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2003年6月前半
今日は休みの予定だったが昨日の続きで仕事になる。これはいわば「ミッション・インポッシブル」。金曜の夜に無理だからやめようといっていたのを覆し、やることにした仕事だが、期限は月曜の午前中。「困難だというのかね? これはミッション・インポッシブル……不可能な任務なのだよ。困難くらいなんでもないだろう」てな具合だ。
昨日の土曜日は朝からその打ち合わせだった。
『オーシャンズ11』みたいに人集めから始める。誰が必要なのか、連絡先は、116に問い合わせたり、別のメンバーのつてで電話番号を教えて貰ったりして連絡する。どうやら必要な人材は明日来られるらしい。そして今日できることを進める。そこまでが昨日。
今日、昼頃行ってみると、部屋を一つ独占してテーブルに資料を広げ、ホワイトボードに図を書き散らし、テーブルで黙って考え込んでいる人たちがいた。夜中までかかって分担して資料を作成、夕方用事で帰ったメンバーが22時過ぎて今から行けるけどどうするかと連絡してくる。
夜20時を過ぎて、今までの作業を覆すような連絡がメールで届く。休日の昼間ということで、メールサーバの保守があり、夕方16時には届くはずのメールが遅れて届いたのだ。資料を持ち寄り、ミーティングルームで一つずつ潰す。何点か明日確認することになるが、解答が出たり、少なくとも方針は決まる。決定を受けて資料を修正。0時を過ぎてレビュする。
レビュ結果を修正して1時半までに修正版を完成させることとなる。資料のマージは明日の朝やることにして2時過ぎに解散。金曜の夜中突然動き出したプロジェクトはなんとか明日の午前という期限に間に合いそうだった。
久々に面白い仕事だった。だったという過去ではなくて、月曜の結果によってはこのプロジェクトが動き出すのでさらに本格化するのだけれど。
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昨日のミッション・インポッシブルは残念ながら実を結ばなかった。あんなに頑張ったのにね。でも、面白かったし、技術的にも面白いところをついていて、また次にこの経験も作った資料も活かせそうだしよかったんじゃないか。そうして、本来の仕事−−こっちも手に負えないくらい忙しいのだ−−に戻った。……と、気持ちがこちらに戻ったところで、またまた話が復活しているという情報。この後も夜まで二転三転しながら、結局ミッション・インポッシブルは発動することになる。メンバーは、土日に検討したメンバーの技術チームを中心に新たにプロジェクト化される。このプロジェクトに参加したらきっと大変なんだろうけれど、自分たちの手から離れていってしまうのはなんとなく寂しい気もする。
戻った本来の仕事の方でまた2時くらいまで。何となくこれが当たり前みたいになっているのが怖い。
家に帰ってwebに繋ごうとするが繋がらない。おかしいなと思っていたら、Yahoo!メッセンジャーから声をかけられる。しかし途中でぶちぶちと切れる。どうも回線がおかしいという話をすると、うちのサイトを見に行ってくれて、サイトも表示されないよ、という。サイトのサーバとインターネットの接続にしてるプロバイダは別なので関係ないはずだ。
無線LANルータを使用しているのだが、ふと気づくとそのDIAGランプが赤く点滅している。何かルータがおかしいんじゃないかと思うがマニュアルが見あたらなくて判らない。設定を確認してみたら、日時の設定がおかしかった。1985年24月とかわけのわからないことになっていた。それを直すと回復。
インターネットにはつながるようになったが、www.rojix.comにアクセスしてもさっき聞いていたとおり繋がらない。サーバの障害情報を見に行くと、緊急メンテ中だった。何が起こったのかと驚いたが、単にルータの設定異常とサーバの緊急メンテが重なっただけだった。
しかしそんなもんがなんで同時に起こるのか。偶然というのは恐ろしい。おかけでいろいろ妄想を膨らませてしまった。
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仕事場のPCのセットアップから。こちらの場所にはPCがないので、古いPCにOSからインストールしなおして使おうというわけ。Windows 98しかライセンスがないので、いまさらながら98を入れることにする。ディスクを増設してあり、2台目のディスクがDドライブになっていたら、インストールでDドライブがCD-ROMでないためにうまくインストールできない。ガタガタやってるうちに昼になって時間切れで、出かける。
