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2009年10月後半
このところ不調。なんだか疲れが取れない感じがする。コクヨのキャンパスノートにダイアリータイプが出ているが、その2010年版が出ていたのでマンスリータイプを購入。336円也。今年から出ているバーチカルタイプも気になるが、最近はもうバーチカルタイプはいらないかなという気がしている。少なくとも時間単位の予定を立てるための予定表としてはケータイの予定表を使うのでいらない。メモリを無視して、長期的な予定を引くのに使えるかなと思ったりもして、気になっている。
夜、twitter小説を書く。水曜日の朝、たくさん夢に見たことをメモった話が元ネタ。飲みながら書いていて、酔っぱらってるのでちょっと適当。
『ストリート・カートゥニスト』男は音楽に合わせて漫画を道路に描きなぐる。ストリートミュージャンは彼の動きに合わせて即興的な音楽を奏でる。インプロビゼーションの融合。その音を聴いて、男の絵も画も変わっていく。男の漫画は道路を埋め尽くし、街に音楽が流れ続ける。
『引退』警察学校でベストの成績を上げ続けた彼は、現場に配属されて次々と成果を上げた。正義感に溢れる彼は、犯罪者に噛みつき、吠えた。そんな彼にもやがて訪れる恋心、職場で出会った彼女に一目惚れし結婚する。彼は死の直前まで捜査に参加し、警察犬としての生涯を終えた。
『夢』作家が壮大な物語を夢に見て夜中に目を覚ます。その夢をメモ帳に書きなぐるが、翌朝作家が見たのはミミズののたくったような文字だった。作家は読めない文字を見て夢の記憶を取り戻そうとするが無理だった。やがて作家は壮大なミミズの人生を書きその物語は世の絶賛を受けた。
『運命』トントン、誰かが扉を叩く。扉を開くと豚がいた。コンコン、誰かが扉を叩く。扉を開くとキツネがいた。トントン、コンコン。扉を開くと、混沌がいた。扉の向こうで音楽が鳴り響く。だんだんわかってきたぞ。運命が扉を叩いているのだろう。
『超戦隊ギオンジャー』ゴゴゴゴゴッ。ズン、ズィン、ズゴン、ズゴン。ウィーン、ギギギギッ。ゴォォォッーーッ。ドカーン。ズガーン。ガラガラガラ。うわぁーっ。きゃーっ。発進ッ。ビューン。ガシャン。ウィーン。ウィーン。カシャッ。ドギューン。ドドドドド。ドカーン。ヒュー。
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今日はマンションの塗装工事があるので一日缶詰の予定。9時からと聞いていたのでのんびり入浴して出てきたら、9時にならないうちにもう塗装業者がくる。塗装箇所ははドアの枠部分三方で塗った後ドアを閉められないから在宅が必要だと判る。下塗りをして、ドアを半開きにして乾いたところで上塗りに来るとのこと。1時間半くらいして上塗りをして完了。あと1時間半したら扉を閉めていいという。一日在宅が必要と聞いていたけど、12時にはドアを閉められて完了。しかしペンキ臭い。
twitterで、十二月大歌舞伎の公演情報を知る。昼の部「大江戸りびんぐでっど」ってすごく気になる。歌舞伎でゾンビやるのか。チラシを拡大して見てみると、くどかんの作・演出だ。染五郎のゾンビ、どんなんだろう。
『クヒオ大佐』をMOVIXさいたまで観る。
実話を基に空軍パイロットを名乗る明らかに不審な結婚詐欺師になぜ女性は騙されたかと聞いていたので、クヒオ大佐の数々の詐欺が描かれるのかと思っていた。実際には弁当屋を経営するヒロイン松雪泰子とのエピソードが中心だった。他に自然科学館に努める女の子とクラブのナンバーワン・ホステスに仕掛けるが、前者は不審そうに思いながら最後にはクヒオ大佐に身を任せてしまう。後者は詐欺師と気づいて逆に金を出させようとからかう。松雪泰子も実は騙されているのに気づいていながら、自分を愛してくれる男を信じたいという、おかしくも物哀しい話になっていた。
