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2007年1月後半

2007/01/16

「今週、妻が浮気します」

 「今週、妻が浮気します」を見る。

 出演が石田ゆり子は気になるものの、ユースケ・サンタマリアというのがいまいち。浮気モノというのもなんともあんまり見たい気がしなかったのだが、一応録画しておいたので見てみる。
 冒頭、大石蔵之介に扮して討ち入りをするものの裏切られるという夢から始まりやっぱりと思っていたけど、だんだん面白くなってくる。

 「今週、妻が浮気します」というのはユースケ・サンタマリア扮する夫の思い込みなのか、本当に浮気なのかわからないまま、慌てふためいて空回りしていく。これ、殺人も犯罪も起こらないミステリみたいだ。終わりに近づくと、なんとなく本当は浮気ではなくて、夫はただひたすら空回りして、最後に実は真実が明かされるとハッピーエンドというような話ではないかと思い始める。思い込みと空回りだけで連ドラは10回近くあるのにその回数分持つのか疑問。最終回までその面白さを持続できるかどうかが問題だ。

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読書と買い物。

 ドラマばっかり見てるので、読書が進まない。ずっと読んでいた『マルドゥック・ヴェロシティ 1』(冲方丁 早川文庫)をようやく読了。2巻に入る。

 今頃になって、手帳のリフィル購入。ずっと買うかどうか迷っていた、24時間メモリのバーチカルタイプの週間ダイアリー(見開き1ページが一週間になっているやつ)を選んだ。

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「今週、妻が浮気します」原作

 「今週、妻が浮気します」は原作があった。ドラマで、困った夫が掲示板に質問をするのだが、まさにその質問と回答が『今週、妻が浮気します』(GoAhead & Co. (著) 中央公論新社)という本になっているのである。

 Webから生まれたドラマという点では電車男的だが、最近エッセイなどフィクションではないものを元にしたドラマか多い気がする。今クールのドラマで見たもの7本のうち、「今週、妻が浮気します」のほかに「エラいところに嫁いでしまった!」「きらきら研修医」の3本が該当する。

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新しい連ドラ総括。

 一通り新しく始まったドラマで興味のあったものの一話を見たので総括。「演歌の女王」は他の番組と重なったのでみられなかった。
 見たい順に◎→○→△→×。三角はちょっと疑問、×は見なくていいと思ったもの。●と▲は今後の展開しだいで、良くも悪くもなりそう。

「ヒミツの花園」
「ハケンの品格」
「エラいところに嫁いでしまった!」
「きらきら研修医」
「華麗なる一族」
「しにがみのバラッド。」
×「Xenos クセノス」
「今週、妻が浮気します」
(リンクは、うたかたの日々の該当記事へ)

 ということで、「華麗なる一族」と「ヒミツの花園」は見る予定だが、他は様子見。●とか▲が逆転して面白くなるのを期待。

 それにしても、他に単発のドラマも見てるので、今週はテレビばっかり見てる一週間。

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『ラッキーナンバー7』

 『ラッキーナンバー7』を観る。

 テーマソングが印象的でCFを観ただけでもすぐに耳に残っていた。ちょっと謎めいたミステリといった印象を受けていたが、印象通りで、渋くてクールなクライムドラマ。派手なアクションよりは、あっさりした控えめな殺人が描写される分スリリング。

 タイトルが出たときに『ラッキーナンバーイレブン』だと思っていたら、『LUCKY NUMBER SLEVIN』と出てアレ?と思う。SLEVINの文字は筆記体で出たので見間違えたのかなと一瞬混乱したが、SLEVINとはこの不運な物語に巻き込まれる主人公の名前だった。
 ラッキーナンバー7という言葉とは相反して、不運続きの主人公スレヴンがマフィアのボス同士の反目、抗争の始まりに巻き込まれるという更なる不運の物語。一体、何が起こっているのか謎が謎を呼ぶような展開なのだが、登場人物が揃ったあたりで話が見えてくる。

