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2003年4月前半

2003/04/01

エイプリル・フール

 エイプリル・フールなので、あちこちのサイトで嘘の更新をしていたのだが、そういう遊びをする余裕がないまま日付が変わる。日記の日付は4月1日でも、もう2日の午前4時半だ。いくらなんでも遅すぎる。

 いろいろなサイトの嘘はチェックした。今年もヤフーは気合いが入っている。周りでは、PCうおっちケッタイうおっちとか人気だった。
 ただ、携帯電話といえば、こっちが嘘じゃなくてホントなのが笑える。特に2/2の電話のかけ方とか。しかし、現実の製品ではこうなってる
 再び嘘に戻り、クリエファンにはこんなのもちょっと嬉しい。紹介したリンク先はいつまでネタを残しているかわからないけど、2日になっても残っているので、しばらく大丈夫かも。

 買って読む暇がなかった『blue』魚喃キリコ マガジンハウス bk1/amazon)を読む。

 bk1とamazonで買った『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ
 bk1/amazon)と『24アワー・パーティ・ピープル』サントラは早速届いた。本はともかく、サントラは即B.G.M.にする。

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2003/04/02

24アワー・パーティ・ピープル

 『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ bk1/amazon)を読み始める。原作ではないようだと書いたが、「まえがき/Forword」を読むと「ノヴェライズ」でしかないと書いている。しかし、それ以上のものがあるような気がする。他のページで、この本はフィクションがほとんどであり、伝説と真実を書くならば、伝説を書くべきだとも書いている。でも、出来事としての真実はどうなのかわからないが、ある種の真実に満ちているような気がする。とりあえず、まだ冒頭しか読んでいないが面白い。もう少し読んだら、途中でも感想を書いておきたいと思っている。

 B.G.M.は『24アワー・パーティ・ピープル』サントラ

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2003/04/03

たくさんのDM

 昨日は結構睡眠時間を摂れたのだが、疲れが溜まっているせいか、休養をとればとるほど疲れが表に出てくるという悪循環で、結局今朝も起きられない。

 例によって大阪は伊丹のAI・HALLからプロジェクト・ナビの案内が届く。今回は『青いインクとトランクと』。一回行っただけでずっと案内を送ってくれるので、また行きたいと思うが5月後半に遠出する余裕はあるだろうか。

 加藤健一事務所からは、『木の皿』の案内。加藤健一事務所の芝居もしばらく観ていないので観たい気がするが、これは結構シリアスな芝居のようだ。今の気持ち的には笑える芝居の方がいい感じ。

 ユーロスペースからもDMが来ていたが開けてなかったのでついでに開ける。4月19日からフランソワ・トリュフォー映画祭と銘打って14本をニュープリントで一挙上映。2本しか観てないじゃないか、こういう機会に観たいのだが。うーん。あらら、しかも『エルミタージュ幻想』のあとプログラムではないか。『エルミタージュ幻想』を観に行かねば。あとは、ロメール特集は今週一杯で明らかに観に行けないので逆に安心。「ヤマムラアニメーション図鑑 vol.1」が土曜から2週間。5月下旬にはvol.2も待機。

 あと観たいものとしては『WATARIDORI』がある。劇場で予告を観ていて、渡り鳥と一緒に飛んでいる映像とか、いっせいにこちらを振り向くたくさんの鳥とか、勢いよく流れる水を登っていくペンギンの集団と一匹だけうまくあがれずに頑張っている姿とか、そんなのを観てしまうとすごく観たい。いよいよ今週土曜日から公開なのであるが、こういうのはタカマシヤ・タイムズスクエアのどでかいスクリーンとかで観たら迫力ありそうだ。うーん、観たい。

 ネタがないのでDMの興味のあるものなどをリストアップしてみたけど、こうやって書き出すとほとんど観に行けないことが判ってしまって、余計精神衛生上よくない気がしてきた。しかし、もう遅い。やめとけばよかった。

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2003/04/04

傘コレクション

 最低最悪の日。傘を持たずに出かけて、また傘を買う。今度はケチって、480円のビニール傘にする。あと、青地の傘を買ったら、ampmの傘コレクションがコンプリートする。

 週末に終電を逃したらタクシーの行列がもの凄いことになるのを判っていて乗り過ごした。電車も満員。あとから気づいたが、新年度の最初の週末で歓迎会とかなんだとか宴会が多かったのだろう。今年会社に入社した若い友達も今日が新人たち全員集まる飲み会だったらしい。

 かくして、40分くらい行列に並んでタクシーに乗って帰る。その間『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ
 bk1/amazon)を読む。ノベライズとトニー・ウィルソンが言い切っているように、半分近くまで読んで映画の内容のそれ以上でもそれ以下でもないという気がしてきた。でもテンポのよい語り口は面白いし、映画の中で一瞬にして流れていく内容が文字で確認できるという点では情報量は多い。たぶん、ただのノベライズならこの半分の厚さくらいにしかならないだろう。また映画で判らなかったことなどが繋がってくる。