PCがないと不便というより全く何もできない。ノートPCでも買おうかと思ってしまう。と思っている鞄にはノートPCが入っているのだが、VAIO C1-Rでこちらもテキストエディタで使用している分にはいいのだが、メールを読んだりワープロを使おうとすると遅さにストレスを感じる。
ノートPCを持ち歩くのも重いので、もう一つ興味があるのは何度か書いているSONYのポータブルファイルサーバーである。それとClieの新しいのも欲しい。移動中の外部入力は実際そんなにないので、ノートPCはやっぱり非効率な気がする。各拠点にPCを用意して、データだけを運ぶのが効率的だ。その点で興味があるのがポータブルファイルサーバー。そして持ち歩くのはスケジュールとか限られたデータにアクセスできるものがあればよくて、それが今はClieだ。
Clieの新しいのを買うのについては、今迷っているのがAirH”フォンの存在で、これでメールもWebも見られるのならスケジュールもwebで管理すれば同期も何もいらないじゃないか、というのが最近の思い。
PDAはスケジュール管理が一番の利用目的で、あとはメールやwebをアクセスできる点にも期待している。しかしAirH”フォンでそれができちゃうなら、PDAは不要でそれならもっと本格的にアクセスできるノートPCが欲しくなる。全く物欲ばかりが膨らんで困ったもんだ。
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月曜日に引き続きPCセットアップの2日目。CD-ROMの検出さえクリアしたらあとは簡単にセットアップ終了。ただし、まだいろいろとソフトをいれなくてはならないし、データの移行なども必要。データについては一カ所に集めて、それだけバックアップすればいいようにしているのだが、ソフトについてはどうしても入れ直しが発生する。道具としてのPCの不便なところだ。
ポータブルファイルサーバーの実物を見ようと思って、sofmap有楽町店に行ってみたが、定休日だった。代わりにビックカメラに寄ってみるとがポータブルファイルサーバーの展示はない。しかしノートPCとかみて欲しくなる。液晶ディスプレイとか格段に綺麗になっている気がする。
あとは早めに家に帰って眠る。眠ろうと思えばいくらでも寝られる。まだ疲れが抜けきれないので普通のペースに戻れていない。
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朝から外出。出先まで2時間かかるので電車に乗っている時間は居眠り。まだ読書をする気力がない。夜もだらだらと深夜まで仕事をする。
そういうわけで読書ネタも映画ネタもなし。しばらくネタがなくて、日常日記になっているのでなんとかしたいところだ。週末には映画を観に行こうと思っているが。
蓮画像についてなんか流行ってるらしい。忘れないようにメモっておく。
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朝からなんとなくのんびりしている。こののんびりした空気になんとなく違和感があるのかわざわざ忙しい方に出向いてみる。こっちの方が充実感はある。修羅場感もある。結局、夜まで忙しい雰囲気に揉まれて夜遅く帰る。
深夜久々にニフでチャット。最近はもっぱらヤフーチャットだったが、久し振りに多人数とチャット。
久々に読書も復活して、『ねじの回転』などを読む。
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昼間で寝て、DVDで『マイノリティ・リポート』を観る。劇場で観たときの感想はこちら。DVDでもう一度見直してみて、よくできてる映画だなぁとしみじみ思ってしまった。結構一般的には評判が悪かったと思うのだが、(その反面誉めている評もみたけれど、)その理由は娯楽映画にしては観客を選びすぎているのかもしれない。いろいろ凝っている細部に拘ると楽しめるところがたくさんあるのだが、単純に楽しむにはストーリーも(映画にしては)複雑すぎるのかもしれない。SFが映画化されると、SFの設定などがあまりに単純化されている不満を感じることが多いのだが、今回観ていても『マイノリティ・リポート』はそういう不満を感じない。逆に言えば、SF慣れしていない人にはややこしい話と感じるんじゃないか。
夜、新宿武蔵野館レイトショウで、『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』を観る。タイトルのインパクトとたぶん予告編を観て観たいと思っていたのだが、結果はうーん、ちょっとねぇ。
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韓国のカルトムービーということだが、話のカルトさはいい。しかし黄色味がかった粒子の粗い映像が最初はともかく全編続くのは辛かった。それときちがいじみた笑いを続けるキャラと、途中出てくる意味深なオペラシーンなどは冗長だ。60分の映画で冗長とか感じてしまうのはかなり辛い。