 そんなわけであまり驚きはなかったが、なかなか面白い話だった。不運で不幸なストーリーなので、スカッとするとはいかないところが惜しい。

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2007/01/17

ドラマ第二話とエピソード2

 ドラマも早くも二週目、第二話が始まる。

 「ヒミツの花園」第2話を見る。仕事への意欲を取り戻した釈由美子演じる主人公だけど、またまた失敗および漫画の担当には不満というのは同じ。つまらなくはないのだが、釈由美子が暗ーい顔をしているだけで、なんだか疲労を感じる。

 「ハケンの品格」は、前回あまりに仕事っぷりがひどかったが、今後の展開はどちらなんだろうと気になった。派遣をバカにしている正社員たちが意識を変えるのか、それともスーパー派遣篠原涼子自身が今の自分を間違っていると感じて変わる。
 当然前者だと思って見始めたのだが、第一話を見ていると後者もありかなと思ってしまったので。今日の話の中で、篠原涼子が「正社員さん」と返すのが、「ハケン」とか「おまえ」とか言われているからというのが明確に出てきて、やはり前者かなという感じ。しかし、ホッチキス対決ってのはなんだかなぁ。一日一なんだかなぁ、のドラマかもしれないぞ、これは。

 再放送の「女王の教室 エピソード2〜悪魔降臨」を見る。
 エピソード1よりよかった。そして見事悪魔のような教師になった。なんでも、阿久津真矢のモデルは、ダースベーダーだという話だが、タイトルに「エピソード1」「エピソード2」とするあたり、その辺も意識しているのか。ダースベーター誕生は「エピソード3」なので、こちらも3回だったらなお符合したのにね。
 気になったのは、悪魔のような教師に変わりその裏で生徒たちの名簿を見ながら考えているシーン。神田和美(志田未来)らのクラスの名簿を見ていたけど、正編では阿久津真矢の噂を姉から聞くシーンがあったと思うのだが、それって再教育センターに送られる前エピソード2時代の生徒の噂ってこと? それだとまだ悪魔のようにまではなっていないけど。真矢のことを聞いてあげようかと言うけど、いいって断るんだったっけ? 正編との整合性がちょっと気になる。

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2007/01/18

「演歌の女王」

 「演歌の女王」を観る。

 他のドラマと重なったので見られなかったのだが、今日再放送していたのでつい見てしまう。天海祐希主演で『女王の教室』と同じ脚本、主演等々で作られた「女王」ものだが、『女王の教室』とは全く別のキャラ、別のタイプの物語になっている。本編は、妄想の激しい売れない演歌歌手の不幸な物語をコント風に描く。

 全く別のタイプの物語だけど、丁度見たばかりの「女王の教室 エピソード1」の理想を追い求めていた教師が挫折していく物語には近いものを感じた。

 これも○×をつけていくと、△か●。今後次第という気がする。

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『悪夢探偵』

 『悪夢探偵』を観る。

 良くも悪くも塚本晋也監督作品。塚本監督というと『鉄男』の印象が強いが、あの質感は当時の予算や技術的なものだけでなく、やっぱり塚本監督の好きな質感なのだなと改めて思った。悪夢を通して何者かが襲ってくるときには、耳障りな音とぶれる画面で、思わず『鉄男』を思い出した。

 冒頭、男(原田芳雄)の夢に現れる悪夢探偵(松田龍平)は、期待していた「悪夢探偵」のイメージに近かったのだが、本筋に入るとちょっと違った。別に仕事で「悪夢探偵」をしているわけではなく、そもそも「悪夢探偵」を名乗っているわけでもない。人の夢に入る力を得てしまった男が、知人が困っていて頼まれたのでやむなく人の夢に入った。本当はそんなことなんかしたくない。ましてや、殺人事件の捜査に協力して人の夢に入るなんてしたくない。そういうキャラである。

