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2007年7月前半

2007/07/01

『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』

『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』深水黎一郎 講談社ノベルス  第36回メフィスト賞受賞作、読者である「あなたが犯人!」という作品で、島田荘司も「犯人は、ぼくだった」「このジャンルの、文句なくナンバーワン」等々と書いている。

 とりあえず、最後まで面白かった。面白かったけど、島田荘司と違って、「あれ、これなら僕は犯人じゃないよ」と思った。とりあえず、読者が犯人の傑作として期待して読んだので、自分が犯人だと納得できなければ評価はどうしても下がってしまう。それを納得するには、どうしても足りないものがある。

 以下、その辺について書くのでネタバレ含む。ただ、積極的にトリックについて書くつもりはないので、読んでいないと意味不明かも。

 何が納得できないかというと、つまり「確かに読者は犯人かもしれないけれど、僕は被害者を殺した小説の読者ではない」ということである。
 小説中に、これまでに書かれた《読者が犯人》の例として二つの例を挙げている。一つは、「《読者》が一般的な読者ではなくて、ただひとりの読者であるもの」。もうひとつは「こういった犯罪が起こるのは、人間の心が惨劇を求めているからだと」、「登場人物の一人がくるりと振り返って読者を告発する」もの。
 前者は明らかに問題外のように語られているけれど、結局はこの小説でも前者の域をでていない。
 後者はメタフィクションになってしまうが、「人間の心が惨劇を求めている」という抽象的な理由でなければ、読者を犯人にすることに成功していると思う。

 『ウルチモ・トルッコ』では、読者を犯人にするところまでは成功しているのだけれど、僕という読者を犯人にしていない。なぜなら、犯人たる読者は、物語の登場人物でしかなくて、僕自身はこの登場人物に含まれていないからである。

 どうしたら僕も犯人の読者の一人になるかといえば、非常に簡単なことなので、それが実に惜しい。既読の人にしか判らない書き方になるが、つまりこの小説は、新聞連載されるべきだったのである。それがダメなら、「メフィスト」などの雑誌に連載すればよかった。しかし、これは単行本化した時点で無効になってしまうわけで、これが単行本でも成り立つようなメタ化をしていたなら、僕も絶賛してかも。少なくとも人に勧める。「好き嫌いあるかもしれないけど、これは一読すべきだ」とか。

 しかし、《読者が犯人》というのはばらすべきではないと思う。惹句ばかりかタイトルにまで、「犯人はあなただ!」といわれない方が意外性があって良かったんではないか。読者を犯人とするトリックにかなり自信があったから、こういうタイトルにしたのかもしれないけれど、本を読むことが殺人になる、もしくは読んだら殺人を止められるのに止めないという展開かなと推測しながら読んでいたので、結末の意外性は今ひとつになってしまった。

[ 『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』深水黎一郎 講談社ノベルス ]

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2007/07/02

今年後後半も飲みから始まる。

 仕事のつきあいの長いIさんから久々に仕事の話があり、電話で話すうちに「これからどう?」という話になって飲みに行く。ビールのあと、二人で焼酎一本飲んで帰宅。

 『犯人に告ぐ』(雫井脩介 双葉社)を読み始めたが、そんなわけで全く進んでいない。


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2007/07/03

静養気分。

 6時起床、眠い。朝から録画した映画のDVD焼き作業。DVDに焼いてばかりいないで観ろよ、と思う。

 夕方から歯の治療。痛み止めを貰い、腫れるかもしれない等いわれたので、静養モード。それほど痛くならないが、夜は食後少し読書して早々に寝る。読書は『犯人に告ぐ』(雫井脩介 双葉社)の1章まで。

 2時過ぎに目を覚まし、DVDレコーダーの空き領域を確認。

 新しいドラマが始まった。
 こらない−ドラマでU5さんがまとめてたので、何を見るかそろそろ決めようと考えていたのに、何も決まらないうちにどんどん始まっている。
 仕方ないので片っ端から録画している。今日は「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」「探偵学園Q」を録った。「花盛りの君たちへ」はタイトルも出演者もろくに認識しないまま、テレビのジャンル検索で選択したので、今公式サイトをリンクをして初めて知った。「探偵学園Q」は少し前に二時間ドラマで放送していたものの連ドラ化なのでほぼ見ると思う。