『イノセント・ゲリラの祝祭』(海堂尊 宝島社)読了。読書の景気づけに一気に読めそうと思って読み始めたのだが、全然進まなかった。面白いのになぜと思っていたが、5分くらいで読める短い章がたくさん集まっている形式だからか。5分読んでは他のことに気を取られることの繰り返し。これじゃ進むわけがない。
夜遅く、ようやく読了。話自体は面白かったけど、これはもはやミステリでなくて医療問題をテーマにした話謀略小説、だけど謀略小説というには軽い話だ。白鳥も田口も活躍するけど、今回の主人公は彦根新吾という新キャラで決まり! なんだかんだいって面白いことは確か。
twiter小説、二作。
『自動チェス人形』酔いどれ発明家は自慢のカクテルピアノで朝っぱらから迎え酒を飲み、昨夜の成果を振り返る。工房の中央には人形がチェス盤を前に座っている。自動チェス人形。発明家は早速対戦する。キリキリと駒を動かす完璧な手の動き。その動作は究極の美。しかしめちゃ弱。
『世界の終わり』「お前が俺からすべてを奪ったんだ」男はそう言うが、私には思い当ることもなく何のことかわからない。「そうやって何も覚えていないんだな」男の眼は怒りに燃えている。男が私を刺す。突然夢だと悟る。私は夢の中で死ぬ。私の夢でしかなかった世界も終わる。
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昨夜久々に缶チューハイを飲んで夜更かししたら、昼過ぎまで寝てしまう。先週疲れが抜けない感じがしていたが、それもあるのかもしれない。
食事をしながら、「横溝正史シリーズ 悪魔の手毬唄」の第2話を観る。升屋の娘が手毬唄に擬えて殺されているのが見つかる。
夕方、再び眠る。何時間寝るのだ。
夜、晩酌と食事をしながら、「新・三銃士」3話〜5話の録画を視聴する。溜めてしまったら絶対見ないと思ったものの、20分×3話=1時間も見られないのではないかと思う。しかし見始めたら面白くてあっという間に観終わる。
夜、溜まっていた日記を一週間分書く。ほとんどtwitterで呟いていることに近い。なんでそれなのに溜めちゃうかな。ようやく、今日の日付に追い付いたので、溜めないように頑張る。
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十分な睡眠を取ったので、昨夜は3時に寝ても6時に目を覚ます。久々に「ワールド・ビジネス・サテライト」を見る。一時期は毎朝これを見るのが習慣だったのに、最近はとんと見ていなかった。しかしそれからがよくない。入浴、朝食をすますがどうにも腹の調子がよくなくて結局午前中を潰す。
『拳闘士の休息』(トム・ジョーンズ 新潮社)(最近、河出文庫で復刊した。『拳闘士の休息』)を読み始める。面白いという噂だが内容は全く知らずに読み始める。半信半疑で読み始めたら、1ページ目から惹きつけられる。この魅力の理由はなんなのだろうか。まずは表題作を読んだだけだが、本当に面白い。
夜にはライブを聴きに行きたかったのだが、どうも体調が万全でないので諦めることにする。その割に晩酌したりして、缶チューハイ1缶だけにとどめる。缶チューハイと一緒に琥珀ヱビスも購入。今後の楽しみ。
晩酌と食事をしながら、「新・三銃士」の今日の放送分の6話、悪魔の手毬唄」の第3話を観る。二番目の雀の通り、秤屋の娘が死体で見つかる。葡萄酒の桶の中で見つかると思っていたら、葡萄酒の蔵の中というだけだった。映画でもその後の2時間ドラマなどでも桶の中で見つかったように記憶しているのだが、原作はどうだったのだろう。なんとなく、升屋の娘の衝撃と比べるとあっさりしすぎて感じた。原作は、昔私小説至上主義のネットの友人に無理に読むようにあげてしまって、手元にない。買ってくるか。
