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2002年12月前半
ついに今年もあと一月を残すのみとなった。恐ろしく速い一年だった気がする。
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART III』をもう一度観る。夕方雑用をして、夕食後急に眠くなり2時間くらい仮眠。夜は、テレビで放映していた『BROTHER』(監督北野武)を観る。やっぱりいいなぁ。
bk1より、取り寄せ中の『ニジンスキーの手記 完全版』(ヴァーツラフ・ニジンスキー著 鈴木晶訳 新書館)は取り寄せに時間がかかっているとの連絡メール。
夜、うたかたの日々を書く。読書は2ページくらい。
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釈由美子ネタが続いて恐縮だが(と、自分の日記で何故恐縮しなくちゃならないのか不明だが)、例の釈お酌自体が強烈なグッズなのに、それにテーマソングができていてCD「釈お酌」として、すでに1ヶ月以上前に発売になっていた。なんか衝撃。思わず買いそうになってる。
それはさておき、昨日夜更かしをして眠い一日。眠いのに反して朝から立て続けにやらなきゃならないことが立て続けにあり、ひたすら追われるように過ごす。しかし、午後はついに疲れが出て意識を失ったりする。英語で書かれた説明資料を読んでいたら意識が遠のくこと。アメリカ人は偉いと思う。夜は、打ち合わせと称して焼鳥屋で飲みながら話をする。飲み代は自腹なので文句を言われる筋合いはない。家に帰る途中眠くて仕方がなかったので、家に着いたら何もせずに寝ようと思っていたのだが、風呂から出てみたら既に3時である。一体どこで間違ったのだろうか(と毎日思っているので根本的に間違ってるのだろう)。
東京フィルメックスが始まって、あちこちで映画の感想とか見かけてるのに、こちらはフィルメックスどころか普通の映画ももう三ヶ月くらい映画館で観てないよ。悲しいやら、情けないやら。
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打ち合わせで、6時間も喋り疲れる。夜、引越の打ち上げで渋谷で飲む。妙な盛り上がりで、結構飲んだ。
家に帰ると、『ニジンスキーの手記 完全版』(ヴァーツラフ・ニジンスキー著 鈴木晶訳 新書館)と、『ロード・オブ・ザ・リング』DVD スペシャル・エクステンデッド・エディション、発送のお知らせが届く。週末の楽しみ。
というわけで、今日も読書はほとんど進まない。
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昨日、思ったより飲んでいたようで、1時半くらいにタクシーで帰宅して、3時くらいに風呂に入ろうと思いつつ眠さに我慢できずに畳に転がって目をつぶったら明け方5時くらいまで眠ってしまった。当たり前だ。そんな状態だったので、うたかたの日々も書いたつもりはなかったのに、今朝見てみるとちゃんと更新してある。書いてある物を読んだら確かに書いた記憶が甦る。そのほかにも、いろいろやっていて酔っぱらっている自分に感心。
今日は寝不足で眠いかと思ったが意外に大丈夫だったが、やること満載であれよあれよという間に夕方になる。Tokyo Walkerとか見ていたら、すごく観たいのに『tokyo.sora』は今週一杯で上映終了。観に行けないじゃん。他にもたぶんいろいろ見逃しているような気がするが、把握できていない。もっとも、土曜、日曜の休みに出かけない自分も悪いのだが、だいぶ前からの休日ヒッキーはいまだに続いている。
電車では眠くて読書どころじゃなくて『汚辱のゲーム』(ディーン・クーンツ 講談社文庫)も全然進まない。そういや、電車の中で『黄泉がえり』(梶尾真治 新潮文庫)を読んでいる人を見かけた。おいおい、これ、単行本で買ってまだ読んでなかったぞ。映画になるので文庫化されるだろうなぁとは思っていたが。
家に帰ると、『ロード・オブ・ザ・リング』DVD スペシャル・エクステンデッド・エディションが届いていた。本編が208分、特典映像については7時間以上というボリュームだ。本編は、未公開シーンの追加だけではなくて、追加シーン以外にも映像の差し替えや台詞の収録し直して、音楽は新たに作曲した曲も含まれるという、完全に別バージョンになっている。「コレクターズ・エディション」と両方買っちゃったわけだが、これだけ充実しているとほしくなる。当初、二つのバージョンが発売になると予告されて、どちらを買うべきか悩んでいた。映画館バージョンより30分長いバージョンというので、いわゆるディレクターズ・カットになるのなら、「エクステンデッド・エディション」を買うべきだろうと思ってずっと待つつもりだった。そのうちに「エクステンデッド・エディション」の詳細が発表になり、違いが明確になって、単なる追加シーンがあるだけではない、違うバージョンになるならば映画館で上映したバージョンも欲しいと思ってしまい、両方とも購入することになってしまったのだが。早く観たいけど、週末まで無理だなぁ。
いきなり次回予告なるサイトを教わる。次回「うたかたの日々」は予告作成をクリック! 以下、次回に続く!
