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2009年4月後半
終日仕事。昨日から読み始めた『警官の血』(佐々木 譲 新潮社)を引き続き読む。
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『警官の血』(佐々木 譲 新潮社)上巻を読了。
時間つぶしに入った本屋で、東野圭吾の新刊『パラドックス13』(毎日新聞社)を見かける。ノートにメモ。
夜、軽く飲んで帰る。
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一日所要に潰れる。
読書は『警官の血』(佐々木 譲 新潮社)下巻に入る。
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日記更新が停滞しているが、気がついたら4月ももう半分も過ぎていた。19日振りの日記のようだが、更新が遅れているので最終更新は4月8日で、12日振りの更新ということになる。それでも10日以上過ぎている。
あまりにあまりなので、とりあえずすっ飛ばして更新をしておく。過去日記は、また徐々に更新する。
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ドラマ「名探偵の掟」の第1話を録画で見る。
原作で登場人物たちが役を離れて、推理小説の登場人物としてどう動くべきかなどを話し始める場面が、ドラマでは部屋の扉を開けると舞台裏の変な空間があってそこで話すという趣向。
小説では、主人公の天下一大五郎が女子大生で登場する話がある。これは二時間ドラマをネタにした話で、ドラマでは視聴者の受けを狙ってしばしば登場人物を男性から女性に変える、というわけで今回は天下一大五郎も女性なのだというのだ。
「名探偵の掟」のドラマ化で、原作に出てこないヒロインが出てくるが、原作で揶揄されているようなことをまさにやっているところが気に入った。しかも、ドラマについては、他にも長いタイトルとか番組中盤でのお色気シーンとかも揶揄されていて、二時間ドラマにはいろいろあるけど明らかに土曜ワイド劇場という気がするのだが、その土曜ワイド劇場のテレビ朝日で放送しているのもいい。
マニア受けするような作りだけど、ミステリマニアには物足りないと思うが、暇つぶし程度には楽しめる。
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『警官の血』(佐々木譲 新潮社)上下二巻を読む。
三代にわたって警官となった家族の人生と警察という組織の変遷を描く。その軸には、駐在となった初代が気にとめていた二件の未解決の殺人事件と、初代の不審な死の謎がある。初代は駐在所隣の五重塔が火事で焼け落ちた夜、姿を消し、翌朝跨線橋の下で死んでいるのを発見される。文化財の焼失の責任を感じ、自殺したものとされたが、未解決の事件の真相に辿り着き、そのために殺されたのではないかというのがその謎である。
駐在さんとなった初代を見て育った息子は父と同じような警官になることを目指すが、公安にひっぱられ、過激派への潜入捜査に入れられ、次第に精神的にダメージを受けていく。父親の死の真相に辿り着いたとき、殉職によりその真相を抱えたままこの世を去る。
祖父、父親の跡を継ぎ、警官となった三代目は、成績の優秀さと併せてその血筋を買われ、最初の配属先で内偵の任務を受ける。その中で父親の苦悩を知り、祖父の死の真相にも興味を抱く。そして、三代を経てようやく明らかになった真相は表にはでないが、三代目の窮地を救う切り札となる。
初代の死の真相は中盤でほぼ予想がつき意外性はないが、上下二巻三代にわたる物語は重厚なエンターテイメントとして読み応えがあった。
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少し落ち着きを見せるかと思ったが、仕事は再び忙しくなる。
『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』(スティーグ・ラーソン 早川書房)で主人公が読んでいた小説、『殺しの儀式』(ヴァル・マクダーミド 集英社文庫)を読み始める。『ミレニアム』の中で、「おぞましい結末だった」と書かれていたが、読み始めてすぐにおぞましい話だとわかる。冒頭から犯人の手記で、拷問の装置の博物館に行った回想が語られる。実際の拷問器具を見ると、それはそれでざわざわしそうだが、文章で説明される拷問器具の説明は想像力を刺激し、やたら気分が悪い。冒頭からこれで、「おぞましい結末」とはどんな話なのだ。読み続けるのを躊躇するが、CWAゴールド・ダガー賞受賞作、この不快さを超えた満足を与えてくれるミステリであることを願って読み進める。
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所用で浦和に行く。用事の後、ふと思い出してさいたま市立中央図書館に寄る。浦和駅前のビルにあるはずだと思いだしたので、駅前のビルの案内を見てみた。すでに19時を過ぎていたが、20時くらいまでは開いているだろうと思った。場所がわかり、開館時間もなんと21時まで開いていることがわかる。入ってみると、広くとても綺麗な図書館。本を読むスペースも丸テーブルが並んでいて、近所の図書館よりいい感じ。もっとも、時間が遅かったので空いているだけで、昼間はもっと混雑しているのかもしれないが。意味もなく、館内をぶらぶらして、よせばいいのに一つ借りて帰る。
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遅くまで仕事をしていると飲みに誘われる。22時である。誘惑に負け、飲みに行く。軽くという話が、全然軽くなくて、ビールだけなのに飲み過ぎて、激しく酔う。
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再び遅くまで仕事をしたあとに飲みに行く。昨日も飲んだうちの一人と。なんだかいろいろ仕事の悩みみたいな話をして帰る。