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読書は引き続き『拳闘士の休息』(トム・ジョーンズ 新潮社)(最近、河出文庫で復刊した。『拳闘士の休息』)を読む。
三篇目の「黒い光」を読んでなんでこんなに惹きつけられるのか判った気がした。ものすごく短い中に物語が圧縮されているのである。この「黒い光」では、<鷲>と渾名される医師のことから始まるが、彼が何でそう渾名されるかという話なのに、しかも1ページかそこらの中で彼の生死に関わる事件を含めた半生を語る話になってしまうのだ。もちろん<鷲>は主人公ではない。1ページ読んだだけで惹きつけられてしまう理由はここにあると思う。
夜、日本映画専門チャンネルで放送の『華麗なる一族』を録画していたけど、録画しながら観はじめてしまう。しかし明日があるので残念ながら途中で中断。
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『ATOM(吹替え版)』を池袋東急で観る。
水曜日だし、以前『ダークナイト』を観たとき結構混雑していたので混んでたら嫌だなぁと思いつつもここでは今週中までなので意を決して行ったのだが、ガラガラだった。
確かに自分も、眉の位置がよくないのだと思うけど、そもそも顔が違うしとか思ったりして、実はあまり期待しなかった。ところがあにはからんや、ボロ泣きしてしまった。ちょっと恥ずかしい。天馬博士の息子が死んで、愛する息子の代わりとしてロボットを作るが息子との違いに…という基本的な流れは同じなのだが、オリジナルと似て非なるもの。原作では天馬博士はアトムに辛く当たったりしてたと思うけど、その辺はちょっと違う。アトム自身が自分がロボットだと気づいたり、誰にも求められてないと気づくあたりはいい。どうしてもアトムというと、元気なアトムをイメージする。オリジナルではどうなのかわからないけど、吹替え版では上戸彩が演じていたのだが感情的に叫んだりとかしないのがよかった。
夜は、昨日途中まで観た『華麗なる一族』の続きを観る。しかし遅くから観はじめたのでまた途中で中断せざるを得なくなる。今日しばらく観ていたら、間に1分30秒の休憩が入って驚く。日本映画で休憩が入る映画を観たのはもしかしたら初めてかもしれない。
twitter小説を2編。単なる思い付きを数分で。
『板前の恋』板前の俺はアユに振られて仕事が手につかない。まな板に鯉を乗せ、いざ頭を落とそうとすると、瞼のない瞳がこちらをじっと見ている気がしてすっぱり切り落とせない。恋の一つなんてことはない。鯉の瞳が俺を見つめて「鯉の一匹くらい大したことない」とアユの声で囁く。
次男のフレディは夜一人で風呂に入るのが怖い。兄のジェイソンが嫌がるのを無理に一緒にシャワーを浴びる。三男のダミアンは夜トイレに一人で行けない。末娘のリーガンは夜中に悲鳴を上げる。それもこれもこの子たちの両親がホラーマニアで物心つく前からホラー漬けで育ったからだ。
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録画した映画版『華麗なる一族』を三日目にしてようやく観終える。3時間半の大作だが、テレビドラマ版を思うと超圧縮版だ。しかしうまく圧縮されていて意外に描き足りないとは感じなかった。原作を読んでいないし、ドラマ版を観てから時間が経っているのもあるかもしれないが。
テレビ版より面白かったのは、政治の闇みたいな部分を描いている部分。特に最後は万俵大介が多くの犠牲を払って成し遂げたことすら簡単に潰されてしまうことを示して終わる。これは原作ではどうだったのだろうか。やはり原作を読んでみたい。
原作がこういう話だったとして、先日のテレビドラマ版では描かれなかったのは、やっぱりテレビではできなかったということなのか。