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昨日も実は忙しくて、寝たのは4時頃だった。それというのも今日の準備のためだった。一体何かというと、赤坂プリンスホテルで200人の前で講演をするはめになったのである。そんなわけで、今日は朝から赤プリに行く。会場に着くと、思ったより狭かったので少し安心。80人くらいの前でなら講演したこともあるのだが、200人と聞いてその倍の部屋の大きさで話すというのはちょっと不安だったのだ。感覚的には予想より半分くらいの広さで全然余裕だった。でも、そうすると前の記憶の80人のときはもっと狭かったのか。
話す内容はパワーポイントを作ったので基本線は決めてある。しかし、本当に基本だけなので考えておかないと時間が合わないだろうし、言葉が出てこなかったり、話のつなぎがうまくいかないだろう。資料に書き込みをしながらもう一度整理する。
昼は仲間と赤プリの喫茶店に行くが、パスタセットが1500円もした。高いのね。そのわりにセットのコーヒーが出てこなかったりと手違いがあったりして腹立たしい。打ち合わせがあるので早く戻りたいのにそんな調子なのでコーヒーを飲み損ねた。そして、いよいよ講演であるが、思ったよりというか全く緊張しないで始められた。しかし、資料を左手に置いていたら、マイクが右にあるために資料を見ようとするとマイクから離れてしまう。そんな些細なことで突然あがる。資料を右手に置いて、しばらく話すうちにすぐに緊張はほぐれる。むしろ、終わってから疲れを感じる。緊張しないようでいて、やっぱり緊張していたのだろうか。
その後、移動して別の打ち合わせと、引き続き飲み会。早く始まったので、解散してもまだ20時半だった。帰りの電車で『汚辱のゲーム』(ディーン・クーンツ 講談社文庫)を開くが1ページ読んだら夢の中へ。
家に帰ると、『ニジンスキーの手記 完全版』(ヴァーツラフ・ニジンスキー著 鈴木晶訳 新書館)と、クリスマスまで届かないと諦めていたQuinka, with a Yawnの『QY7』が届いていた。早速『QY7』をかける。やっぱりいい。しばらくBGMとして流しっぱなしにしそうだ。
他に、ユーロスペースからDMが届いていた。最近あんまりユーロの映画で観たいというものがなかったが、気になるのが数点。『英国職人アート・アニメーション特集』として、「ウォレスとグルミットのおすすめ生活」は7年ぶりの最新短編シリーズとのこと。それに「レックス・ザ・ラント」と「フラットワールド」の三本立て1000円均一。(私信:東京では12/21からユーロだけど、関西では1/18から心斎橋シネマ・ドゥだって。)
『いたいふたり』(監督斎藤久志)のちらしもちょっといい。女の子(川越美和)が眼帯してるからか。眼帯フェチか。唯野未歩子がでてるのもちょっと気になる。あと、何故か三枚も違うデザインのチラシが入っていた『SFホイップクリーム』(監督瀬々敬久)はくだらないSF映画っていうノリで、つまらないとしても観たくなってしまうタイプの映画なのだが、チラシを見た印象ではあんまり観たいと思わない。こういうの日本でやってうまくできたためしがないからだろうか。それと、『チョムスキー9.11』ってまだ上映中なのね。できれば観に行きたい。
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午前中は昨日までの疲れでちょっと一息つくが、午後は午後でまたもや大変な打ち合わせ。結局、15時くらいから初めて19時半くらいまで打ち合わせをしていた。22時まで仕事をして、晩飯代わりに焼き肉を食べて帰る。
昼間、久々に本屋に行く。恩田陸の『不安な童話』の広告を電車の中吊り広告で見たのでこれを買おうと思って行ったのだが、今調べてみたら文庫化されたのではなくて、既に祥伝社で文庫で発売されていたものを新潮文庫でも発売しただけのようだ。面白いことにページ数は新潮文庫の方が25ページ多いのに38円安い。文庫で出ている恩田陸作品は全部読んだと思っていたのだが、見落としていたようだ。ちなみに恩田陸は新刊『ねじの回転』も好調な売れ行きの模様だ。