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『映画は映画だ』をシネマスクエアとうきゅうで観る。
俳優になりたかったヤクザとヤクザみたいな俳優が映画でガチンコでぶつかるという話。しかし、ヤクザはヤクザの世界があり…。
俳優役の俳優はキレやすく、いかにも暴力的な俳優なのだが、ヤクザ役の俳優の方は、ちょっとやさしめな表情をしている。日常的にはあまり暴力もふるわない。だけど、その筋の世界ではやることはやる。
俳優になりたかったヤクザは、一時だけなりたかった自分になれるが、ヤクザの世界のどっぷり首までつかっていることを思い知らされる。なんかとても味のある話で個人的にはとてもよかった。
夜、家でワインを飲む。ボトルを半分のつもりだったのだが、すごく飲みやすくておいしいものだったので、結局一本空けてしまう。飲み過ぎ。
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十年来の大阪の友人が上京していると知ったので、急遽会うことにする。18時過ぎから東京駅で飲む。東京駅でしか買えないという塩ひよこをお土産に貰う。
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『殺しの儀式』(ヴァル・マクダーミド 集英社文庫)を読む。
猟奇的連続殺人事件に警察とプロファイラーが挑むサイコミステリ。この小説、先日読んだ『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』(スティーグ・ラーソン 早川書房)で主人公が読んでいた小説である。小説に引用されているという辺りに興味を持って読んでみた。前に書いたと思うけど、『ミレニアム』の中では「おぞましい結末だった」と書かれていた。推して知るべしだが、結末というよりも読み始めてすぐにおぞましい話だと思った。
冒頭から犯人の手記で、拷問の装置の博物館に行った回想が語られる。実際の拷問器具を見ると、それはそれでざわざわしそうだが、文章で説明される拷問器具の説明は想像力を刺激し、やたら気分が悪い。
冒頭からこれで、「おぞましい結末」とはどんな話なのだ。殺人の描写のあたりは読んでいてざわざわする。主人公の女警部補とプロファイラーが事件の真相に近づいていくあたりは面白いのだが。
一応、CWAゴールド・ダガー賞受賞作ということで期待していたけど、この不快さを超えて満足を得たかというともう一つかなぁ。本格ミステリのような犯人候補がずらりと並んで誰が犯人?っていう作りじゃないけど、犯人の意外性とかそういうものをもう少し見せてほしかった。
ちなみに、「おぞましい話」ではあったが、特に結末が「おぞましい結末」というのではないと思った。
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『たった3秒のパソコン術』(中山真敬 知的生きかた文庫)も読んだ。
Windowsのショートカット解説みたいなのだが、見開き1ページで1ショートカットをコラム風に説明しているので、マニュアルというよりは読み物のように読める。半分以上は当たり前のショートカットだが、知らないショートカットもあって、面白かった。やっぱり普段使っている以外の新しいショートカットってなかなか覚える機会がない。ヘルプでわかる話なんだけど、こうやって一冊になってる方がそういう点では便利。二つ三つ、日々利用し始めた。
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『デッドライン仕事術』(吉越浩一郎 祥伝社新書)を読む。
トリンプで社長を務めた時代、19年連続増収・増益に導いたとか。わかりやすいタイトルで、タイトル通り内容もわかりやすく「デッドライン」を設けて仕事をする、一言でいえばそれだけ。
デッドラインを決めるとは、一日の仕事の終りの時間を決める、すべての仕事に○月○日までという締め切りを決める(なる早とか、来週前半までとかは駄目)、ということ。単純なことだが、これを実践することで、トリンプでは残業しないとか、仕事のスピードが3倍になったとか、転職してきた人がスピードに追い付けなくて辞めていくとか、いろんな実践後のエピソードがあるのでなかなか面白かった。
新書なので電車の中で1時間くらいで読み終える。僕も残業なしにしよう、と思っていたが、なぜか23時まで仕事が終わらない。おかしい。
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500mlのビール6缶パックを買ってきて、昼間からビールを飲む。天気も好く暑いくらいなのでうまい。ビールを飲んで寝る。
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読書
12.『市川準』(河出書房新社)(継続)
16.『ファミリーポートレイト』(桜庭一樹 講談社)(継続・読了)
17.『名探偵の掟』(東野圭吾 講談社)
18.『警官の血』上(佐々木譲 新潮社)
19.『警官の血』下(佐々木譲 新潮社)
20.『殺しの儀式』(ヴァル・マクダーミド 集英社文庫)
21.『たった3秒のパソコン術』(中山真敬 知的生きかた文庫)
22.『デッドライン仕事術』(吉越浩一郎 祥伝社新書)
23.『愛がいない部屋』(石田衣良 集英社文庫)
映画(劇場)
32.『スラムドッグ$ミリオネア』(試写)
33.『ウォッチメン』
34.『ストレンジャーズ』
35.『イエスマン』
36.『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』
37.『映画は映画だ』
舞台
02.『四月大歌舞伎 夜の部 曽根崎心中他』
テレビドラマ
・「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」7〜8
・「名探偵の掟」1〜2
・「ザ・クイズショウ」1
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月末、月初のルーチンワークで忙しい。飲んで帰る。
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