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2009年7月前半

2009/07/01

そして7月

 もう今年も半年が過ぎた。早いものである。
 引き続き、『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫)を読む。少年時代の回想から描かれる物語は、思春期に経験した大人の女性との恋だが、それは突然終わりを告げる。第二部は意外なところでの彼女との再会。今日は第一部まで。パラパラめくったところでは、三部に分かれているようだ。

 ところで、この「うたかたの日々」という書きものは何なのかについて。
 「うたかたの日々」の位置づけは、「日記」なのだ、と少し前に改めて定義した。いや、昔から日記なのだけど、読書や映画の感想を書くときに、それだけを話題に別エントリにしていると、だんだん自分の中でもなんだかわからなくなってきていた。まともな感想などを書けない(時間的や精神的な余裕で)ことが続いて、感想と日記と分けない、日記の中に感想が出てくることもある、そういう書き方にしたはずだったのだけど、やっぱり日記と感想のエントリを分けて書いたりしている。

 とか書いているのは、昨日のエントリで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』というタイトルで書いたけど、いわゆるネタばれなしどころか感想にもなっていない、観てきたことを書いて終わっているのだが、何となく感想みたいな書き方になっていることに、自分はどうしたいんだっけとまた思ったから。
 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』をまだ観ていないけど観るつもりの人は、感想だと思えば読まずに済ますだろうし、感想を期待していた人は読んで映画の中身について何も書かれていないことに肩透かしを食うだろうし。

 というわけで、もう一度、「うたかたの日々」は日記なのだと再確認する。ずっと更新停止している「露地録」をそろそろ再開するときなのかもしれない。ただ今考えている「露地録」の再開は、シンプルに読んだ本や観た映画のタイトルを並べるだけ、毎月の最後の「○月総括」と同じようなものにしようと思っている。タイトルが最低限で、感想があれば随時追加という方法にしようかと思う。日付順に書くとか、完成してからアップするとか、いろんな制約が更新を妨げているので、そこから自由になりたいので。

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2009/07/02

『時計じかけのオレンジ』を買う

 友人Tから新しいiPhoneを買った自慢メールが届いた。うらやましいが、WILLCOM派なので悔しくはない。WILLCOM 03が機種変更でも実質無料になるのをずっと待っているのだけど、なかなかならない。家電量販店を覗くと「今だけ0円」みたいな広告を見るが、よく見るとやっぱり新規契約だけである。もうしばらく我慢する。

 家電量販店の店先で『崖の上のポニョ』のDVDが派手に並んでいると思ったら、明日が発売日だった。映画館での公開はだいぶ前なのに、まだDVDになっていなかったことが意外に思った。もうとっくにDVD化されていると思っていた。DVD売り場を覗いて、なんとなく『時計じかけのオレンジ』を買う。

 読書は引き続き『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫)を読む。昨日の続きで、第二部まで読む。思春期のときに恋した女性との偶然の再会が描かれるが、二部のクライマックスは彼女の隠された秘密が明らかになること。あくまでも主人公が導き出した答えでしかなくて事実かどうか確かめられてはいないが、それは突然彼女がいなくなった理由や、いくつかの不可解な出来事をうまく説明する。第二部はしかし主人公と彼女との本当の意味での再会を待たずに終わる。第三部でそれが描かれるのだろうか。きっとそこで真実も明らかになるのだろう。

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2009/07/03

モスからスパイシーが消えた

 モスバーガーに行く。メニューを見て、スパイシーモスバーガーが見つからないので、店員に聞くと販売停止になったとか。
 先日、まだ二週間前くらいにはあったのに。そういえばその時もメニューにパッと見当たらず、モスバーガーのところに「スパイシー」と注意書きみたいに値段が載っていただけだった気がする。個人的にはモスバーガーといえばスパイシーなので、スパイシーがなくなってしまうというのはかなりショックである。
 カウンターに「ハラペーニョソース」が1つ30円で売っていて、スパイシーを希望する人にはそちらを勧めているみたい。値段も前と変わりませんというが、スパイシーソースと普通のソースにハラペーニョソースをかけるのでは違う気がしたので今回は普通のモスバーガーにする。