それで、『不安な童話』を探していたのだが、すぐには見当たらず代わりに目に留まったのは『陋巷に在り 7 医の巻』(酒見賢一 新潮文庫)だった。時間もなかったので、『不安な童話』を探すのはやめて、これを買う。『陋巷に在り』の文庫化は嬉しい。6巻「劇の巻」を読んでから一体どれくらい待たされていることか。奥付を見ると1999年12月で、実に3年ぶりくらいの文庫化再開だ。僕自身が読んでいたのは、2000年の12月頃なので、それでも2年振りぐらい。単行本で読もうかとちょっと思ったが、当時はまだ単行本の方も完結していなかったのもあって、文庫になるのをゆっくり待とうかと思っていた。確か今年の夏くらいに13巻が出て完結したはずなので、一気に単行本で読破という手もある。ちなみに文庫カバーの裏見返しにある酒見賢一の文庫本のタイトルを見ると、8巻「冥の巻」が来年2月刊行予定とあるので、13巻まで文庫になるにはまだだいぶかかりそうだ。
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昼頃起きて、食後昨日の分の「うたかたの日々」を書いたり、友人からのメールに返信。最近、ものを書くのも妙に負担に感じないし、メールも面倒くさがらずに開いてすぐに書いた。なんとなく、気分が上向きになっているようだ。気分良く、Webなど見ていたら、出かける時間を過ぎていることに気づいてあわてて仕度する。今日はネットの友人数名とミニ忘年会の予定だった。
大宮から埼京線に乗ろうとすると、行き先が「新木場」でこれでいいのか心配になる。そういえば、12月からダイヤが改正になっているので、気づかないうちに埼京線の行き先が延びたのだろう。電車の中で聞いたアナウンスと新宿に着いてから確認した路線図に拠れば、、今まで恵比寿で止まっていたが大崎まで延びて、そこからりんかい線に乗り入れて、そしてそのまま新木場まで繋がっているようだった。Webでも確認してみたがすごいことになってる。池袋に通っていた頃、まだ赤羽線といって赤羽と池袋の間をピストン輸送していた電車がまさかこんなことになるとは思ってもいなかった。新宿に行こうと思ってうっかり寝てしまって乗り過ごすと新木場まで着いてしまうのか。そのうち朝会社に行くときに電車で居眠りしていると、北海道に着いちゃったり、会社の帰りに居眠りしていると九州まで行っちゃったりするんじゃないか。いや、そこまで行く前に目を覚ませ。
電車の中で『汚辱のゲーム』(ディーン・クーンツ 講談社文庫)を読む。細切れに読んでばかりでなかなか話にのめり込めないまま、もう上巻の半分まできてしまった。そのわりに、意味ありげなばかりで話がはっきりしてこないのでイライラする。しかし30分近く読んでいたらだいぶ進み、謎の一端がほつれてきていよいよ面白くなり始めてきた。やっぱりこういう小説は一気に読み進めないといかん。
新宿で待ち合わせたが、土曜日の新宿ってこんなに混んでいるのかと思わず驚き合うほどに混んでいた。雨が降っていて、ものすごく寒いので、みんなが地下を移動していたというのもあるのかもしれないが、地下道もやたらめったら混んでいた。喫茶店、飲み屋、カラオケに行く。カラオケは非常に久しぶりだった。
22時半くらいに解散、帰りの電車で再び『汚辱のゲーム』を読んで24時少し前に帰宅する。
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寒いので一日炬燵などで過ごす。昨夜チャットで、炬燵の思い出など話したが、真っ先に思ったのは炬燵に潜り込んでポプラ社のアルセーヌ・ルパンシリーズを読みふけった思い出である。『三十棺桶島』とかをわくわくしながら読んだのだった。ところで、ポプラ社の少年向けルパンシリーズは南洋一郎が訳していて、あの手の少年向け小説なので、翻訳と言うより翻案になっているわけだが、ルブランの原作より南洋一郎訳の方が数倍面白くなっているという話だが、大人になってから読んでいないのでその辺の真偽は判らない。
今日も、炬燵の思い出に近い感じで、炬燵に潜り込んで『汚辱のゲーム』(ディーン・クーンツ 講談社文庫)をずっと読んでいた。ぬくぬくと暖まりながら読んでいるとだんだん眠くなってきたりして、そうするとそのまま居眠りしたりしてなんとも至福の時である。結局、そんな調子で読んでいたので下巻の三分の二くらいまで読み終えて、残りは明日に持ち越す。
