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2003年2月後半
随分前にamazonで注文したが取り寄せに時間がかかってなかなか届かなかった『SUNTRY OOLONG-TEA CM SONG SELECTION〜烏龍歌集〜 』がようやく届く。これは旧作の方で、新作の『Chai』の方はまだ届かないと思ったら、注文してなかったようだ。もうごちゃごちゃ。早速、今日のBGMは『烏龍歌集』を聴いている。いいよ、これ。
午後、DVDで『エイリアン4』を観る。これにて、『エイリアン』シリーズ再鑑賞フェア完了。完了とかいって、もう観ない訳じゃなくて、また繰り替えし観るんだけどさ。とりあえず、間に数日あいているとはいえ、4作連続でまとめて観てみたら、4作バラバラに作られたはずなのに、思ったよりコンセプトが見えてくるようなところがあるなぁと感心する。
しつこく関心空間にキーワードを追加する。もうしばらくすると飽きてくるだろうから、それまでがんがんキーワードを追加して、あとは定期的にチェックって感じになるだろうか。昨日から今日にかけては好きな本屋をキーワード登録してみる。本屋についてはすべてのキーワードに感想がついた。本屋が好きな人がいろいろなコメントをくれて嬉しい。「インターネット書評」に続き、同じくインターネットネタの「インターネット冷蔵庫」が本日の大当たり。とかいって、書き込みしている人は同じ人たちなんだけど、でもこんな風に反応があると面白い。サイトの掲示板も同じくらい気軽に書いて欲しいのだけど、ほとんど書き込みないからね。
夕方、渋谷に出かける。クラブ・クアトロで原マスミのライヴ。今日はバンド編成のライヴで、バンド編成のライヴは1年ぶりくらいだろうか。カヴァーだけど、新曲を2回目のアンコールで弾き語りした。新曲を歌ったりするんだから新しいアルバムを作って欲しい。もうすでにアルバム1枚じゃきかないくらい曲があるはずなんじゃないのかな。あと、CDも再発してほしいなぁ。マグカップばっかりつくってないで、アルバムを。
ライヴ会場では、ライヴのときにしか遭わないMさん今日も遭い、「あー、なんとかさん」と声をかけられる。お互い名前をちゃんと覚えていないので名前を言い合ったりして、「あ、そうだった」と確認。ワツニュのU5さんともお会いして、久々なのでいろいろ話をする。ライヴのあとには一緒に食事をして、サイトの話とかいろいろ話して帰る。
行き帰りの電車では『霊玉伝』(バリー・ヒューガート ハヤカワ文庫 FT bk1/amazon)を読む。なんて入り組んで複雑な話なんだろう、一体そもそもの発端はなんだったっけと思うのだが無茶苦茶面白い。そのわりに、面白い面白いというばかりで進まないのは電車に乗ると眠くなるから。そんなことばっかりいってるな。
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J-フォンのCM『受験篇』の女の子、石原さとみが周辺で話題になってる。と思っていたら、こどものもうそう(2/16)でも取り上げられていて、『わたしのグランパ』主演の女の子だと知る。『わたしのグランパ』はもちろん筒井康隆の小説の映画化作品で、最近CMが流れている。注目している人があの人とかあの人なので、なんかブレイクしそうだと思い、『石原さとみファースト写真集』をリンクしておく。
今日は朝から外出。なんともバタバタしていて落ち着かない。昨日お会いしたU5さんに、「昨年末くらいまで仕事が忙しいと書かれてましたが、最近はどうなんですか」と尋ねられて、もう忙しいと書くのが飽きるほど忙しいままであると答えた。4月に状況が変わりそうなので、もういろいろ大変。大変。大変。ふう。
終電を乗り過ごしてタクシーで帰宅。『霊玉伝』(バリー・ヒューガート ハヤカワ文庫 FT bk1/amazon)をようやっと読み終えた、と書こうと思っていたら読み終わらなかった。もうあと50ページくらいなのに。とほほ。
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飲んだ。仕事がらみの飲み。楽しいんだか、楽しくないんだか、というか極悪というか、そういう飲み会。終電ギリギリだとも思っていたら、居眠りして乗り過ごしてタクシーに乗って帰る。たぶん、只酒だと思うのだが、高くついた。