 夜、飲みに行き、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観た人と映画の話をする。
 一作目の時は観ていない人にも話が出来たけど、今回の『破』については、観ていない人とは話が出来ないので、一種ストレスがたまる。ようやく話を出来る機会を得たものの、もう一人はテレビ版のエヴァも映画も観ていない人なのであまり深い話は出来ずに終わる。
 この人にはまだ映画を観る前に、『破』だけ観ても大丈夫か聞かれて、『序』は観ておかないとわからないけど、理想はテレビ版も見ておいた方がいい。ていうのは、映画では説明がかなり省略されているところがあるので、映画だけ観るとわからないところがあるかもしれない、でも独立した話として『序』だけ観ておけば『破』を観ても大丈夫だと思うと話していたのだが、今日訂正する。テレビ版を知らないと『破』を観ても何だかわからないので観ない方がいい、と。
 まあわからないとまではいわなくてもいいのかもしれないけど、オリジナルを知らずにパロディを見たり、モノマネの本人を知らずにモノマネを見たり、歴史を知らずに歴史の裏を描く話を見たりするようなものなので、全然勧められないというだけだけど。

『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫)  『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫)を読了。もっと感動的な話なのかと思っていたが、意外に淡々とした物語だったなと思いながら読んでいたら、最後少し泣ける。
 訳者あとがきに、「ジョージ・スタイナーは、この本を二度読むように勧めている。ストーリーがわかりにくいというわけではない。ただ、一読したときにはインパクトの強い事件ばかりが印象に残るが、二読目に初めて登場人物たちの感情の細やかさに目が開かれる、という体験を翻訳者もしている。」とある。ちょうど出先で読み終えて帰りの電車の中が手持無沙汰なので再読を始めるが、なるほどハンナの秘密を知って読み返すと何気ない出来事にその意味がわかってハッとする。

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2009/07/04

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

 9時起床。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の衝撃で、観るつもりのなかったテレビ放送の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を録画した。テレビ放送用の特別版で、本編ノーカットというのも録画しておこうと思った理由だけど。で、朝起きるなり、録画の確認のつもりが観はじめてしまい止まらない。CMが入ったので中断、このあとCMを挟みながら観るのは鬱陶しいと思って、まずはCMをカットする。一気に全編を観る。TV特別版としては、エンドクレジットがなかった以外は判らなかったけど、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」DVD版と日テレ放映版の違い:アニオタフォースによれば、予告が『破』の映像に差し替えられていたらしい。

 ヱヴァを観ているうちに睡魔が襲ってきて、少し仮眠。と思ったらそのまま夕方まで眠る。昼飯を食べてないと思って、ヨーグルトを食べて牛乳を飲む。夜は映画を観に行こうと思っていたが、そのまま気が付いたら眠っていて夜中。晩飯も食べていないと思って、またもやとりあえずヨーグルトを食べて牛乳を飲む。なんでこんなに眠いのか意味不明。体調がおかしいのかもしれない。これじゃ夜は眠れそうにないと思いながら再び眠りに落ちる。

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2009/07/05

壊れた

 昨日ずっと眠り続けていたのに、今日も起きられない。ようやく起きたのは14時過ぎ。何かわからないが、壊れたみたいだ。とりあえず、隣のパン屋でパンを買ってくる。牛乳を飲みながらパンを食べる。雑用をしたり、入浴とかするともう夕方。買い物に出かけ、昨日の昼以来まともな食事をとっていない気がしたので、ついでに夕食を外食にして、天丼を食べる。

 夜、再び寝る。まだ眠れる。夜になって起きて、録画したDVDの整理と新たな予約。最近ひたすらDVDを録画しているが、全然観ていない。数えてみたら、90枚以上のDVDが積まれていた。90本の映画を見ようと思ったら、1日1枚観たって3か月近くかかる。いい加減録画をやめた方がいいと思うが、またたくさん予約を入れた。
 風邪で体調を崩して以来、劇場でも映画を観ていない。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』だけだ。風邪の方は、気が付いてみたら土曜日までは咳が出ていたのに、日曜から止まっている。それから今度は眠り続けてたんだ。でもこれで体調が快復したのならいいのだけれど。まだ肩凝りがするけれど、どうだろう。