昨日も書いたが、上巻後半、敵の姿が明確になる辺りからぐんと面白くなってきた。上巻前半は、細切れに読んでいたからというのもあるかもしれないが、むしろちょっと長すぎるというか平板すぎるように思う。何かが起こるというだけで、読ませるにはちょっと弱い感じだ。敵の姿が現れた瞬間の驚きを考えると、確かに前半引っ張りたいのもわかるのだが。
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昨日の天気予報で、雪がうっすら積もるようなことを言っていたが、起きてみたらうっすらどころからたっぷり積もっていた。それどころか、まだ結構降っている。そんなわけでいつもよりちょっとだけ早く家を出た。
駅に向かう途中、女子高生が素足を出して歩いているのを見かけ「寒そうだな」と一瞬同情したのだが、靴の踵を潰して履いていることに気づき莫迦かと思う。雪は車と人の通ったあとで半分溶けてシャーベット状になっていて、ところどころで水たまりができている。そんなところを踵を潰してサンダル状にして歩いているので、靴の中まで濡れている模様。サンダル状にして履くのがどんなに格好いいのか知らないが、そんな靴で水混じりの雪の中を歩いたらどうなるかくらい判るだろうに。
駅が近づくにつれ、反対方向から歩いてくる人が多いことを怪訝に思っていたら、駅近くでホームに人が一杯になっているのが見える。まいたなぁと思いながらさらに駅に向かうと、駅の改札の外まであふれる人、人、人。携帯電話で様々な先に電話をしていて、電車に乗れないことを口々に訴えている。改札の中からでてくる人も少なくない。改札の奥を覗くと意外と人はいないし、そうこうしているうちに電車がやってきてホーム一杯の人たちを乗せて動き出したので、改札の中に入ってみた。ホームが反対側なので、階段を上るがそこで登った階段の上まで人がいることを知らされる。駅員は、「今電車が続けて二台行ったので次はしばらく来ません」などと説明している。どう考えてもここで30分は立ち往生するし、下手するともっと長くなりそうだ。さらに大宮まで出てからもダイヤは乱れているだろう。そう判断して、また10分かかる道のりを戻って家に帰る。
自宅でメールを使ってしばらく仕事をして、合間に駅に電話をしてみるが、何回かけても話し中。10時くらいまで仕事を続けてから、そろそろまともに動いているだろうと思って出かけることにする。出かける前に電話をしてみるとようやく電話は通じて予想通り「動いています」という返事だった。
そんなわけで、雪道を10分間歩くこと3回、しかしその苦労は報われて電車はかなり空いて余裕のある中を出かけることができた。電車の中では『汚辱のゲーム』(ディーン・クーンツ 講談社文庫)を読む。帰りは、24時頃の電車に乗ると雪のせいで皆早く帰ったのか、比較的空いていたので、座ってのんびり読書をしながら家に帰ることができる。そうしてずっと読んでいた『汚辱のゲーム』をようやく読了した。読み終えたときのために、『陋巷に在り 7 医の巻』(酒見賢一 新潮文庫)を持って出かけたが出番はないまま退却。
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昼飯は立ち食いそば屋で5分。夕食はコンビニの肉まんとスタバのドーナツ。9時半から23時までびっしり仕事。
『陋巷に在り 7 医の巻』(酒見賢一 新潮文庫)を読み始める。前の巻を読んでから随分経っているので続きにすぐに入れるか疑問に思っていたが、読み始めるといろいろと思い出す。でも、微妙に思い出せないところもあるので、なんだか1巻からまた読みたくなってしまう。まあ、そういうことはまずは7巻を読んでからにしよう。
川崎文化サーバが不調のまま。復旧しないと思っていたら、川崎さんが仮設川崎文化をたてていた。いずれ引っ越す可能性もあるようだ。
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今日も忙しくて、あっという間に一日が終わってしまった。なんてつまらない生活してるんだろうなぁ。読書は引き続き『陋巷に在り 7 医の巻』(酒見賢一 新潮文庫)を読んでいて、ものすごく面白いと思っているのにまだ半分も読み終わらない。