『霊玉伝』(バリー・ヒューガート ハヤカワ文庫 FT bk1/amazon)読了。長い道のりだった。すごく面白いのでオススメ。でも読むなら、シリーズ1作目の『鳥姫伝』(bk1/amazon)から読むことを勧める。ただ、話自体は独立しているので、『霊玉伝』から読んでも一向に問題はない。
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バリー・ヒューガートによる中国幻想ファンタジーの第2作目。第1作『鳥姫伝』(bk1/amazon)で活躍した李高(リーカオ)老師と弟子の十牛が再び活躍する。十牛は『鳥姫伝』では依頼人の立場だったが、『霊玉伝』では弟子となっていて、この物語を書き留めている。いわゆるワトソン役である。話自体は独立してるので、『霊玉伝』から読んでも一向に問題はないが、どうせなら『鳥姫伝』から読むことをお勧めする。
さて、どんな話かというと説明が難しくて、あらすじを書こうとしても、話が入り組み過ぎていてあらすじにならないのである。もちろんあらすじを全部書いてしまうような無粋なことをするつもりはないのだが、話の発端だけ書いてもそのあとの話は全く想像がつかないので、紹介にはならないのではないかと思う。ちなみに、文庫裏表紙の紹介文はどうなっているのか見てみる。
「(前略)彼らのもとに哀国にある寺の管長が血相を変えて駆け込んできた。750年前に死んだはずの悪名高き暴君、笑君が復活して仲間の法師をありえない手口で惨殺したというのだが?! この怪事件の真相を探るため、笑君の墓へと向かった十牛たちは、そこである不思議な”玉”の存在にたどりつく(後略)」
まさにその通りの発端なのだが、この発端自体がそんな単純じゃない。いくつものエピソードの積み重ねの中に絡み合いながら語られるのだ。李高老師の家での大騒ぎの宴会、そこで起こるちょっとした事故というか殺人。死人は大金と麻薬のテングタケを隠し持っていた。続いて安酒場でシビレタケによる刃傷沙汰のエピソード。その酒場で、文庫の紹介文にもあった、寺の管長が事件の依頼をしてくるのだが、それには司馬遷の手稿の贋作が絡んでいた。冒頭の数十ページですでにこの混乱具合だ。こういう風に、小さな事件が相互に絡み合って、話が進んでいるのか脱線しているのかよくわからないまま話は始まる。
しかし一旦物語が動き出すと、ノンストップの痛快ストーリー。笑君復活の謎がゴールであることを忘れてひたすら突き進むことになる。事件を解決するために行った先々で別の事件が巻き起こり、その場の危機を乗り越えて、冒険冒険の連続だからだ。そうした大活劇のあとにくる結末では、不思議なことに、一見無関係に思えたいろんな話が繋がってしまうのだからものすごい。これはもう紹介文とか書いても面白さは伝わらないだろう。とにかく、痛快無比の冒険と伝説の融合した中国ファンタジーを堪能できるので騙されたとも思って読むべし。
[ 『霊玉伝』(バリー・ヒューガート ハヤカワ文庫 FT bk1/amazon)2003/02/18 ]
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昨夜は「うたかたの日々」をアップしたあと、どうしようもなく眠くてよせばいいのに畳の上にぶっ倒れて、そのまま眠ってしまう。4時頃目を覚まして布団を敷いて寝直す。それなら最初から布団を敷いて寝ればいいのだ。酔っぱらいの論理は変だ。
朝は珍しく気分悪い。一次会で焼酎を飲んで、二次会でソルティドッグを飲んだのだが、結構何杯も飲んだことを思い出す。飲み過ぎ。
うたかたメモに「これから読む本」というのをリストアップしてある。買ってきて積ん読になってる本たちである。はからずも、いずれも単行本だ。そこで何を読もうかと思ったのだが、なんとなく単行本を持ち歩くのが面倒くさく、本棚から『老いたる霊長類の星への賛歌』(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア ハヤカワ文庫 SF bk1/amazon)を持って出かける。今、bk1とamazonで検索してみたら、今は800円で売られているようだ。持っているのは700円。奥付をみると、1993年3月の版なのでほぼ10年前に買ったものだということになる。時の流れの速さを感じる。