 その彼が夢の中に入り、犯人と戦い事件を解決することになるのだが、その触媒ともなるのがhitomiの女刑事。いわば、「悪夢探偵」誕生の物語といった方がいいかもしれない。誕生の物語というには、続編が必要だけれど。
 その新たな「悪夢探偵」の活躍の物語を見たい。普通なら、「悪夢探偵」シリーズがあって、何作目かに作られる物語でもよかったんじゃないかという気がする。

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2007/01/19

『ハミングライフ』

 『ハミングライフ』をテアトル新宿のレイトショウで観る。

 レイトショウにしては結構な人の入り。で、ふと気づいたら、観客の9割以上が女性、というか男性が見当たらない。誰か人気の俳優でも出ているのかと思ったが判らず。あとからサイトで見たら、主演の西山茉希はポスト蛯ちゃん、井上芳雄はミュージカル界のプリンスだそうで、どちらかのファンなのだろうか。どうもぴんとこない。

 どんな話かも知らずに見たが、原作は中村航の同名作品らしい。魔法も妖精もでてこないが一種のファンタジーと思える話。とはいえ大人が主人公の物語としてはちょっとファンタジーで終わらせるのは厳しいかな。小説のほうはうまくファンタジーにまとまっているのだろうか。

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2007/01/20

『あるいは裏切りという名の犬』

 『あるいは裏切りという名の犬』を銀座テアトルシネマで観る。

 渋めのフランス映画と思っていたら、冒頭からハードな現金強奪のドラマから始まる。一気にテンションを上げさせられるが、そのあとは警察の男たちの渋いドラマ。人殺しをなんとも思わない強盗たちをめぐって、ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューの警察官たちが友情と裏切りの話。

 映画の終わりには死んだ警察官に捧げるクレジットが流れる。監督のオリヴィエ・マルシャルは元警察官で、実話を基にした映画とか。

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2007/01/21

『敬愛なるベートーヴェン』

 『敬愛なるベートーヴェン』(監督アニエスカ・ホランド)をMOVIXさいたまで観る。

 モーツアルトにしろ、ベートーヴェンにしろ、なんで偉大な作曲家なのに下品で野蛮なのか。物語は耳がよく聴こえないベートーヴェンが第九を書き上げるときに、写譜をするために雇われた女性(音楽学校の学生)との交流。原題は「Copying Beethoven」で、クレジットを見たときにCopyingって何?と思ったが、作曲者の楽譜を清書することらしい。
 「Copying Beethoven」だと直訳での邦題が難しいが、直訳できないとすべてカタカナになりがちなの最近の邦題だが、「敬愛なるベートーヴェン」っていうのは結構いいタイトルだ。由来は、ベートーヴェンの野蛮で自分勝手な言動にもめげず、ベートーヴェンの下で写譜を続けるアンナ・ホルツ(ダイアン・クルーガー)だったが、なぜ逃げ出さないのか問われて、「敬愛しております」と答える。それに対してベートーヴェンは、へつらうなと怒鳴り出す。いくら音楽的に優れていても、本当に敬愛なんてできないような男なのだが、それでも写譜(Copying Beethoven)できたのはやっぱり敬愛していればこそなのだなと思う。それが、アンナ・ホルツ自身が本当に理解できるのはきっとずっと後のことのような気がするが。

 アンナを演じたダイアン・クルーガーも、エド・ハリスのベートーヴェンはなかなかいい。物語は第九誕生の部分だけに絞っているが、ベートーヴェンの生涯すべてを知りたくなった。ベートーヴェンだけでなく、その後のアンナ・ホルツとかどうなったのか興味ある。
 それにベートーヴェンの第九を通して聴きたくなった。他の曲も。中学、高校くらいのときによく田園とか聴いていたが、そういえばすっかりご無沙汰している。

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2007/01/22

『ディパーテッド』

 『ディパーテッド』(監督マーティン・スコセッシ)を新宿ミラノで観る。

 期待していたのだが、意外とたいしたことなかった。サスペンス的要素が強い映画をスコセッシが撮ったのが逆にそぐわなかったのかもしれない。ギャングという組織、対する警察という組織、正反対の立場でありながら組織の持つ類似点みたいなものに重点をおいて描いていたら重厚な物語として楽しめたのかもしれない。
 警察に入り込んだマフィア、マフィアに入り込んだ警察官、ばれたら殺されるギリギリの駆け引きは、死と隣り合わせの重さはあってもあくまでスリリングなサスペンスの要素で成り立ち、むしろ重厚さとは逆に軽快さが命だ。それだけに、あっけないくらい人が死んでいく最後だけは圧巻だった。