川崎文化のcgiは復活したようだが、川崎さんの日誌によれば様子を見ているところらしく、まだしばらくは仮設文化暮らしを続けることになる。しかし、仮設川崎文化を置いているサーバではcgiの数に制限があるのでこちらへの完全移行はないとのことだ。
しばらく前から流行のファン度調査、今度は「ファンタジー小説ファン度調査」が登場したので、リンクしてみる(「空の蒼さを 見つめていると」で知る)。ファンタジーってほとんど読んでないので、何を読めばいいのかと思っていたのだが、そういうリストにもいいかも。数えたら29冊で、自分としては意外に多かったのだが、その理由はこれもファンタジーなの?というようなものも結構含まれているからかな。狭い意味でのファンタジーで読んでいたものはかなり少なかった。
「早稲田松竹復活プロジェクト」によると、12月21日から早稲田松竹が復活するそうである(omo*8で知る)。早稲田松竹は場所柄そんなに利用したわけではないのだが、でも何度も行ったことがあるし、こういう映画館が休館してしまうのはすごく残念なことだと思っていたので、素直に喜んでいる。休館の理由が経営不振だったというので、復活したからにはちょっとは足を運びたいものだ。
なんだか、似非ニュースサイトみたいになっちゃった。Webを見るくらいしか面白いことがなかったんだよ。仕方ないじゃん。
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昼に、ハワイのハンバーガークア アイナに食べに行く。サイトトップの写真に高さが14センチとあるように、ものすごく大きい。普通のハンバーガーでこれなので、さらにアボガドバーガーなどを頼んだ人はもっとすごいことになっている。5ミリくらいの厚さにスライスされたアボガドが3枚くらい挟まってる。「これ、どこから食べるんですか?」っていう状況だ。そんな大きさなので、隣で「顎がかくかく鳴った」とか笑い転げていたり、大騒ぎである。ボリュームもたっぷりだが、味も結構いける。値段も結構いったけど。
夜は神田の小さな蕎麦屋にふらりと入り、鳥豆腐と出巻卵を食べながら燗酒を飲んで蕎麦を食べる。19時を過ぎて映画にも間に合わないし、間に合っても眠くなりそうなので本屋とかぶらぶら寄り道しながら帰る。神田のブックファーストに初めて入った。渋谷店がビルまるまる本屋なので同じだと勝手に思いこんでいたのだが、なんのことはない1階と地下の2フロアだけだった。地下はCDとDVDのコーナーが半分くらいを占める。そのあと、こちらはそんなに大きくないけど、上野の駅構内にあるBOOKブックガーデンにも寄った。それでも、町の小さな本屋と違って、いつもとは違う本がいろいろと目に留まる。やっぱり一日一回本屋に行けない生活って嫌だ。
ちなみに今日は恩田陸の『不安な童話』を買っただけ。鞄の類を何も持っていなかったで、ポケットに入る文庫一冊にしておいた。祥伝社文庫でもでているが、新潮文庫版は貴志祐介が解説を書いていた。買っていないが、新書サイズで『蛇行する川のほとり』 1というのも出ていた。三部作の第一弾だという。最近、また恩田陸の作品がたくさん出ている。
Webを見ていて、186(一服中)さんの『秘密室ボン』(清涼院流水 講談社ノベルス)の書評に笑った。こういうのありか。『オリエント急行の殺人』みたいに最初に一回しか許されない。清涼院流水を好きな人も嫌いな人も、ミステリが好きな人も興味ない人もちょっと見てみよう。いくらなんでもこんな「書評」はないだろうと怒る人もいるかもね。
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amazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに申し込む。一応承認というのがあるのだが、昨日の夜中に申し込んで今朝10時には承認のメールが届いていた。bk1にしてもアクセスの少ないこのサイトから購入する人はほとんどいないのだが、リンクがある方が便利だし面白い。あと、amazonは画像リンクを貼れるので、商品にリンクすれば画像を使えるという利点がある。U5さんの「編集後記」でアフィリエイトで月1万売り上げている個人サイトの話が出ていて、U5さんも自分のサイトではそんなに収入ないよって書いているが、U5さんのところのアクセス数でそうなのだから、うちのサイトなどいわずもがなである。トップに貼っているValueCommerceのアフィリエイトプログラムなんかもうかれこれ1年半も経つがまだ1円も貰ってない。これはこれで少なすぎるという気もする。