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乙一こと安達寛高監督の『立体東京』をDIGITAL CONTENT EXPO 2009で上映するというので観に行く。会場はユナイテッドシネマ豊洲。
18時に会場に行き予約番号を伝えると首から下げる参加証と3D眼鏡を渡される。開場は10分前の18時20分だというのでしばらく待つ。この上映は安達監督のtwitterで知ったので、twitterにも書き込みしたりして時間を潰す。
『3Dシアターセッション Part 1』として行われたこのプログラムでは最初に安達監督と渡辺浩弐によるトークがある。面白かったのは、安達監督はこの映画の撮影に二台のカメラを使って撮ったらしいのだが、それを載せる台を作り撮影の距離などからカメラの向きや間隔を調整する計算尺が付いていたとか。その手作りの台を控室には持ってきていたらしいが、会場には持ってこなかった。見てみたかった。そして映画の上映が始まる。
映画は元々アナグリフ方式から映像を変換したとかで、画面がやや暗いという話だったが、個人的には気になるものではなかった。カラーの具合が薄い感じがしたがそれも逆にとても落ち着いた雰囲気で作品の雰囲気に合っているのではないかと思った。
『一周忌物語』の上映の時に、3D写真のポストカードを貰ったけれど、動いているそのシーンが出てきてなるほどと思った。映画のワンシーンを切り取って3D写真を作るというのが不思議な気がしていたが、奥行きのある画面を写真のように捉えて映しているのだ。とても立体映画の効果を感じるけど、立体的に見せたいためだけにそのシーンが撮られているという押しつけがましい感じは全くなくて必然的に撮られている美しい場面だと感じた。市川準の映画をちょっと思い出した。
あとで、安達監督のtwitterを見たら、「ノイズと音ずれがあった。ざんねん。ひと月前の試写では大丈夫だったんですが。」と書かれていた。
『立体東京』のあとには、渡辺健司の司会でリアルD社の社長ジョシュア・グリアの話と同社のシステムによる3Dデモ映像を見せる。よくいう目の前に飛び出てきたものを触りたくなるような映像もあった。最後のコンテンツはジェームズ・キャメロンの新作『アバター』のトレーラーだった。
青山ブックセンター六本木店を覗く。企画ものの展示、円城塔の本棚、小川洋子の本棚、『パンドラの匣』を見る。
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読書
58.『素数たちの孤独』(パオロ・ジョルダーノ 早川書房)(継続・読了)
59.『作家の読書道』(Web本の雑誌編 本の雑誌社)
60.『粘膜蜥蜴』(飴村行 角川ホラー文庫)
61.『患者の眼』(デイヴィッド・ピリー 文春文庫)
62.『シルエット』(島本理生 講談社文庫)
63.『イノセント・ゲリラの祝祭』(海堂尊 宝島社)
64.『拳闘士の休息』(トム・ジョーンズ 新潮社)
65.『午前零時のサンドリヨン』(相沢沙呼 東京創元社)
66.『チャイルド44 上』(トム・ロブ・スミス 新潮文庫)(継続)
映画(劇場)
91.天体小説(『一周忌物語』『PLANETARIUM』)
92.『男と女の不都合な真実』
93.『ドゥームズデイ』
94.『TAJOMARU』
95.『カイジ 人生逆転ゲーム』
96.『悪夢のエレベーター』
97.『エスター』
98.『クヒオ大佐』
99.『ATOM』
100.『立体東京』
101.『さまよう刃』
102.『私の中のあなた』
103.『きみがぼくを見つけた日』
104.『[●REC]2』
映画(DVD等)
13.『ジュラシック・パーク』
14.『華麗なる一族』
テレビ
・「人形劇 新・三銃士」1〜6
・「横溝正史シリーズ 悪魔の手毬唄」1〜6
・「横溝正史シリーズII 八つ墓村」1
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