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2007/01/23

ドラマとか。

 「今週、妻が浮気します」第2話を見る。
 妻の浮気はやっぱり夫の妄想っぽくて、本当に浮気なのかどうなのかという緊迫感がないのが詰まらない。夫があたふたして巻き起こすドタバタだけだと物足りない。この調子で「妻の浮気」の日まで11回も引っ張るのかと思ったら、次回はいよいよ「妻の浮気」の日のようだ。ここで今後の展開が予想できない方に転がってくれるかどうかが見所か。
 でもクレイジーケンバンドの音楽が好きだな。

 「ヒミツの花園」第3話を見る。
 なんだかんだ楽しんで見ている。「花園ゆり子」4兄弟と釈由美子の関係が発展しそうな雰囲気で、今後の展開に期待が持てる。真矢みきと寺島進の関係は予想通りの展開。堺雅人に興味を持っていた女の子や池田鉄洋が惹かれている料理屋の女性もちょっとずつ関わり始めている感じだけど、そんなに登場人物を広げて大丈夫なのか。でも、ドラマって限られた登場人物たちの中で物語が進んでいくので、物語が破綻するくらいたくさんの人が絡み合ってぐちゃぐちゃになってほしいとか思ったりするけど。

 読書は、昨日から読み始めた『香水 −ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント 文春文庫)。

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2007/01/24

「ハケンの品格」がようやく面白くなってきた。

 「ハケンの品格」第3話を見る。
 1話、2話と不満だったが、ようやっと面白く見られた。毎回想像外の能力を持っていてそれを発揮するというパターンにしているようで、1話でクレーンの運転、2話でステップラー打ち、今回はマグロの解体。2話のステップラー打ちは想像外の能力というには物足りないが。マグロの解体ショウができるというのはばかげているが、物語的には嘘っぽくない。物語の嘘として成立していると思う。やっぱりバランスなのかな。
 ▲で微妙な位置づけだったが、面白い方に転んだみたいで、このまま最後まで見る気になったところ。

 読書は、引き続き『香水 −ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント 文春文庫)。主人公グルヌイユが香水調合師に弟子入りして、自ら香水を作り始めるあたりからものすごく面白くなってくる。

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2007/01/25

『エレクション』

 『エレクション』(監督ジョニー・トー)をテアトル新宿で観る。

 「エレクション」とは、組織の会長を選ぶ選挙のこと。『エレクション』は英題「Election」をそのままカタカナ表記しただけだが、タイトルが出たときに中国語タイトルも一緒にというかそちらの方が大きく表示されたのだが「黒社会」。日本語でも意味が通るのだから、「黒社会」の方がよかったのにと思った。「黒社会」だけだとシンプルすぎるのなら、枕詞やなにかをつけて「〜の黒社会」でも「黒社会の〜」でもいいけど。
 というのも、予告を見たときにタイトルからずっと選挙の戦いなのかと思っていた。実際には選挙の結果は割りと早い時期に決まる。二人の候補のうち、選ばれなかった方がごり押しをしてきて、静かなしかし暴力的な戦いが始まるのである。

 香港映画で組織が出てくる映画にしては意外なことにと拳銃が出てこない。一瞬の死と隣り合わせという緊迫感はないが、逆にリアルな緊迫感はある。選挙に敗れて荒れる男を演じるのはレオン・カーファイがなかなかよい。これまた予告ではコミカルな役柄なのかと勘違いしたのだが、気の荒い恐い男をうまく演じている。