最近、スタバをよく利用する。歩いて2分くらいのところにあるのでついつい。今日はランバフラペチーノを飲む。最近外は信じられないくらい寒いが、部屋の中が暑くて睡眠不足もあって眠くなったりする。そんなわけで冷たいものを飲むのだ。もともとあまり利用しないので、バリエーションを試したことがなかったので、いろいろと飲んでみている。
『トリック 劇場版』を観て、行きつけの蕎麦屋−−といっても最近は全然行きつけでなくなってしまったが−−に行ってちょっと飲んで蕎麦をたぐって帰る。
家に帰ると、amazonで買ったユーミンのカヴァーの企画盤『Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album』が届いていた。参加ミュージシャンが気になっていたので購入した。聴きたかったのはaikoの「セシルの週末」、原田知世の「CHINESE SOUP」、フェイ・ウォンの「Valentine's RADIO」、椎名林檎の「翳りゆく部屋」。フェイ・ウォンが日本語で歌っているのが意外だったのと、椎名林檎が林檎自身の曲だといっても違和感がないくらいしっくりしていてよかった。あと、井上陽水の「甘い予感」と大貫妙子の「私のフランソワーズ」は、この二人は何を歌っても自分の歌になっちゃうのかなぁというくらい彼ら自身の曲のようでおかしくなるくらいだった。
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良くも悪くもテレビそのままの映画だった。独立した一本だが、テレビシリーズを見ている人にしか判らないお約束の笑いなどがあり、まさにテレビシリーズファンのための映画なのだった。僕自身はテレビシリーズのよいファンではなくて、全部は観ていないのでもしかしたら気づいていない笑いどころもあったかもしれない。客層もテレビファンが来ているようで、くだらないと思いつつも思わず笑っていると廻りでもそういう笑いの反応があるので楽しく観られる。
ダイイングメッセージの謎とか『ケイゾク』も含めて、堤幸彦らしいギャグトリックで少しネタがわれてるようなところが残念だが、まあその手のワンパターンも『トリック』のトーンともいえるのかもしれない。ミステリの構造上、始まり方で犯人は判ってしまうのだが、何のひねりもなくそのまま犯人であることが明らかになる、しかも告白というのはいくらコミカルなミステリでも安易すぎないかという不満はある。犯人に対する罰もこれしかないのだが、そのあと村の謎に関してひと騒動あって事件の犯人についてすっかり忘れさられているというのもどうしたものか。殺人事件、徳川埋蔵金、300年に一度起こる災いの伝説という三つが最後にうまく絡み合ってない。そういう不満をこういう映画にいうこと自体が間違ってるのかもしれないけどね。
[『トリック 劇場版』 監督堤幸彦 日劇PLEX 2002/12/13]
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『ロスト・ソウルズ』(監督ヤヌス・カミンスキー)を観る。一ヶ月くらい前に一回観ているが、その再鑑賞。前回は英語字幕で観たので、今回は吹き替えで観てみる。前回観たときには、感想を書かなかったのだが、それは書きたいことがうまくまとまりそうもないのであとで書こうと思ってそのままになっていたのだった。今回、再鑑賞して、前回うまくまとまらなかった思いがいろいろと形になってきたので今回は怠けずに感想を書いておこうと思う。
amazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに申し込んだのもあって、またまたサイトのリニューアルを計画中である。以前、bk1の検索ボックスをつけていたのだが、前回かその前くらいのリニューアルのときにうまくスペースがとれなかったのではずしてしまってそのままになっているが、bk1とかamazonの検索ボックスを復活させようと思う。多少ポータル的なデザインにして、「うたかたの日々」の最新トップにいればどこにでも行けるみたいな感じにしたいのだが、それがちょっとごちゃごちゃしすぎると思ってシンプルにしたのだから矛盾している。それと日記である「うたかたの日々」をポータル化するのは変かもしれないとも思う。むしろそれなら「ROJIX」トップをポータル化すべきなのか? しかし、ああしたい、こうしたいといろいろ試行錯誤して変えていくしかないのかもしれない。