せっかく持って出たのだが読む暇はあまりなかった。帰りの電車で少し読み始めるが、集中できなくて頭に入らないし、眠くなってしまう。なので、ほとんど読めず終い。
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注文数が規定に達しないと刊行の企画自体がなくなってしまうという『坂口尚短編集』第5巻であるが、坂口尚BBSによれば、「目標数からほど遠い」とのこと。「ボックス以外」とあるので、逆に言えばボックスの方はある程度目標に近づいているのか(いずれにしても目標には達していないんだろう)。4巻まで持ってるけど、ボックスを購入することも検討しよう。ああ、坂口尚に興味のある人は是非購入して欲しい。注文受付締め切り=刊行されるかどうかは、今月末なのだ。
今日も読書は進まず。本を開いて1ページ以上読もうとすると意識がなくなる。
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最近のB.G.M.は中谷美紀の『食物連鎖』である。久しぶりに聴いたが、やっぱりいい。聴いていないアルバムもあるので買おうかと思い始める。
最近の目覚ましは、目覚まし時計の調子が悪いので携帯電話(ぼくの場合エッジだが)の目覚まし機能で起きる。ステレオのタイマーと携帯の二段階の目覚ましを仕掛けているのだが、携帯で目を覚ましたあと、ステレオの『食物連鎖』を聴きながらトロトロと半睡状態で眠り続けて、出かけるのがギリギリになる。
読書は『老いたる霊長類の星への賛歌』(
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア ハヤカワ文庫 SF bk1/amazon)を持って出かけているのだが、少しも進まない。最近忙しいので、短編集を少しずつ読もうかと思って、『老いたる霊長類の星への賛歌』を選んだのだが逆効果だった。
というのも、前から思っているのだが、長編小説と短編小説では、どちらも一編を読み始める労力は同じくらいかかると思っている。読書では、読もうとしている本の世界に入り込むまでが一番エネルギーを使う。(というのはもしかしたら個人差はあるのかもしれないけれどね。)だから、長編は読み始めると一気に読み終えてしまうのだが、短編集は一編読むごとに次の作品世界にはいるというハードルを越えなくてはならなくて、1冊の長編小説を読むよりも1冊の短編集を読む方が期間的には長くかかることが多い。今回は、結局まさにそれが裏目に出て、毎日最初の数ページを読んでいるにもかかわらず、そのまま読み続けられずに居眠りしてしまう。結局毎日最初の数ページばかりを繰り返し読んでいた。細切れの時間で少しでも本を読みたいと思ったのに、大失敗である。
クレジットカードの利用ポイントでもらえるプレゼントが届いた。申し込んだのは、プレゼントのもつ夢と希望みたいなものとは正反対のとても実利的なプレゼントで商品券3500円分。これでまた本を買おうと思う。とかいって、未読本が山積みになっているのだが。
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昨夜は「うたかたの日々」を書きながら意識朦朧としてきてしまい、文章が続かないので、書きかけの部分をごっそり削除してそのままアップした。アップしてから確認するまでの間に、意識を失って、更新状態を確認したら改行がないは、画像のアップを忘れているは、ぼろぼろだった。深夜4時くらいの出来事なので、あまり目に触れていないことを期待するが、カウンターはしっかり増えていた。
昼頃起きて、食後『プッシーキャッツ』を観る。新年早々に観たレイチェル・リー・クック主演映画の再鑑賞である。やっぱり、レイチェルがキュートで、音楽も楽しくて、くだらなく馬鹿馬鹿しいギャグにも笑わされる。楽しかった。