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2009/07/06

少し回復

 少し回復したみたい。というのも、昨日の夜は眠くならなかったから。体調が悪ければ、それでも眠っていただろうから。しかし、おかげで明け方まで寝付けず、ネタ気がしないうちに朝6時の目覚ましが鳴る。1時間半ほど、寝直すことにする。意外にもそれほど一日眠くならず、夕方18時頃、30分の仮眠で済む。

 友人から貰った『シンクロニシティー』(伊藤嶺花 ワニブックス)を読み始める。恐ろしく速いスピードで読めるが、帰り道の電車で40分くらい読んだら半分読み終わってしまった。行きは睡眠不足もあり読み始めていなかったが、行きにも読んでいたら確実に読み終わっていた。スピリチュアル・ストーリーとかなんとかいわれていたが、まあそういう内容だけど今のところ単に小説という感じ。

 ちょっと今週は忙しい。ずっと映画に行けない日が続く。

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2009/07/07

何も変わらぬ七夕

 7時起床。現実を誤認する夢を見て、現実ではないことに気づく。ああ、これは夢だ。そして目を覚ます。

 毎日雨続きだが、珍しく時折晴れ間の覗く曇り空。いよいよ暑くなるのかもしれない。寝坊して少し余計に寝ているはずだが眠い。昼間は特に眠く、辟易した。結局21時過ぎまで仕事をして帰宅。録画したものをDVDにダビングするが、夜の録画予約が始まるので全部ダビングしきれない。明日の録画は、HD領域が不足して失敗しそうだ。

 昨日から読み始めた『シンクロニシティー』(伊藤嶺花 ワニブックス)読了。まあ、想像した通り。あっという間に読み終わる。

 七夕にしては雲が多いが、雲に囲まれた満月が美しい。久々にデジカメを構えてみるが、うまく撮れない。

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2009/07/08

焼肉たらふく

 打ち上げで焼肉をたらふく食べる。ビールをがぶがぶ、そのあと梅酒ロックをたくさん飲む。もう食べられない、というくらいたらふく食べて、ものすごく飲んで帰宅したら、DVDプレーヤーの録画整理を途中のまま、沈没。おかげで、夜中の分の予約を失敗した。しかし、DVDに焼こうにも、メディアがもう残り少なくて焼けない状態。あんなにたくさん買ったはずなのに…。

 ドラマの原作『トライアングル』(新津きよみ 角川書店)を読み始める。ドラマはほぼ毎回どんでん返し的な展開だったので、原作をかなり脚色しているのだろうと思っていたが、やはりその通り。まだほんの一部しか読んでいないが、小学校の元教師の心理描写が暗くて、これが新津きよみの持ち味なのかなと思う。新津きよみは初めて読むのだが、女性特有のそういう心理描写が特色なのかと想像するが、どうもあまり好きになれない。全体的な感想はまた読み終わってから。

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2009/07/09

自分を知る

 研修。現状を見つめ直し、過去を振り返り、将来を考えるというもので、今日は自分知るということで、自分の特性なんかも分析してもらったりして面白かった。夜は懇親会で1時間ほど飲む。

 読書は引き続き『トライアングル』(新津きよみ 角川書店)を読む。

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2009/07/10

『トライアングル』

『トライアングル』(新津きよみ 角川書店)  研修二日目。過去を振り返ったり、未来を考えたり。昨日の特性が今日の分析でもいろいろ思い当るところが出てきて面白かった。

