によって違うことから出てきた話で、作者の江戸川乱歩が時代によって二十面相のキャラを少しずつ変えてしまったというのが実際のところなのだろうが、明智小五郎や二十面相が実在するかのように乱歩の小説を愛する人たちにとっては、それは作者の単なる過ちではなくなってしまう。怪人二十面相が、異なる人物であれば、彼の犯罪の傾向が時代によって変わっても決しておかしくはない。
『怪人二十面相・伝』は初代二十面相を描いた話であり、二代目二十面相の登場をほのめかして終わる。気になる二代目の活躍については、『怪人二十面相・伝 PART2』(北村想 小学館文庫)へと続く。
『怪人二十面相・伝』はなかなか面白かった。二十面相の正体もさりながら、乱歩の小説で描かれているより二十面相の真実はもっと違うというのが面白い。そればかりか、明智小五郎の実態が実に悪賢い男であるというのがまた面白い。小林少年もまたちょっと嫌な奴だったりする。実際、そうかもしれないと思えるくらいである。続けて、PART2の方も読みたくなった。
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実は『E.T.』を観たことがない。
ケーブルテレビで『E.T. 20周年アニバーサリー特別版』を放送していたので、観る。
ずっと観ないまま、いろんな想像をしてものすごい期待してものすごい映画を妄想していたみたいで、実際の『E.T.』を観たら、ものすごく物足りなくて、気が抜けた。
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22時半まで仕事。特記事項なし。
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『僕らのミライへ逆回転』をMOVIXさいたまで観る。
レンタルビデオショップのビデオがひょんなことからすべてダメになってしまう。店番を任されていた主人公たちは、客が借りたいというビデオを自分たちでリメイクして誤魔化すが、それが妙な評判を呼んでしまい、次から次へとリメイクを始める。このリメイクが、登場人物は主人公たちが自分で演じているし、衣装にしても小道具にしてもありあわせのもので手作り、段ボール多用というどうしようもないもので、絶対リメイクなんてありえない話なのだがそれが観ていてすんなり受け入れられてしまうところがうまい。そして評判になったリメイク作品たちも楽しめる。なんとも不思議な映画だ。
『クローズド・ノート』(雫井脩介 角川文庫)を読み始める。
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22時まで仕事。引き続き、『クローズド・ノート』を読む。
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