 予告で想像していたのとはだいぶ違ったクールに黒社会を描いて面白かった。特に映画の終わり、予想外のシビアな終わり方をするのがよかった。しかしその最後のシーンにかぶさって流れるラストクレジット中に流れる音楽が女性の明るいポップスで全然そぐわなかったのだけど一体なんだったんだろう。

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2007/01/26

「どろろ」

 映画「どろろ」の公開記念で、テレビアニメの「どろろ」が日本映画専門チャンネルで一挙放映されたので録画予約しておいた。家に帰るとすでに録画が始まっているので、後追いで見始める。

 「どろろ」の記憶はほとんど残っていないのだが、放送当時見ていたはずで、好きだったと思っている。しかし、「どろろ」はその後再放送はあまりされていなかったと思う。百鬼丸の躰が魔物に取られているため、のちにはテレビで放送できなくなったのもあると思う。そのためか「どろろ」上映会をオールナイトで行っている企画があったりしたが、結局そういう上映会に行くことはできなくて、ずっと観たいと思いながら観ることができずにいた。
 もっとも今調べてみると、DVD「どろろ Complete BOX」も発売になっていたので、気づいていればもっと早く観られたようだが。

 とりあえず1話だけでも観てみようと思って観始めたら一気に5話まで観てしまう。観られるだけ観続けようかとも思ったが、全部観たら13時間くらいあるわけだから、明日ゆっくり観ることにする。

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2007/01/27

睡魔。

 今週は眠いことが多かったのだが、疲れがたまっていたようで、目が覚めたら15時だった。目を覚ましては布団の中でまどろみ続けて再び夢の中に戻るような、惰眠を貪るというような睡眠ではなくて、ふと気がついて目を覚ますとすでに午後遅い時間というもので、後悔とか自己嫌悪に陥らずにすむのが救い。
 似たようなことを少し前に書いたばかりだとおもって、過去ログを読み返すと先々週13日の土曜日がやはり同じようなことになっていた。先週の土曜日も13時まで寝過ごしている。少し寝不足なのかも。

 昨日に引き続き「どろろ」を見る。6話から10話まで見るが、やっぱりすごい。子供向けアニメとは思えない。百鬼丸の躰が魔物に取られているのが、再放送できなくなる要因だと思っていたけど、人が血を噴出しながら殺される描写なども過激すぎたのかなと思う。

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2007/01/28

テレビの日。

 昨日に引き続き「どろろ」を観る。他に「地獄少女」(最終回)、再放送を録画した「ぼくの魔法使い」(第1話)、「わるいやつら」「風林火山」「華麗なる一族」の最新放送分などを観る。っていうかテレビ見すぎ。

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2007/01/29

『フィレーネのキライなこと』

 『フィレーネのキライなこと』をシネセゾン渋谷のレイトショウで観る。
 フィレーネという謝ることがキライな女の子と恋人とのひと騒動を描くオランダの映画。フィレーネはすぐに感情的になり怒りだす。そのときに躰から蒸気のようなものがでて分身となり、屋根を突き破って宇宙まで飛んでしまったり、観客に向かって話しかけてきたり、そんな演出がある。フィレーネのぶち切れ具合が派手なので、こういう演出もまた面白い。

 わがまま振りを発揮して恋人とうまくいかなくなったフィレーネが、最後に謝ることができるかどうかというストーリー。セックスネタいっぱいで、フィレーネがぶち壊すあれこれもここまでやってしまったら謝っても赦せないでしょ、という感じでちょっと感情移入しにくいのだけど、怒涛のハッピーエンド。

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2007/01/30

『香水 ある人殺しの物語』

『香水 ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント 文春文庫)  『香水 ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント 文春文庫)を読み終える。

 この小説については全く知らなかったのだが、世界45カ国で1500万部の大ベストセラーだそうである。スピルバーグやスコセッシが映画化権を争ったらしい。その映画『パフューム ある人殺しの物語』の予告を観て、興味を持ったのが昨年末。早速読んでみた。ものすごく面白かった。