 『トライアングル』(新津きよみ 角川書店)読了。
 ドラマと全然違うのはいい。しかし、この結末は何なのだろう。普通のミステリとして読んだら、アンフェアな作品だ。広義としてのミステリ、犯人当ての推理小説ではないので、ミステリというよりむしろ心理サスペンスとか言った方がいいと思う。
 読み始めた日に少し書いたけれど、小学校の元教師の心理描写が暗くて、物語が進むにつれてある変化があるのだけれど、それにしても悪意のような言動にすごく嫌な気持ちにさせられた。物語での、この元教師の比率が意外に大きくて、準主人公といってもいいくらいなのだが、物語全体からするとものすごくバランスが悪いような気がしてしまう。ドラマの印象が強いせいだろうか。小学生時代に隣の席の女の子が殺害された男の子とその担任の先生の物語として読めば、半々なのかもしれない。男の子の方は大人になって刑事として、この事件の真相を探ろうとする。そこに過去と現在が交錯していて、どうしても半分とは思えない。元教師の比率をずっと減らすか、男の子側の物語をもっと厚く描かないとバランスが悪い。普通にミステリとして読んでいて、アンフェアとも言えそうな結末だったのもあわせて、どうも物足りなさを感じてしまった。心理サスペンス的な暗い心理描写を男の子の側にもっとベッタリと描きこまれていたらこういう不満は感じなかったかもしれない。
 それと、ドラマを見ていたときに、タイトルの「トライアングル」が意味不明だと思っていたが、原作を読むときっとそれが判ってスッキリすると思っていた。しかし原作を読んでも、何が「トライアングル」なのかよくわからなかった。あれとあれとあれがトライアングル、これとこれとこれがトライアングルと複数のトライアングルが組み合わさっているのだということなのかもしれないと思ったけれど、こじつけて解釈しているだけのような気がしてどうもスッキリしない。

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2009/07/11

『それでも恋するバルセロナ』

 『それでも恋するバルセロナ』をMOVIXさいたまで観る。
 バルセロナに旅行に行く二人のアメリカ娘(スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール)が現地の画家と恋に落ちるが、そこにちょっとエキセントリックな画家の元妻(ペネロペ・クルス)が現れて話がややこしくなっていく。婚約者がいるのに恋に落ちたり、元妻との修羅場ありで、深刻な話になりそうなネタがたくさんあるのに、スペインという舞台と軽快な音楽に乗せてあっけらかんと描かれる。なんだか楽しく観て、あとからいろいろ考えさせられたりして。

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2009/07/12

『MW ムウ』

 『MW ムウ』をMOVIXさいたまで観る。
 手塚治虫の原作はずいぶん昔に読んだけど、結構好きな作品である。結城三知夫(映画では美智雄)役を玉木宏をやるというのは外見的になかなかいいと思っていたが、映画でも期待に反することなくなかなか良かった。だが、映画での結城美智雄の描き方が生ぬるくてまだまだという感じ。PG-12指定になっていたけど、そういう映像的な話ではなくて、そもそものモラル的な部分で原作では悪魔的な人物として描かれていたのだけど、映画では多少はあるけど大したことない。巨悪があってそれに対する復讐とか、「盗人にも五分の理」みたいな部分が感じられてしまうのだ。目的のためには罪のない人をも容赦なく傷つける悪魔的な人物として描いて欲しかった。

 Twitterのフォローを少し追加。tsuharayasumiは、津原泰水のtwitter小説『百歳の少年』。Enjoe140も円城塔の小説(一行小説?)。

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2009/07/13

『ガブリエル・シャネル』

 『ガブリエル・シャネル』を新橋演舞場で観る。
 大地真央主演でガブリエル・シャネルの生涯を描く芝居。大地真央ファンがたくさんいたのか、最後はスタンディングオベーションで拍手だった。そんなにはと思ったけど、シャネルが15年の沈黙を破ってコレクションを発表するが失敗に終わるところではちょっとぐっときた。しかも、惨憺たたる酷評を受けていたのに一年後にはシャネルが正しかったと明らかになる−−半年後にはアメリカで受け入れられ、一年後には巡り巡ってフランスでも受け入れられるというのがすごい。シャネルって単にブランドの名前でしか知らず興味もなかったが、シャネルという人の生き方に興味を持った。
 来月にはシャネルの人生を映画で描く『ココ・シャネル』が公開になる。元々観ようと思っていたけど、ますます観たくなった。