夜は、『ウェルカム!ヘヴン』をシネセゾン渋谷に観に行く。天国には人がこなくて破産寸前、地獄には人が溢れている。その天国を救うために、一人の男の魂を救いに行くのがビクトリア・アブリル。それを知って男を地獄に連れてくるために使わされるのがペネロペ・クルス。ビクトリア・アブリルも昔のような華がないなぁと思ったが、天国の歌姫という設定で歌を歌うのだが、その辺はいい。ペネロペ・クルスは予告編で観たシーンはクールでかっこいいところが強調されているが、映画本編では地獄の使者に相応しくより悪魔的な魅力だった。アート系っぽいのにエンターテインメント色も強くなかなか面白かった。
続けて、レイトショウで『20周年アニバーサリー 死霊のはらわた』を観る。サム・ライミ監督のデビュー作、スプラッター映画の元祖の映画で、20周年アニバーサリーとあるのは音響をデジタル処理したようだ。20周年アニバーサリーとあるように、1983年作品である。しかし、20年前の映画とは思えない面白さだった。映像の技術的には今だったらCGで簡単に作れてしまうようなシーンが、アニメーションでコツコツと撮られていたりするのだが。
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天国にやってくる死者が少なくなり破産状態、地獄は反対に大盛況。その状況を打破するために天国から一人の男の魂を救うために工作員が送り込まれる。ヴィクトリア・アブリル扮する天国の歌姫ロラだ。男の前に、現れたロラは男の帰ってきた妻に扮する。一方、天国から使者が送られたことを知った地獄からは、それを阻止するための工作員が送り込まれる。ペネロペ・クルス扮するカルメンで、男の前に従姉妹として現れ、男の家に住み込んでしまう。こうしてヴィクトリア・アブリルの天使対ペネロペ・クルスの地獄の使者が対決する話が始まる。
しかし映画の冒頭は、その対決するはずの二人が神についての議論をしながら歩いているところから始まる。二人は敵同士ではないのかという疑問を残したまま物語は過去に戻る。そういえば、アグスティン・ディアス・ヤネス監督の『死んでしまったら私のことなんか誰も話さない』も同様に最初のシーンに説明がなく戸惑ったのだった。この疑問は当然あとで解決するのだが、後半話が二転三転していき、それまでに感じていた違和感とか疑問が解決していくという趣向で面白い。
ペネロペ・クルスのかっこよさはなかなかなものだが、予告でクールでかっこいいと単純に感じたものとはちょっと違った。がに股っぽく歩き化粧も濃くて、さとかはまさに悪魔的な魅力。しかもこれも一つの伏線になってるところがうまい。ヴィクトリア・アブリルについては、天国で歌姫として歌っているときは魅力的だが、昔のような魅力はないと思っていたが、後半の活躍ぶりにはやっぱりかっこいいなぁとあとから思い返した。
地上はスペイン語、天国は公用語がフランス語、地獄は公用語が英語だったり、、天国のシーンはすべてモノクロームで地獄はカラーだが全般的に赤っぽいとか、そういうところも凝っている。
[ 『ウェルカム!ヘヴン』 監督アグスティン・ディアス・ヤネス シネセゾン渋谷 2003/02/22 ]
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20周年記念でデジタルサウンド化してのリバイバル作品。サム・ライミ監督弱冠21歳の時のデビュー作である。最近はホラー映画も好んでみるのだが、この当時はまだホラー映画は観なかった頃なので初鑑賞である。
20年前の作品という意味では、今ならCGで作ってしまうだろうシーンが、ぎこちないアニメーションだったりするあたりに時代を感じさせるが、そういう撮影技術を除くと映画そのものとしては20年前の作品とは思えない。逃げるなら、「足をバタバタさせてるだけじゃなくて、立ち上がれよ」みたいな突っ込みはあるのだが、果たしてこういうパニック状態でそれができるのかといったら、もしかしたら端から見ていておかしなこんな状況が当たり前なのかもしれない。
『死者の書』の呪文で邪悪な霊が呼び起こされるというのが、ネクロノミカン的でよい。死者が甦るのかと思っていたのだが、友人たちに邪悪な霊が取り憑き、死んでも襲いかかってくるというものだった。襲われて、傷を受けても、それによってゾンビ化するわけでないというのがちょっと意外だった。てっきりゾンビは伝染すると思いこんでいた。よく考えてみれば、ゾンビの系譜はブードゥー辺りから始まっているので、呪術的な復活が元々だったのだろうか。ゾンビが一般的になり始めた『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』ではゾンビが伝染していたような気がするのだが、死んだあと復活しただけなのかもしれない。『バイオハサード』は霊ではなく、ウィルスによるので伝染というのがまさに正しい。しかしあれも一旦死んでからゾンビ化したのだったか。