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ウィノナ・ライダー主演の、神がキリストの肉体を借りて地上に姿を現したように、悪魔が人間の肉体に降臨するのを防ごうとするホラー映画ということになっている。しかしかなり特殊なホラー映画で、むしろホラー映画などという冠をつけるべきではないのではないかと思う。エクソシストのシーンがあるが、物語も『エクソシスト』のように本当に悪魔が憑いているのかという疑問を常に見せている。それでいて、悪魔降臨を進める組織の存在が明らかになったり実際にそのための陰謀もあるという単純なホラー映画的な側面もある。そして、結末はあっけないくらいあっけない結末が待っている。最初に観たときには、一体悪魔はいたのか、この結末は正しかったのか。ものすごく落ち着かない結末で、それまでのシーンを振り返って、考えさせられた。
今回この映画観るのは二回目なのであるが、一回目に観た印象は「凄く判りにくい」という一言につきた。単純なホラーであれば、結末で安心して終わることができる。しかし、『エクソシスト』のような映画だったら、全く違う結論になる。いや、もちろん『エクソシスト』にも二通りの解釈が最後まで残されているわけだが。判りにくいという印象は、二つの意味があって、一つはこのどちらの解釈なのかを最後まで確信を持たせてくれないところにある。もう一つは、キリスト側のマヤ(ウィノナ・ライダー)と悪魔が降臨すると思われるピーター・ケルソン(ベン・チャップリン)の側が同じくらいの比率で描かれて、さらに二人を繋ぐ連続殺人犯についても二人出てきたりと、単純に判りにくい。二回目でようやく細かいエピソードが理解できて、しかも一回目に見落としていた細かい伏線などにも気づいた。短い時間にもの凄くたくさんのものが詰め込まれた非常に密度の濃い映画になっているのだ。しかし、判りにくい反面、この密度の濃さは、映像の美しさと相まってこの映画の魅力だと思う。
今回、観直したことで、いろいろと前回の疑問がクリアになっていく感じがした。その疑問がクリアになるにつれ、絶賛といっていいほどにすごく好きな作品になっていった。しかし、こんな作品ってあんまり受けないかもしれないなぁと思い、Webで感想を探してみたのだが、そうしたら、驚いたことに、惨憺たる悪評ばかりだった。驚いたことにというのは、実は多少の批判は想像していたのだが、こんなに批判ばかりとは思わなかったからだ。しかしこれはあまりに不当に評価されてはいないか。
批判の理由は、ホラー映画としてつまらない、怖くない、退屈というのがほとんどである。しかし、本当に怖くないのか? たぶん直接的な恐怖はあまりないと思う。しかしヒッチコック映画のような、次に何が訪れるかという恐怖はあるし、なにより結末の正しさについて考えたら恐ろしくはないか。ただ単にあっけないと言えるのは、ありきたりのホラー映画として観ているからだろう。すべてにおいて、リアルに描き続けているこの映画の中で悪魔が本当にいると思って映画を見続けることができるというのはあまりに単純すぎる気がする。しかし、Webの映画評などを観ていると、ほとんどの人はそういう風にしか観なかったようだ。悪魔など決していないのだと思ってこの映画を観たならば、それでもやっぱり怖くはないのだろうか。
悪魔がいないかもしれないという観点で観ている人の評だと思うが、その場合は『エクソシスト』ですでにやっていて新しくもないというコメントがあった。その場合は結末をどう捉えているのか。人間ドラマと捉えている人にとっては、ホラー色の強いこの映画は茶番なのかもしれない。結局この映画の不幸は、観るべき人が観ていないということかもしれない。幻想文学の好きな人の感想などを聞いてみたいものだ。
DVDには監督のコメンタリーが収録されているので、これを聴きながら再度観てみるつもりである。
[ 『ロスト・ソウルズ』[→amazon] 監督ヤヌス・カミンスキー DVD 2002/12/14 ]