 4時になるので、6時まで少し寝るつもり。

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2007/07/04

火曜日のボーッと。

 便りのあるのは悪い知らせ。世の中とかくままならぬものという気がする。やるせない。ここしばらく落ち着かない。

 『犯人に告ぐ』(雫井脩介 双葉社)読了。

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2007/07/05

何もない水曜日。

 『螺鈿迷宮』(海堂尊 角川書店)を読み始める。
 「このミス」大賞受賞のデビュー作『チームバチスタの栄光』(海堂尊 宝島社)もその続編『ナイチンゲールの沈黙』(海堂尊 宝島社)も未読だが、一気に飛ばして『螺鈿迷宮』を読む。全二作と同じ登場人物も出てくるようだが、外伝的に独立した作品として読めるようだ。読み始めて、想像していたのと違う軽いタッチに戸惑う。

 予約してあった『3月の風は3ノット』(坂口尚 チクマ秀版社)が届く。

 『仮面ライダー THE NEXT』はPG3指定だとか。いくら「大人も楽しめる」作品にしようとしたからって、子供向け作品がPG12指定って本末転倒な感じがするのだが、でもそれが本気なら批判するつもりはない。そんなわけで、すっごく気になる。
 全然知らなかったが、「THE NEXT」という以上、その前に当然として『仮面ライダー THE FIRST』があったらしい。観たかったなぁ。

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2007/07/08

空白の二日間。

 空白の二日間は訳ありで外出していた。特に特別なこともなかったので、このまま空白になると思う。

 その間に、『螺鈿迷宮』(海堂尊 角川書店)読了。

 独立した作品といいながら、『チームバチスタの栄光』(海堂尊 宝島社)のエピソードを示すらしき「バチスタキャンダル」とか、『ナイチンゲールの沈黙』(海堂尊 宝島社)を指すらしき「ナイチンゲールが地に堕とされたとき」という台詞が出てきたり、前二作でも活躍したらしき登場人物−−探偵役といっていいのか?も登場するので、やっぱり順番的には前二作を読んで置いた方がよかった。

 その前の日記のタイトルを見直したら、タイトルにいれている曜日がずれていた。

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不思議の国のアリスの冒険とハリー・ポッターの賢者と魔術師。

 一本足の蛸 − AdventureのないAlice、または孤独増幅装置としてのインターネットを読んで、そういえば『不思議の国のアリス』の原題は「Alice's Adventures in Wonderland」なのか「Alice in Wonderland」なのか疑問に思ったことがあることを思い出した。

 『不思議の国のアリス・オリジナル』(書籍情報社)の解説あたりに載っていないかと思って、久々に書棚から取り出してみた。『不思議の国のアリス』の元になったルイス・キャロルが自筆で書いた(描いた)オリジナルの復刻本である。リンクもしようかとamazonを検索してみると、表紙が僕のもっている物と違っていた。
 商品の説明を読むと、「91年刊の新装版」とあるので、手持ちの奥付を見てみたら「1987年版」で、最低でも2回の改版がされているようだ。もしかしたら、もう絶版になっているかなと思いながら検索していたので意外だったが、さすが歴史の長い『不思議の国のアリス』だけのことはある。

 本題に戻って、『不思議の国のアリス・オリジナル』の解説を読む。ちなみにこの原題は、「Alice's Adventures under Ground」である。アリスのモデルとなった少女のために手作りで作った一冊の「アリス」を約二倍の長さに加筆して生まれたのが『不思議の国のアリス』なのだが、解説に都合良くキャロルは書名をどうするかで大変悩んだという話が出てきた。以下に引用する。

「テニエルとの共通の友人であった劇作家のトム・テイラーに宛てた手紙の中で、キャロルは『地下の国のアリス』という書名が、「鉱山の手引き」が載っている本のように見られるのではないかと書いています。そのため彼は次のような書名を提案しています。

小人 | | | 小人の国の | | 時間
| の中のアリス | または | | アリスの | 行動
| | | 不思議の国の | | 冒険

 キャロルは、個人的には『不思議の国のアリスの冒険』を気に入っていると述べています。そしてこれが書名となりました。この書名はよく、単に『不思議の国のアリス』と略されていますけれど。」(『不思議の国のアリス・オリジナル』 解説ラッセル・アッシュ)