話は、テハンノで売春していた女子高生が殺されてバラバラ死体にされる。それを何者かが持ち帰り、ミシンで縫って殺人サイボーグとして復活する。最初の仕事で撃たれて記憶が甦り、自分を殺した男達に復讐に行くというもの。復活後の誕生日のシーンが『ニキータ』のパロディというか、まるっきりそのまんまなのが笑えるくらいで、どうしてそこまでブレイクしたのか予想がつかない。あと、ラストシーンのバカさ加減は先行者並。とかいうとネタばれか。
というわけで、バカ映画好きは観ずにはいられないが観てもどうしようもないという映画。とほほ。
[ 『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』 監督ナム・ギウン 新宿武蔵野館 レイトショウ 2003/06/07 ]
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昨日は朝は寝坊して昼まで寝たものの、DVDを観てから夕方出かけて、映画も観てきた。6月も1週間経ってついに完全復活、今日は加藤千晶のライヴを吉祥寺MANDA-LA2に観に行こうとか計画を立てていたのだが、いきなり沈没。やっぱり一度には回復しないようだ。
昼に起きたのだが、食後眠くなって寝ていたのだが、単純に眠いというより疲れが出て動けないという方が正しかった。肩凝りがひどくどうにもならない。結局夜、食事を摂る以外はずっと寝ていた。そして夜中0時近くにおもむろに活動開始。
186(一服中)2003/06/07(リンク先更新)でミステリ系サイトの管理人年齢順リストというのをやっていて、そこに入れて貰っていて喜ぶ。嬉しかった理由は、単にネタにされたこと自体嬉しいのだが、もう一つには厳密に言ってミステリ系サイトなのかという疑問はあるサイトなのに、ミステリ系サイトとしてリストに入れて貰ったこと。しかし、年齢順で上から2番目というのはまいった。インターネットでサイトを作っている人って随分年齢が若いのだなぁと思う。
それにしても、このリストから見に来た人はここ一ヶ月くらいの日記を読んでどこがミステリ系なのかと思ってるかもしれない。
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昨日の疲れは今朝になっても取れず、午前中はダウン。午後ようようの思いで出かける。おかげでバタバタとした一日。
夜、なかの芸能小劇場へ、『第一回 作家のいる落語会』というのを聴きに行く。タイトルに「作家のいる」とあるように、新作落語なのだが、友人納富の『天狗』も上演するというので駆けつけた。予約をすればいくらか安いのだが、バタバタしてたので予約どころではなく、さらについたのも10分前という結構ギリギリ。別に予約してなくてもどうということはないだろうと思っていたら、満席で入れませんと断られる。立ち見とか可能なのか、でも立ち見はきついなぁとか考えていたら、バタバタと奥から女の子が走ってきて「大丈夫です」と受付の女の子に声をかける。僕の後にも一人いたがもしかしたらそこで打ち止め。ギリギリだった。
規定の座席の他に補助席が結構後ろに並べられて満席という盛況振り。この落語会の作家たちというのは、東急セミナーBE渋谷の新作落語講座の生徒・卒業生達の書いた作品なので、新作落語を作ると言うことはどういうことなのかというちょっとした講義的な話も交えつつ、しかしさすが噺家、そういう前振りから笑わせる。話していることはまじめなのにちゃんと笑わせる。落語自体は噺の好みもあるので、凄く面白かったのが二つ、あまり聞かないタイプの落語で感心したのが二つ、ちょっと苦手なのが二つ、という感じだった。で、納富の『天狗』は面白かったものの一つ。只ちょっと短い気がするなと思っていたら、中入りのときに立ち話で聞いたのだが、途中の部分をかなり削って、そのかわりそれをオチに持ってきていたらしい。
打ち上げに参加しても大丈夫だと誘われて、いつもならほいほいついていくのだが、明日はちょっと遠出するので帰ることにする。
新宿でABCに寄ると、『キカイダー02』5巻(MEIMU bk1 / amazon)が出ていたので購入。表紙はビジンダーだが、番外編にビジンダーが登場するから。番外編の占める割合が多くて、本編の方はあまり進んでいない。
あと、『スカイハイ・カルマ』1巻(高橋ツトム bk1 / amazon)と、文庫化された『壺中の天国』(倉知淳 bk1 / amazon)を購入。帰りの電車で『キカイダー02』を読んだ。
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どたばたした一日。遠出して帰りは遅くなる。『ねじの回転』も微妙に進んでいるが、一気に進んでしばらく停滞という繰り返しである。しかし『ねじの回転』は一体いつから読んでいるんだ。そろそろ読み終えないと。