 映画の予告でも18世紀のパリはひどく臭かったというナレーションから始まったが、この小説の冒頭もひたすらその悪臭について文字を連ね、思わず笑ってしまう。悪臭の中、人々は香水を求めた。その時代に一人の、匂いのしない男が生まれる。彼は自らに匂いがない代わりに、ありとあらゆる匂いの識別ができる能力を持っていた。そんな男の奇妙な一代記である。
 副題に「ある人殺しの物語」とあるように、究極の香水を求めるうちに、若い一人の女性の特別な香りに魅せられて、殺人というよりは匂いを抽出し香水に昇華させるために殺してしまう。
 現代のようにテレビで報道されたらセンセーショナルなニュースになるような出来事だが、小説の中では殺人はむしろ淡々と描かれ、それよりその匂いのもたらす出来事の方が不可思議で奇妙な話となっている。

 本来は匂いをめぐる奇譚なのに、映画の予告ではセンセーショナルな事件と殺人鬼の物語のような印象を受けた。そんな話になってしまっていないことを望む。しかし、この世界を映画化するのはかなり難しそうなので、それだけに期待もしてしまう。

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2007/01/31

『それでもボクはやってない』

 『それでもボクはやってない』をテアトルダイヤで観る。

 面白かった。痴漢の疑いをかけられて、事情を聞かせてと駅員室に連れていかれ、話は警察でとパトカーに乗せられて警察につくともう犯人扱い。罪を認めれば帰れるが、否認し続ければ拘留されるとはよく聞く話だが、やってないのに何故認めなくてはいけないんだと容疑を否認していると留置場へ。検事も頭から犯人扱い、弁護士にも裁判がいかに大変か諭される。何もやってないのに、白黒つくまでは拘留され、証拠隠滅の恐れがあるからと保釈もされない。状況が飲み込めないまま、時間ばかりが過ぎていく。

 裁判に向かう決心をするが、99.9%は有罪だという事実。否認しているケースに絞ればもっと無罪になるケースは多いと聞くが、それでも3%。無罪判決も躊躇しない裁判官が担当となったと思っていたら、途中で裁判官の変更。無罪判決をすることで、それだけが原因かわからないとはいえ、左遷されたようだ。

 そんな風に警察、検事の取り調べ、留置所、拘置所の中での生活、裁判の様子を描き出す。当事者になったら洒落にならない話だが、そういう知らない世界が面白い。その中で、裁判での矛盾点、問題点を浮き彫りにする。

 面白かったけれど、ちょっとよくできたテレビドラマみたいな気がしてしまった。

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1月総括

映画
 『無花果の顔』
 『イカとクジラ』
 『パプリカ』
 『NANA2』
 『鉄コン筋クリート』
 『ラッキーナンバー7』
 『悪夢探偵』
 『ハミングライフ』
 『あるいは裏切りという名の犬』
 『敬愛なるベートーヴェン』
 『ディパーテッド』
 『エレクション』
 『フィレーネのキライなこと』
 『それでもボクはやってない』

読書
 『つばき、時跳び』
 『悪魔が来りて笛を吹く』
 『マルドゥック・ヴェロシティ 1』
 『マルドゥック・ヴェロシティ 2』
 『香水 ある人殺しの物語』

テレビ
 『悪魔が来りて笛を吹く』
 『女王の教室 エピソード1〜堕天使』(再放送)
 『女王の教室 エピソード2〜悪魔降臨』(再放送)
 「女の一代記 向井千秋〜夢を宇宙に追いかけた人〜」
 「アテンションプリーズスペシャル ハワイホノルル編」
 連ドラ8本(新しい連ドラ総括
 「どろろ」

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記事一覧

「今週、妻が浮気します」
読書と買い物。
「今週、妻が浮気します」原作
新しい連ドラ総括。
『ラッキーナンバー7』
ドラマ第二話とエピソード2
「演歌の女王」
『悪夢探偵』
『ハミングライフ』
『あるいは裏切りという名の犬』
『敬愛なるベートーヴェン』
『ディパーテッド』
ドラマとか。
「ハケンの品格」がようやく面白くなってきた。
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