 タイトルの由来は判るけれど、Adventuresとつく場合つかない場合がある理由については、「この書名はよく、単に『不思議の国のアリス』と略されていますけれど」と当たり前のように書かれてしまい、結局判らない。他のアリス本を調べてみようと書棚からアリス本を探してみた。

 『The Complete Illustrated Works of LEWIS CARROLL』というルイス・キャロルのイラスト付き作品を一冊にまとめた合本(洋書)では、Adventuresつき。Yohan版の『ALICE IN WONDERLAND』はタイトル通りAdventuresがない。このタイトルにAdventuresがなくて疑問に思ったのだと思い出す。
 邦訳のアリスである『不思議の国のアリス』(河出文庫)、『マーチン・ガードナー注 不思議の国のアリス』(東京図書)、『ふしぎの国のアリス 旺文社英文学習ライブラリー』(多田幸蔵訳注 旺文社)はいずれも原題はAdventures付き。
 『アリスのティーパーティー』(ドーマウス協会/桑原茂夫 河出文庫)はアリス読本で、「『不思議の国のアリス』誕生秘話」というコラムで、オリジナルは「Alice's Adventures under Ground」だった話とかタイトルが「Alice's Adventures in Wonderland」に変更になった理由は「鉱業に関する本とまちがえられるのを恐れてのことだったようだ」と書かれているくらいで、これは前述の「オリジナル」本の解説で確認済み。

 結局、タイトルの違いは出版時に略されただけなのか? そういえば、ハリー・ポッターのタイトルに2バージョンあって疑問に思ったことを日記に書いたことを思い出す。ROJIX内のgoogle検索をしてみるが見つからない。PCのデータを検索したら、2001年の12月21日に書いていた。サーバーを変更したときに、データ移行を少しずつ行っていたが、2001年以前のデータを今のサーバに移行しないまま今日に至ることに気づく。

 というわけで、以下に引用する。

■ハリー・ポッターと魔術師の石
 映画版ハリー・ポッターの公式ページで予告編を観ていたら、映画のタイトルが「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」になっているのに気づき、あれっと思う。「賢者の石」って、「the Philosopher's Stone」だったはず。それで映画のポスターなどいくつか見直してみると、両方のバージョンが存在するのだった。気づくまでに時間がかかったのだが、結論を言ってしまうとどうやらイギリス版は「the Philosopher's Stone」、アメリカ版は「the Sorcerer's Stone」になっているのだ。

 そこで、前に『ハリー・ポッターと賢者の石』の洋書は、イギリスのBloomsbury版がオリジナルで、米国版の方はアレンジされていると聞いたことを思い出す。洋書を検索してみると、なるほどアメリカ版は本も「the Sorcerer's Stone」になっているのだった。

 想像するに、原作はイギリス英語で単語のスペルが少し違っている。子供向きの小説なので、アメリカでの出版はスペルをアメリカ英語などに直しているんじゃないだろうか。タイトルまで変える必要はないけれど、そのタイミングで「the Sorcerer's Stone」に変えたのだろう。映画は、アメリカでは「the Sorcerer's Stone」で知られているので、タイトルをそれに合わせたのではないか。

 映画の方も、アメリカ版とイギリス版でどこか違うのだろうか。撮影はイギリスみたいだけれど、監督はクリス・コロンバスだし、れっきとしたアメリカ映画だろう。でもアメリカ人のやることはよくわからないから、案外違ってたりして。日本で上映されているのは、どっちバージョンなんだろう。

 引用終わり。推測が当たっているか判らないけれど、アリスもイギリス生まれだし、イギリスからアメリカに渡る辺りでタイトルが変わったのかもしれない。

 というわけでタイトルの違いの謎解きは解けてないけどここでこの話は終わり。このエントリの趣旨は、謎解きではなくて、インターネットの世界は広いけれど意外と狭い範囲に捜し物はあるのではないか、ということである。