そしてこの日記のズレもいつになったら解消するのか(現在、12日27時半)。書くのがずれるから何があったか忘れてしまい、ネタがないばかりかさらに退屈な日記になっていく。何か書きたいことの一つくらいあったはずなんだが。と、振り返りながら過去日記を書くのではなくて、今日のことを書けばいいのかもしれないが。とりあえず、週末までには追いつきたい。
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なんとなくいろんな意味で回復してきたせいか、地下鉄の通路で売っている古本などを覗いていく。こういうのを見かけると、ついつい寄り道して何かないかとチェックするのだが、最近はそういう気力がなくて、読んでいない本もまだあるからと思って通り過ぎていた。チェックする気になるだけでもだいぶ違う気がする。さらに実際に購入する。
買ったのは、『暗黒神話体系シリーズ クトゥルー 5』(ラヴクラフト&ダーレス他 青心社 文庫版)、『光の廃墟』(皆川博子 文春文庫)、『生贄』(佐藤亜有子 河出文庫)、『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』(前・後篇 橋本治)。
映画を観るには遅すぎるし、真っ直ぐ帰るのもつまらないので、久々に蕎麦屋に行って酒を飲む。なんというか幸せ。
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ソフマップでポータブルファイルサーバーの現物を観る。単にケースに入っているのを外から眺めただけで、さわれる訳ではなかった。とりあえず好評らしく、売り切れていた。これは外見を見ていても面白いものではないので、カタログを貰って終わり。
しかし、それよりついでにノートPCを久々に見て歩いたのだが、やっぱりノートPCが欲しくなる。この前、液晶が格段の綺麗になった気がすると書いたが、今日も見ていて何が凄いといって、やっぱり画面の美しさだったりするのだ。本来は機能が重要なはずなのだが、これだけ綺麗なら機能なんかどうでもいいんじゃないかという間違った感想を持ってしまいそうになる。光沢感のある画面は解像度のおかげなんだろうか、なんなんだろう、凄く不思議だ。
しかしコンパクトで軽量のPCを二、三触ってみるが、キーボードの感触とポインティングデバイスが今ひとつよくなくて、はまらなかった。これらが快適だったら、すぐにでも買ってしまいそうなくらいいいなぁと思ったのだが。サイズはやっぱり持ち歩くことを考えるとB5にしたい。しかしキーボードはストロークが深くて19ミリピッチくらいほしい。ポインティングデバイスは、キーボードの真ん中にスティックの出ているタイプがキーから手を離さずに操作できていい。ポインティングデバイスは今はタッチパッド式が主流だが、昔から今ひとつ好きじゃない。
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最近暑くなってきたが、実感として暑い、嫌だと感じた最初の日かもしれない。電車に乗ったときの蒸し暑さ、降りて歩いているときに身体に服が貼りついてくる感じ。家に帰って、クーラーをつけたいと思った今年最初の日でもある。結局まだつけていないけれど。
日記のズレはなかなか追いつかないので、すっ飛ばして今日の日記から片づけることにする。
まずは今日の買い物。『少年カフカ』(村上春樹編集長 新潮社 bk1/amazon)。本屋で見かけて、『少年カフカ』というコミック雑誌があるなぁ、ネコの表紙だなぁ、でもカフカって村上春樹っぽいなぁ、と思っていたら、「村上春樹編集長」とかいろいろ書いてある。『海辺のカフカ』関係のコミック特集なのだろうかなどと思って手に取ったら、すっかり騙されていた。なんと、『海辺のカフカ』公式ホームページのログを本にしたものではないか。というわけで、迷わず購入。
今日の読書。あいかわらず、『ねじの回転』(恩田陸 bk1 / amazon)。最後一気に読み進みそうな気配だったが、夕食にワインを飲んだら眠くなって読書どころじゃなくなった。
今日の映画。銀座テアトルシネマで『神に選ばれし無敵の男』を観る。これは以前予告を観て今日を持っていた映画。その神秘的な能力からナチに一目を置かれていた「千里眼」ハヌッセンと、ユダヤ人の怪力青年ジシェが出会う。てっきり神に選ばれた無敵の男とはハヌッセンだと思っていたが、青年ジシェの方だった。渋い映画だったがなかなか面白かった。
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昼まで熟睡。午後は久々に洋服などを買いに出かける。だいぶ暑くなってきたのだが、最近夏服を買っていないので着るものがなくなってきた。