 日記がまた3日停滞したので、まとめ書き。感想なんか書こうと思わず日記を書くのだ、と決めたはずだけどついつい停滞するなぁ。

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2009/07/14

なんとなく

 昨夜、なんとなくトップページに貼ってあった鉄人28号の画像をガメラの画像に貼りかえる。ずっと飽きていて、前から変えようと思っていたのだが、なぜか急に。

 なんとなく、池袋のヤマダ電機、ビックカメラをぶらつく。Willcomの不具合(表示が微妙に二重表示)で、機種変更するか迷っていたが、今度変えるならWILLCOM 03と思っていたが意外に評判がよくなくて、むしろ旧機種のAdvanced [es](通称アドエス)の方がよさそうだった。03が発売になったときにはレビュをいろいろ見て、デザインを含めて一新されて、基本的に改善されていると思っていて、一部不満も上がっていたが購入直後の慣れない状態だからかと思っていた。知人で、発売当時に購入して大満足していた人もいたのも03に期待していた理由の一つだ。
 しかし、03だとまだダブルバリューセレクト(長期契約による割引)で毎月400円のところ、アドエスはもう随分前から0円なのだ。結局のところ、アドエスの方がいいのだろうか。などと思い店頭で実機を触ってみたりした。アドエスって2年前の機種なんだよな。今更という気もしないでもない。

 昨日から『名探偵の呪縛』(東野圭吾 講談社文庫)を読み始めている。一日で読み終わってしまうような軽い作品なのに、遅々として進まない。はは。
 実は珍しく読書意欲が薄れていて、7/10に『トライアングル』(新津きよみ 角川書店)を読み終えてから二日ほど読書の空白期間があった。何となく乗り気にならない。こういうときは有無を言わさず、読みたくなるような本を読んだ方がいいのだが。

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2009/07/15

『愛を読むひと』

『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫)  『愛を読むひと』をMOVIXさいたまで観る。
 『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫)の映画化であるが、細部でいろいろ違っていて何故変えたのだろうかと最初疑問に思っていたが、いくつかは映像化のためという理由があとからわかった。
 例えば、二人が自転車旅行に行った先で、残したメモにまつわる些細な喧嘩が別のエピソードになっていたとか。原作では主人公の一人称で書かれているが、映画は特にモノローグなども入らず、すべては登場人物たちの言動とそれを補足するカメラワークだけにとどめているので、言葉による補足なしに「真実」が判るようにエピソードを変えたのだろう。何故変えたのかよく判らないのは、例えば主人公の最初の出会いの切っ掛けとなる病気が、黄疸から猩紅熱に変わっていたこととか。まあ、それが変わったからどうということはないのだが、さしたる理由も思いつかないため不思議に思った。
 原作ではそれほど強く感動したわけではないのだけど、映像の力は強いもので、後半のハンナからの手紙が映るだけで泣けた。老婆となったハンナに会う最後の方のシーンでケイト・ウィンスレットが老けメイクで出てくるのには少し驚いたが、老けていく途中のシーンがあったために衝撃とまではいかなかった。主人公が長い空白期間を経て会ったときの衝撃は、観客にも同じように見せてほしかったが、ハンナが手紙を出す過程を描く以上映像が挟まってしまうのは仕方なかったことだろうか。
 ずっと「主人公」と書いてきたけど、映画では「マイケル・バーグ」という名前で、原作と名前が違うんじゃないか、だけど原作の名前はなんだったろうと思いだせずにちょっと引っかかっていた。帰宅してから確かめたら、ミヒャエル・ベルグでドイツ読みか英語読みかの違いだったというオチ。そういえば、途中でドイツの話なのにみんな英語で話しているなぁと思ったのに気付かなかった。

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『ハゲタカ』

 先日、仕事仲間と油そばの話になったのだが、ちょうど映画館を出ると目の前にぶぶかがあって油そばを出している。というわけで、ここで食事。まっすぐ帰るにはまだ時間が早いので、時間をつぶしてもう一本映画を観ることにする。1階の紀伊國屋をぶらぶらして本やDVDを物色する。結局何も買わない。