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去年ルノアールで。

 今、テレビ東京を見たら、「去年ルノアールで」というドラマの宣伝が流れた。ほとんど一瞬だったので、検索してみたら演出の大根仁のサイトで書かれていた。内容は全然わからないのだが、「アキハバラ@DEEP」で見た顔をたくさん見かけたので、タイトルと合わせて何となく気になっている。
 7月15日26:30開始らしいので、まず1回見てみようと思う。見逃さないようにしなくては。

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2007/07/09

ドラマ鑑賞。

 録画した『必殺仕事人2007』を観る。単発スペシャルものなのに、渡辺小五郎(東山紀之)は中村主水(藤田まこと)に変わる後釜という感じがするし、からくり屋源太(大倉忠義)と伊賀忍者玉櫛(水川あさみ)は仕事人になるエピソードになっていて、なんとなく登場人物紹介という感じがする。スペシャルで放送しているけど、連ドラ化する前提のような気がする。

 他にこちらも録画で、韓ドラの「ホテリアー」、「ライフ」を観る。韓ドラ「ホテリアー」は次回は8月3日と、ちょっと間があく。続きが気になる。

 読書なし。『犯人に告ぐ』と『螺鈿迷宮』の感想を書くつもりだったが、物書きの気力もあまりなく先延ばし。

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2007/07/10

読書。

 『恐怖の兜』(ヴィクトル・ペレーヴィン 角川書店)を読み始める。
 一部にチャットがある小説だと思っていたので、取り立てて新しいわけではないけれど、頻繁に出てくるようなので純文学ではちょっと珍しいかなくらいに思っていた。ところが冒頭からチャットだったので、ふとパラパラと捲ってみたら、全頁チャットで構成されていて驚く。

 夜、息抜きに『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』(小堺桂悦郎 フォレスト出版)を読む。読み物的に読めてしまうので、瞬時に読了。ちょっと期待していたのとは違った。

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2007/07/11

パソコン、ケータイ、ドラマ、読書。

 ビックカメラにパソコンを見に行く。ノートPC、やっぱり欲しい。なくても大丈夫だが、ときどき外出時に不便を感じる。値段を見て回る。10万くらいで買えないかなぁと思うが、Vista Basicでないと無理そう。Premium以上にすると、15万超えてしまいそう。もちろんオプションの調整で安くなるけど、必要なものをケチるとあとで後悔するし。

 ついでなので、Willcomの新しい端末Advanced/W-ZERO3[es]が展示されているかケータイ売り場にも寄る。19日発売予定だが、まだモックしかなかった。でも機能自体は大きく変わるわけでないので、現物の大きさが実感できれば目的の9割は達成できる。キーボードが触れればなお良かったのだが、モックなのでタッチは判らず。ただ、キーの大きさは大きくなってだいぶ打ちやすそうだ。といっても、まだ買い換えるつもりはないのだけれど。

 録画ドラマから「探偵学園Q」をようやく観る。しばらく前の2時間ドラマは、この探偵メンバーの集まるまでの話だったが、今回は事件の解決を依頼される。少年探偵団的な話というのは、それ自体現実味が薄いが、物語の嘘として気にならずに楽しめる。いきなり密室殺人事件で、1話完結するが裏に別の陰謀があって、シリーズ中それが続くと思われる。最後にはこの陰謀の黒幕との対決ということになるのかな。
 口笛を吹きつつ現れる謎の男を演じているのが、誰だろうと思ったら鈴木一真−−「ライアーゲーム」の金髪の男ヨコヤ。

 エンディングの歌がいいなと思って、誰だろうと思っていたら、the brilliant greenだった。曲は「Stand by me」。もうthe brilliant greenでの活動はないと忘れていた頃に突然の復活か。

 『恐怖の兜』(ヴィクトル・ペレーヴィン 角川書店)を引き続き読書。全編チャットの会話なのに、意外に難解。抽象的であったり、何かを比喩的に表しいてるのだろうと思えるのにそれが何か判らないまま、また別の話が続く、未解決なものが積み重なっていくと何がなんだか判らなくなってくる。

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2007/07/12

シュヴァンクマイエル、読書、テレビ。

 「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」の開催を知る。昨日知って、とりあえずtwitterにURLを書いて置いたが、今日ゆっくりサイトを見る。
 展覧会概要によれば、ヤン・シュヴァンクマイエルの新作は、江戸川乱歩の「人間椅子」だそうだ! いつ公開なんだろう、楽しみ。会場では作品上映などもあるのだろうか。まだ、Event、Goodsなどの詳細ページはコンテンツがない。