夕方帰ってきて夕食までのんびり過ごす。夕食後、DVDで『サベイランス』(amazon)を観る。レイチェル・リー・クック目当てで観たのだが、予想以上に面白かった。明らかにマイクロソフトをモデルにしたコンピュータ・ソフトウェア開発会社を舞台にしていて、そこで陰謀が繰り広げられる。この手のハイテク関係をテーマにした映画ではどうにも嘘臭さが匂ってきて仕方がないのだが、その辺をうまくクリアしていて、結構納得の映画だった。
昨日、チクマ秀版社から『坂口尚短編集 第5巻』が届いたのだが、代引きのところ不在で受け取れず、今日配達して貰おうと思っていて忘れてしまった。
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明らかにマイクロソフトをモデルにした巨大なコンピュータ・ソフトウェア会社のソフトウェア開発を巡る陰謀を描くサスペンス。このソフトウェア会社は、ナーヴという名前だが独占禁止法に問われ、司法省に目を付けられていて、そこでカリスマ的に活躍するゲーリー社長をティム・ロビンスが演じているのだが、これがもうビル・ゲイツのパロディというわけで、マイクロソフトを悪者に据えたようなサスペンス映画なのだ。映画の台詞に、まるでビル・ゲイツという言葉が出てきて、あくまでマイクロソフトではないとは言っているが。
主人公マイロはスタンフォード大学の天才的な才能を持つ学生で、友人達と画像データ圧縮などの技術を元にペンチャー企業を立ち上げようとしている。しかしその才能に目をつけたナーヴ社からの誘いがあり、最初は迷っていたマイロだがナーヴ社へと入社を決める。マイロの親友でマイロと同じく天才的な才能を持つテディは同じくナーヴ社に誘われるが、独占企業のナーヴ社に対して強い反発を持っていてマイロとは袂をわかつことになる。
ナーヴ社の画期的な新システム「シナプス」の開発チームに投入され、社長のゲーリー自らアドヴァイスをしてもらい、開発に力を注ぐマイロだったが、ある日親友のテディが殺されたことからゲーリーとナーヴ社に対して深い疑念を持つ。そしてナーヴ社でプログラマーたちを監視しているばかりか、もっと恐ろしいことが平然と行われていることに気づくのだった。
コンピュータとかハイテク関係が映画に出てくるとどうにも嘘臭さが鼻について観ていられないのだが、あるいは苦笑して諦めるしかないのだが、この映画はその点結構よくできている。もちろんいろんな不満はあるのだが、特にunixライクのコマンド操作をして次々とデータを確認していく辺りはリアルでいい。よくあるのが、画面のボタンをクリックするとCGアニメーションで映像が出てくる嘘っぽい表現だが、この辺にすっかりまいった。
脚本とそれを裏打ちするテクニカルアドヴァイザーみたいな人たちがいてこの映画はできているなと思う。久々にコンピュータをテーマにしていて納得できる映画だった。しかし最後の意外な展開な部分で、元の脚本を変えたのだろう、ある種矛盾を感じる部分があったのは残念だった。
[ 『サベイランス/監視』 監督ピーター・ホーウィット DVD 2003/6/14 ]
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昼まで寝ていて、午後は『サベイランス/監視』を観直してみる。続けて二回観ると、いろいろな穴が目立つ。結果として何も起こらない部分に緊張感を持たせるシーンが多いのに気づき、サスペンスの盛り上がらせ方がうまいともいえるし、肩すかしとも感じられる。脚本の位置づけを考えさせられる映画だ。
夕方から出かけようと思っていたが、のんびりしたまま夜までだらだらと過ごし、一日休養に終わる。もう回復したつもりだったのだが、おかしいなぁ。
11日、12日分の日記をおざなりながら書く。これでようやく溜めていた日記を消化した。
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そんなに忙しいわけではないのだが、あっという間に過ぎ去る一日。夜、憂鬱なメール多数。
結局、今日もこれといって書くことがない。『ねじの回転』もついに読了だと思っていたのにまた今日も読み終わらないし。
こんなに退屈な日々が続くと、そろそろ読者もいなくなるんではなかろうか。でも誰も読んでなくても書き続けるだろう。
ところで、最近のささやかな楽しみは、大極宮に行って、『陰摩羅鬼の瑕』の発売日が出ているかどうか確認することである。今年前半に刊行といっていて、もう残すところ15日なので、きっと出ないだろうと踏んでいる。それを確認するのが楽しみってなんか悪趣味だが気になる。
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