『死霊のはらわた』からの三部作は、笑えるホラーという位置づけで語られるが、それほど滑稽でもなかった。死者が生者を嘲り笑うのは不気味だし、かといって怖すぎて笑ってしまうというほどでもなかった。ただ、映画としてはラストのアニメシーンなど、本編と関係なく映画を創ることの情熱みたいな裏側に潜んでいるものを含めて面白いなぁと思った。
[ 『20周年アニバーサリー 死霊のはらわた』 監督サム・ライミ シネセゾン渋谷 レイトショウ 2003/02/22 ]
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一日休養。というか、疲れて何もできなかった。
その代わり、トップページの右二つのコーナーのサイズを変えてコンテンツの位置を変更してみる。サイトのコンテンツをいろいろ整理したり、トップページの改良もしたいのだが、そちらは時間がない。
それから、昨日の『ウェルカム!ヘヴン』と『20周年アニバーサリー 死霊のはらわた』の感想を書く。それと、ずっと前に読んで感想を書いてなかった『スーパー・カンヌ』の感想も書く。感想といえば、『霊玉伝』などまだ他にも書いていないものがたくさんあるのだが。やりたいことが多すぎて困る。
そういえば、今日は椎名林檎の『加爾基 精液 栗ノ花』の発売日だった。出かけたら買い物しようと思っていた物がいくつかあるのだが、一日家にいたので何も買えなかった。この追記を書きながら、椎名林檎のサイトを観に行ったら、TVスポットやプロモの再生ができるようになっていた。テレビを全然見ていないのでTVスポットを初めて見る。「椎名林檎三発目自作アルバム二月二十三日発賣」とクレジットとナレーションはあるが、アルバムタイトルはやはりでないのだね。
amazonにリンクすると画像を使えるので重宝しているのだが画像がなかった。最近、他にも画像がないことがあったのだが、新しい商品だからだろうか。
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U5さんの編集後記2/23を受けて映画館の話など。
編集後記の方を読んでいただくといいのだが、要するに映画館で不快な経験がないかと訊かれたのだが、特に不快な経験はなくて、その理由の一つに観る映画が特殊なのかもしれないと答えた。つまり、バカップルなんかとそもそもあんまり遭遇しないんじゃないかという話をしたのである。あと、レイトショウで観たり、映画が終わってしまう間際に慌てて行くので客が少ないとか、そういうことも関係しているんじゃないかと話した。それで、試しに、最近観に行った映画を新しい順から並べてみるとこうなる。とりあえず、さかのぼって今年のはじめまで。
- 『20周年アニバーサリー 死霊のはらわた』 シネセゾン渋谷 土曜日レイトショウ
- 『ウェルカム!ヘヴン』 シネセゾン渋谷 土曜日最終回(18:50)
- 『Mr.ディーズ』 新宿 初日の土曜日の21時すぎの回 ガラガラ
- 『夜を賭けて』 新宿武蔵野館 祝日 レイトショウ21時過ぎ、終映はたしか23時15分くらい
- 『イナフ』 新宿武蔵野館 祝日 最終回 たしか18:40くらい
- 『8人の女たち』 銀座テアトルシネマ 平日21時20分の回。観客20人くらい。
- 『呪怨』 テアトル新宿 土曜日 公開二日目、ただし21時の回。
- 『黄泉がえり』 新宿 土曜日の最終回。
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 丸の内ピカデリー1 月曜日祝日 最終回。
- 『ゴジラ×メカゴジラ』 日劇PLEX 月曜日祝日 16:30くらいの回
- 『マイノリティ・リポート』 新宿 土曜日最終回?
- 『SWEET SIXTEEN』 銀座シネ・ラ・セット 1/5正月休み最後の日 最終回?