 『恐怖の兜』(ヴィクトル・ペレーヴィン 角川書店)読了。続けて、『赤い指』(東野圭吾 講談社)を読む。読了。

 テレビは「探偵学園Q」の第2話を見る。

 各種感想は後ほど。溜まる一方だが…。

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2007/07/13

13日の金曜日。

 昨日の日記のタイトルを微修正。「シュヴァンクマイエル、読書、テレビ。」とシュヴァンクマイエルを追加。一番たくさん書いているのに、なぜかタイトルに書き漏れていたから。

 今日は13日の金曜日だが、星新一の『ボッコちゃん』(新潮文庫)に「鏡」という作品があって「今日は十三日の金曜日だな」という会話から始まる。それをたまたま今日読んだ。とりあえず、鏡を合わせて悪魔を捕まえることはやめておく。

 天気があまりよくないわりには暑い。外出から帰ってまずビールを飲んだ。このあとはやっぱり一耕をちびちびやるつもり。

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深夜のドラマ鑑賞。

 深夜にDVDレコーダーの空き領域確保作業。今更ながら「ホテリアー」を見る。まだ7話。もう新クールのドラマが始まっているというのに。DVDの再生を停止すると放送中のテレビ番組が流れる。「ドクターモローの島」みたいな雰囲気を感じて、何だろうこの映画と思って見ていたら、ジェシカ・ラングの出ているリメイク版の『キングコング』だった。作業の合間に断片的に見ただけなのに、なんだか話の展開に説得力がなくてあらすじ的な感じがした。

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2007/07/14

DVD奴隷の堕落した一日。

 台風接近で今日も朝から雨。昨日は夜早めに寝て夜中にテレビを見て明け方寝るという変則的な生活をしていたので、今朝は11時くらいまで寝ていた。

 読書もテレビもあまり見る気がしなくて、ただDVDレコーダーの空き領域確保をする。なんとなく、DVDレコーダーってもはや便利な道具ではない気がする。DVDレコーダーの奴隷になったような気がする。

 夕方、買い物に出かけて、そのまま病院にお見舞いに行く。帰宅してギネスを飲む。出羽桜一耕を飲んで、録画した「電脳コイル」を見る。

 またいつの間にか寝て、夜中に起きてWebを見て回る。なんだか堕落した一日だ。

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2007/07/15

雨とドラマ。

 今日も朝から雨。今日はさらに台風が近づいて暴風雨にでもなるのかと思っていたら、午後には雨が上がる。それならばと出かける支度をしてふと気づくと、激しい雨音。

 DVDレコーダーの空き領域確保をして−−というのは観ずに焼く、観ずに焼くの繰り返し−−、雨が止んでから出かける。成城石井で、ギネスの缶を買って帰る。

 ドラマは、「ホテリアー」を2話分見てようやく最終回まで見終えた。日本版よりむしろ、韓国オリジナル版の続きが見たい。日本版単独で見ていたらどう感じただろうか。韓国版のエピソードが改編されて出てくるのだが、どうも消化されていないというか、単なる韓国版からの引用みたいでうまく生かされていないという気がする。ずっとあらすじ的というか、話が駆け足ですすむ気がしていたが、結局最後までその感じは拭えなかった。

 それから「ライフ」第3話を見る。いじめだけでなく、いろいろ盛りだくさんで、面白いというより見ていて不安を感じる。単発2時間くらいならいいのだが、毎週見るのは疲れる気がしてきた。でも北乃きいはいいね。

 夜中、先日偶然見つけて気になっていた「去年ルノアールで」というドラマの1回目を見る。ルノアールで起こる些細な事件を描く奇妙なドラマで、面白そうに思ったのだが今ひとつピンとこない。2話の予告は、バナナを巡って銃で腹を撃たれているというもの。これだけ見ると面白そう。何回か見るとクセになるかも。でも、オフビートな笑いとかもうちょっとあってもよかったのにな。