 『ハゲタカ』をMOVIXさいたまで観る。
 テレビドラマ版の「ハゲタカ」は興味があったのだが結局見ていない。原作も読もうとしたけど、結局ちょうど読みたい本が重なっているときで後回しにしていたらそのままになってしまった。この手のテレビドラマから映画になった作品で、いきなり映画版というのはどうだろうと思ったが、まあ判らないところは判らないで割り切って観ることで良しとする。
 想像した通り、話の流れとしてよくわからなかったのが、テレビ版のラストでたぶんそれぞれが散り散りばらばらになったのが今回の話で参集するということなのかなと思うのだが、それぞれの役割が何なのかというところ。ドラマを見ていると、その辺がとても嬉しいんだろうなと思いながら観る。が、それ以外はほとんど独立した話として特に疑問なく観ることができる。
 意外だなぁと思ったのは、もっと激しい作戦のぶつけ合いみたいなのがあるのかと思っていたが、ちょっとしたヤマのあとは話は静かに進む。大森南朋扮する「ハゲタカ」のようなファンドマネージャー鷲津のシナリオは裏で静かに進み、それが明らかになるとあとは怒涛のようにクライマックスに向かう。この裏のシナリオみたいな部分をいろいろ見せてくれるのかなぁと勝手に思っていたので、坦々と進んでいくのを観ていたらいきなりクライマックスになってしまった感じ。
 ドラマの毎週一回分の盛り上がりがある(はずだと思うんだけど)と、映画のストーリー展開は違ったのではないだろうか。映画の中でもチラッと出てきた登場人物たちの過去を描いているドラマ本編をそのうちに観てみたい。

 夜はWillcomの機種変更などについて、またまた調べる。ビックカメラでアドエスの新規契約料770円なんていうのを見たのだが、その値段なら電話番号やメールアドレスに拘らず、新規に買った方がいいのではないか? 条件を明日よく調べてみる。(翌日、確認したところでは、電話機代は0円でなかった。この辺、携帯販売で値段の見せ方のテクニックに混乱させられた。詳細はまた。)

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2009/07/16

アドエス検討

 墓参りに行く。夕方にもならない昼間からビールを飲む。ぐびぐび。

 『名探偵の呪縛』(東野圭吾 講談社文庫)は第2章まで読んだところで、一つの事件が解決する。短編集ではないのだが。だが当初の謎は解けないまま、天下一探偵は事件のさらに深い部分に巻き込まれていく。本格ミステリのパロディが入っているので、軽く読めるけどなぜか進まない。

 夜、Willcomのアドエスを新規購入してしまおうかと思って、ビックカメラに行く。説明を読んでもいまいち判らないなぁと思いながら何度も繰り返し説明を読んだり、支払い金額を計算してみたりする。昨日の昼間はちょっと見てたらすぐに店員が寄ってきたのに、今日はそばにいても寄り付かないのでじっくり考える。
 いろいろ考えて判ったのは、こういうことである。

 ダブルバリューセレクト(2年間割引きがある制度)では新規でも機種変更でも端末本体(実質)0円という表示を変えた(だけ)。
 端末本体は0円ではなくなって、月々1130円(※訂正。昨日、あいまいな記憶で1960円と書いたが、1130円が正しかった)になっていた。
 その代わり、月々2900円の利用料が、770円になっている。(2900円から2130円の割引)
 何のことはない、2130円割引を、「端末(実質)0円」という表現から「契約料770円」と示しただけの違いだった。
 と思ったが、実は割引額が端末の支払い月額より大きくなった(端末がさらに安くなった)というになるみたいだ。(割引表現の違いだと判断したので、金額を控えずに帰ってきてしまったので自信なし)

 数量限定とか書かれていたので、端末を売り切るのが目的なんだろうな。ということは、このキャンペーン終了後くらいに、新しい機種がでるのだろう。出たばかりは高いので新機種に変更するつもりは今のところないし、WILLCOM 03が機種変更でも無料になりそうだが、最近レビューで見ている使い勝手からすると魅力が薄れてきた。それならアドエスにするのが経済的にもよさそう。
 今の利用料は、パソコンからの通信接続にも使って3800円くらい。ノートPCが故障してから後継機をまだ買っていないので、通信接続として需要は最近なくなってる。電話というより、ほとんどメールとPDAとしての利用が中心。それだけなら月々1500円くらいで済まないかなと思ったりするけど、どうもそうはいかないようだ。でも、3000円は切りそうなので、明日また調べて検討。割引が同じなら、機種変更で切り替えられるのが一番いいんだけどな。

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