並べてみて、我ながらちょっとひどすぎるとか思ったりして。
第二要因として、この間U5さんと話したときには忘れていたのだが、映画をたくさん観ていると席の取り方にもコツが生まれるのだった。そういえば、昔は前の人の頭が邪魔とかいろいろ不快な経験をしたことを思い出す。
まず、前の人の頭が邪魔にならないためのコツとしては、当たり前だけど前に人がいない席に座る。しかし、空席だとあとからノッポさんがゴン太君と座るかもしれないので、すでに人がいて荷物を置いている席の後ろに座る。混雑しているときには背の低い女の子の席の後ろに座る。気をつけないといけないのは、彼氏と席を交換していきなり視界が塞がれるケースである。それも考慮する。あと、特に前に人がいるいないに関わらず、スクリーンに対して中央ではなくて、左よりか右よりに座る。前に人がいてもスクリーンに対して斜めに位置すると邪魔になりにくい。あと、バカップルとかぺちゃくちゃしゃべってる人のそばにはそもそも座らない。座っていて、後ろでべらべらしゃべり出したら警戒してさっさと席を移る。
なんかこういうことを書くと非常に嫌なやつに思えてくるのだが、特に意識しているわけじゃなくてもう身に付いてしまっている。なんとなく、危険に近寄らないというか。
あと、バカ映画とかアニメーションとかは、周りで騒いだり子供が騒いだりわいわいしている雰囲気も好きである。静かな映画は静かに楽しむ人があつまるので、問題は猫も杓子も集まる大ヒット映画だが、そもそも大ヒット映画というやつが嫌いなのでうまくいってるのかもしれない。
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昨日の「映画館の話」に対して、U5さんの編集後記 2/24で返信がある。
昨日挙げた、最近観た映画のタイトルで、『ハリー・ポッターと−−』とか『マイノリティ・リポート』があったので、U5さんにしてみるとメジャーな映画も観てるじゃんと思ったみたい。メジャーなんだけど、それが混雑しているかどうかはまた別の話で、『ハリー・ポッターと−−』はぼくの観た前の回は満席だったと思うが、ぼくの回は空いていた。最終回という時間もあるけど、三連休の最終日だから空いていたんじゃないかと思う。『マイノリティ・リポート』にしても結構評判が悪かったので、ぼくが観に行く頃にはもうピークは過ぎていた。かなり空いていたんじゃないかと思う。『Mr.ディーズ』は初日なのにガラガラだった。ウィノナ・ライダーファンとしては、ある意味悲しいんだけど。
比較的混んでいたのはむしろ『黄泉がえり』、『ゴジラ×メカゴジラ』、『SWEET SIXTEEN』あたりだったろうか。それでも隣に人が座るような混み方じゃなかった。『黄泉がえり』は草なぎ剛のファンなのか女性が多かったりして、特にマナーの悪い人はいなかった。一番気にしてたのは『ゴジラ×メカゴジラ』で、子供が多くて騒がしいんじゃないかと思ったけど、通路を挟んで隣の席の子供が落ち着かないと思ったら途中でお母さんと一緒にでていった。そういう意味じゃ、ある程度運が良かったのかもしれない。
そうだ、映画館の不快な体験をひとつ思い出した。映画の途中で鼾が聞こえてきたとき、これは席が離れていても聞こえてきてしまい逃れようもない。これはかなり興ざめする。
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寝坊して朝食抜きで出かける。朝食を摂らない分早く着く。駅前のおにぎり屋さんでおにぎりを買う。最近、このおにぎり屋をよく見かける。神田界隈だけなのだろうか。仕事場に着くまでの約7〜8分の距離の間に、3軒ものおにぎり屋があるのは多いと思うのだが。
昨夜寝たのが4時頃で、昨夜というかもう今朝である。それで寝坊したのだが、寝坊してもまだ眠い。特に今日は珍しくぽかぽかしていて眠りを誘う。それならもっと早く寝ればいいのだが、家に帰ってすぐには寝られない。どうやら家に着いてから寝るまでには3時間かかるようだ。昨日は深夜1時過ぎに家に帰ってきて、4時過ぎに寝たので計算が合う。それくらいのんびりしないとどうしてもその日を終える気持ちにならないのだ。
それと、だんだんと寝なくてはならないリミットが後ろにずれ込んでいる。以前なら2時前には風呂に入っていたが、だんだんに3時までに風呂に入るようになり、いまや3時から風呂にはいる。風呂から出たら30分くらい湯冷ましをするので、それでもう4時になってしまう。
今日は比較的早く帰ったとはいえ、それでも0時を過ぎての帰宅。読書も進まない。