 他に大河ドラマ「風林火山」を見る。

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2007/07/16

地震、ゴルゴンゾーラ、綿矢りさ、ギネス。

 9時過ぎに起きる。明日から6時起床の生活に戻れるのか不安。急に肩凝りになり、右肩から首にかけて痛む。

 午前中、激しく揺れる。テレビをつけて、NHKに変えるともう地震情報をやっている。すばやい。大きいと思ったけど、関東の地震情報など皆無。新潟から長野あたりが激しかった模様。「新潟県中越沖地震」と名付けられたとか。

 午後だらだらと過ごす。夕方出かけて、エビス黒とザ・プレミアムモルツ黒を買う。「クラフト カマンベール入り6Pチーズ」を最近よく買うが、「クラフト ゴルゴンゾーラ入り6Pチーズ」を見つけた。即購入。
 本屋で『新明解国語辞典 第五版』(三省堂)を六版が出たため、半額で売っていたので購入。

 『綿矢りさのしくみ』(小谷野敦、渡部直己、吉本謙次 太田出版)を読む。まだ第1章『「綿矢りさ」と同世代の文学少年・少女たち』(吉本謙次)を読んだところだが、『蹴りたい背中』(綿矢りさ 河出文庫)について、「恋愛小説と同じ設定を使って、でも恋愛小説にはなっていない」というくだりがあって、「えっそうなの?」とちょっと驚いた。いや、確かに読んでいる間はハツとにな川の関係ってなんだろうと思っていたけど、最後の1ページで100%の恋愛小説だと思った。そうでなければ、なんであんなところで終わるのか。
 最近、感想を溜めがちで、『蹴りたい背中』の感想も書いていない。感想を書くまで、他の人の感想・評価・批評等は目にしないようにと思っていたのだが、書かないうちに『綿矢りさのしくみ』を読み始めてしまったのだけど、だんだん記憶も薄れ始めているので、感想を書くにはもう一回読み直した方がいいかもしれない。

 夜、ギネスを飲み、ゴルゴンゾーラ入り6Pチーズを試食。なかなかいいので、また買ってこようと思う。ギネスを飲みながら日記を書こうと思うが、日記を書く前にギネスを飲み終わる。いつだって、ギネスはそんな感じで、何かをしながらという前に飲み終わってしまう。

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綿矢りさ、ゾディアック。

 『綿矢りさのしくみ』(小谷野敦、渡部直己、吉本謙次 太田出版)を引き続き読む。

 第2章の「徹底吟味『蹴りたい背中』の技術水準」(渡部直己)の中で「綿矢りさの『蹴りたい背中』ってどんな話? と聞かれたら、この箇所を教えてやれば足りる。要するに、こういう事に作中ずっと悩んでいる、過激で、いじけていて「雑草」(!)たる他人にはチクチク厳しくてネクラな、かなりヤな女の子のお話」とあって、うーんそうなのとやっぱり疑問に思った。「ヤな女の子」が主人公の話かもしれないけれど、他者との関係部分が主眼ではないと思うのだけど。

 第1章の結びも、「(私vs)クラス」を重要なキーワードとしてまとめていたけど、背景にそういうものはあるかもしれないけれど、そこでまとめてしまうのはどうも違和感を感じる。まあ、1章は『インストール』あるいは『蹴りたい背中』の作品論ではなくて、綿矢りさと同世代の文学少年・少女たちの違いについて論じているので間違いではないのだけれど。(「(私vs)クラス」については、引用したりまとめても長くなるので、興味がある方は『綿矢りさのしくみ』に当たってください。)

 しかし、自分もハツとにな川の話としてその他の部分を切り落として考えているかもしれない。他者との関係の話について、冒頭しか印象がないのだが他にも出てきたんだっけ? やっぱり読み返さないとダメだ。

 夜、『ゾディアック』を観に行く。映画館で映画を観るのは19日の『300』以来なので、ほとんど一ヶ月ぶりだ。随分たくさんの映画を見逃してしまったが、このところの懸念事項が一旦解決したので、再び映画も観に行けそう。

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Sさんに私信。

 bloc経由でお送りいただいたメッセージ読みました。お答えする連絡先がなかったので、とりあえずメッセージを読んだご報告をしておきます。今後ともよろしくお願いします。

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