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『ブレードランナー 最終版』を久しぶりに観る。何度目かの鑑賞だが、記憶にあるより探偵物語になっている印象を受ける。ビデオテープに残ったホテルの名前からホテルに行き、ヘビの鱗を風呂場で見つけ、残された写真から女の顔を見つけだし、鱗の製造番号からバーで踊るレプリカントに辿り着く。どのエピソードも覚えているにもかかわらず、なんとなくいつになくこのプロセスが明快な感じを受けたのだ。
Mystery Laboratoryのみすらぼブログに図書館は作家を殺す?なるブログが。内容がちょっと面白いなと思ったのだけど、それをブログという形で公開しているのがいい。類似の情報はどんどん追加で集まっているし、このコンテンツへのリンク元やそのアクセス数も見えるというのはやっぱり面白い。
サイトリニューアルに向けて、いろいろ考え始める。昨日に引き続き、デザインというか、コンテンツの配置みたいな点で考えている。どういう風にするのがいちばんいいのか、よく見るサイトなどを繰り返し訪問してみたり。理想のサイトってあるようでない。わりと好きなサイトはいくつかあるけれど、そのいいところをマネしようと思っても自分のやりたいことと食い違うと、なかなかそのまま取り込めない。そんなご大層なものを作るつもりはないというのに。というか今のコンテンツと変わらない。ある意味、当分これで楽しめるということだろうか。
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週の初めから多忙。夜は生暖かい風が吹いているなぁと思っていたら傘を持っていないのに雨が降ってきた。幸い終電を逃したのでタクシーで帰宅し、濡れずに済んだ。そんな一日なので今日もWebくらいしかネタがない。しかもメモ代わりに既に掲示板に書き込んだものだがとりあえず書いておく。
『幻想文学』終刊。『幻想文学』は、それほどウォッチしてた雑誌でもないし、買ったのも1回くらいしかないが、こういう雑誌があるということ自体で安心していたところがあって、なくなってしまうというのを聞くと今更ながらすごく残念に思う。とたんに買おうかなどと思ってしまうのだが、普段からそうやって買っていれば終刊にならずにすんだのかもしれない。僕の買う一冊では何も変わらないが、そんな風に思う人はきっともっといるはずなのだから。
「インディ・ジョーンズ」最新作情報。第4作は2003年夏と聞いていたが、最新情報では脚本が完成、2004年の撮影で、2005年の公開。ずいぶんとまぁ先の話になってしまったもんだ。『マイノリティ・リポート』も評判悪いし、その前の『A.I.』も評判悪かったし、スピルバーグ監督は大丈夫なのか。それと、ハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演るとのことだが、もちろん他の人が演っても納得できないけれど、ハリソン・フォードだって「最後の聖戦」から10年以上経っている。今60歳だからさらに3年後には63歳。アクション映画になるのかなぁ。
『回路』のリメイク。『エルム街の悪夢』や『スクリーム』のウェス・クレイヴンが、黒沢清の『回路』をリメイクするというのだが、果たしてどうなのか。ウェス・クレイヴンはいいのだが、ただ『回路』の怖さと方向性が違うような気がする。『リング』のリメイク版は、観ていないのだが、原作鈴木光司とテロップに出るがむしろ映画『リング』が原作になっているという話だ。リメイクなんだから当たり前ともいえる話だが、『回路』で同じようにリメイクされるといっても、全然イメージがわかないのだが、果たしてどんな映画になるのだろうか。興味津々である。
掲示板に書いてないものも一つ。
小津安二郎生誕100年記念プロジェクト。いろんなところで上映とかあるみたいである。DVDも発売。2003年9月から12月にかけて全作発売予定だが、価格は未定。値段は買えるような値段で考えてほしいもんだ。そういや、今年は横溝正史生誕100年だったので、年頭に横溝正史全作読破計画を立てたのだが、結局あんまり読んでない。
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