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テアトル新宿のレイトショウで、『pierce〈ピアス〉LOVE&HATE 』を観る。近日公開で気になる作品である『blue』の監督安藤尋の一般映画第一作。ぴあによると、未公開作品となっている。映画館に行くまで知らなかったのだが、町田康が出演していた。
それでもって、これも知らなかったのだが、今日は上映前にトークショウがあり、音楽を担当した大友良英と音楽評論家の佐々木敦が対談した。大友良英は、『blue』でも音楽を担当していて、今日その『blue』のサントラが出来たてのほやほや、まだ大友自身も初めて現物を見て、当然店頭にも並んでないということだが、劇場で販売していた。
それで、その音楽に使われている笛がリコーダーで、なんと栗コーダーカルテットの栗原さんの演奏だということだった。
ということで、今日のB.G.M.は『blue』。おっと、映画の感想を書く暇がないぞ。またあとで。
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映画『blue』のサントラ。静かな音楽に、リコーダーのメロディが美しく気持ちいい。
大友良英と音楽評論家の佐々木敦の対談によれば、『blue』の原作者魚喃キリコと監督と大友良英でどんな音楽にするか話をしたのだそうである。そのときに、魚喃キリコが漫画を描いているときに聴いていた曲を聴かせて貰ったらしい。それがどこかの国の民族音楽だったかで、笛が印象的だったらしい。そのときはそれほど漫画の世界とマッチしないように思えたが、あとから案外マッチするかもしれないと思うようになって、この映画音楽を創る上でかなり影響があったようだ。特に曲にリコーダーが使われているのは、魚喃キリコの聴いていた音楽でも笛が使われていたことによるらしい。
amazonには売ってないみたいなので、画像はデジカメで撮影した(スキャナもってない)のであんまり綺麗じゃない。ジャケットイラストは、魚喃キリコの描きおろし。
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『坂口尚短編集』第5巻の申し込みがいよいよ今日まで。坂口尚BBSによれば、27日の時点手でボックスの方が315セットまで伸びたそうだ。ボックスの目標値は350セットなので、刊行されるのは微妙なところだ。なんとか刊行して欲しい。
新宿武蔵野館で『ボクと空と麦畑』を観る。1999年イギリス映画。重たい映画だった。
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飲みに行く。久々にすごく酔っぱらう。眠いので何もできない。寝る。
と、これだけではあんまりなので、追記。
昼頃起きて食後Webのチェックなど。いろいろとサイト保守、表には見えないところを直したりする。1時間ちょっと仕事する。
最近時計は使っていなくて、携帯が時計代わりになっている。目覚ましも携帯のアラームを使用しているのだ。なんとなく覗いた時計屋で、ちょっと気に入った懐中時計があったので購入。あと、本屋で『象と耳鳴り』(恩田陸 祥伝社文庫 bk1/amazon)を買う。これはだいぶ前に出ていたのだが、どうせ読む暇がないからと買わないまましばらく経っていた。今日、なんとなく購入。他にDVDなども購入したかったのだが、待ち合わせの時間に間に合わなくなりそうなので諦める。
夜、6時に紀伊國屋新宿本店前で待ち合わせ。相変わらず混雑している。遅れて来た人を含めて6人で飲む。久々で楽しかったのだが、飲み過ぎて上記一行日記となる。
そういえば、その飲み会に来たある人のために、『笑う吸血鬼』(丸尾末広 秋田書店 bk1/amazon)を持っていった。自分に丸尾末広が読めるかどうかわからないのでそっと見てみたいといっていたからだ。しかし、その人は少しだけ見て、やっぱり無理だという。せっかく持ってきたが(結構大判で重たい)、そのまま持ち帰りかなと思っていたが、そばにいたやはり丸尾末広を知らない別の人が貸りたいというので貸した。どういう感想が返ってくるか楽しみである。(画像を張ろうと思ったが、amazonにもbk1にも画像がない。)
画像がないと言ったら、ハナイズミくんが画像のたくさんあるURLを教えてくれたのでさらに追記しておく。丸尾末広の箱庭1と丸尾末広の箱庭2。クラインの箱庭というサイトの1コーナー。
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