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2003/04/05

映画二本

 『007/ダイ・アナザー・デイ』『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』を観る。『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は字幕版で鑑賞。ずっと観たかったが、1ヶ月以上遅れでようやっと観られた。『007/ダイ・アナザー・デイ』は時間の都合がよかったので。そういえば、「007」シリーズを映画館で観るのは初めてかもしれない。他にも観たい映画が目白押しなのだが、チケットのあるものを観てしまって、本命になかなか行けない。最近お金を払って映画を観ることがほとんどないが、チケットをムダにするのはもったいないとかいっていると、本当に観たいものを見逃してしまう。結構ジレンマだなぁ。感想はのちほど。

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2003/04/06

ターミナル・ベロシティ

 DVDで『ターミナル・ベロシティ』amazon)を観る。昔劇場で観たのは、ナスターシャ・キンスキーがアクション映画に出ているのが気になってだったと思うのだが、冒頭でいきなりスカイダイビングで死んでしまうのが印象に残っていた。その謎は一回観ているとあまりに印象的で覚えているのだが、細かいところをいろいろ忘れていて結構楽しめる。

 あとは何もなし。疲れて寝てばかりいた一日。昨日の映画の感想とかも書いてないや。

 今週、来週が超多忙週間なので、しばらくこんな感じの日記が続くかもしれない。

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2003/04/07

いろいろな予定

 家に帰ってきたのが1時半くらいなので、メールの返事とか書いて、Webをざっと見て回っただけで既に2時を過ぎている。そんな具合なので、何も新しいネタはない。読書は相変わらず『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ
 bk1/amazon)だし、音楽は『24アワー・パーティ・ピープル』サントラamazon)だし、家に帰ったらビールを飲んでいる。ネタのない時に頼りになるDMもなければ、Webで買ったものも届いていない。ちょっと違うことといえば、今日からまた中野坂上に出かけているくらいか。

 しかしこういう忙しいときに限っていろいろな予定が目白押し。4月13日はキング・クリムゾンの来日公演を聴きに行くし、20日は「今日の人形芸術」展+四谷シモンのギャラリートーク、知り合いの娘さんの誕生パーティ。今月中有効の映画の招待券が7枚。どうやってこのスケジュールをこなすか、悩ましい。

 まあ感想が不出来なのかもしれないけれど、今ひとつ反響がないのががっかりなんだが、最近のヒットは『24アワー・パーティ・ピープル』である。この映画はいいよ。今B.G.M.はこのサントラで、読書はトニー・ウィルソンの本というところで察して欲しい。あと、『オーガスタの聖者たち』も、「ゴルフ小説」というのがピンとこないのかもしれないけど、なかなかよいのでオススメである。

 ネタがないとかいいつつ、なんとかそこそこのボリュームになった。さっさとビールを飲み終えて寝ることにしよう。

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2003/04/08

「書評の鉄人」専用バナー

 bk1から、「書評の鉄人」専用バナーをいただく。一人一人にシリアルナンバー入りの特製バナーということである。喜んで貰ったのはいいが、左ナビの領域より幅が広いので左ナビのbk1コーナーに収まらず、置き場に困る。さてどこにおいたものか。

 今週末、キング・クリムゾンのライヴに行く予定なのに、まだ新譜を聴いてなかったので、数日前にamazonで購入したのだが、それが今日届いていた。ネットってのはこういうところが便利だね。

 時間が全然ない。『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ
 bk1/amazon)を今日は読み終えるだろうと思っていたのにまだ読み終わらない。

 こうして、退屈日記は続く。明日もまた退屈な予定。

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『ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ』

『ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ』  キング・クリムゾンの世界は相変わらずキング・クリムゾンだ。

 収録されているのは全11曲。曲を聴く以前に、タイトルを見るだけでニヤリとさせられる。というのはもちろん「The Power To Believe」というタイトルの曲だけで4曲あるからだ。
 あんまり音楽について説明する言葉を持たないので、単に聴くのみ。レビュはamazonでも覗いてくれ。僕としては単純に1回目からいいなぁ、好きだなぁと思っただけ。本当に書くことがないので、曲目リストを以下に記す。

 1.The Power To Believe I: A Cappella
 2.Level Five
 3.Eyes Wide Open
 4.Elektrik
 5.The Power To Believe II
 6.Facts Of Life: Intro
 7.Facts Of Life
 8.Dangerous Curves
 9.Happy With What You Have To Be Happy WithT
 10.The Power To Believe III
 11.The Power To Believe IV: Coda

[ 『ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ』 キング・クリムゾン amazon ]

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2003/04/09

ネタなし

 タクシーで4時半に帰宅。何もせずに寝たので、ネタなし。今日こそは間違いなく読み終わり、帰りに読む本の心配をしていた『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ bk1/amazon)も8ページくらいしか進んでいない。

 困ったときのWebネタを探す。まだ先だと思っていたらいつの間にか4月も半ばになって、今週金曜日11日には村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライJ.D.サリンジャー 白水社 bk1/amazon)が発売。

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2003/04/10

2時間半睡眠

 寝るまでに3時間必要だとか思っていたが、4時半に帰ってきた昨日は、さすがに寝るまでに5分しか必要なかった。ただ布団を敷いて、服を着替えてそのまま布団にはいる。そして2時間半寝て起きる。

 目覚ましは、『ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ』キング・クリムゾン amazon)。朝からキング・クリムゾンとはいかがなものか。起きてシャワーを浴びるが、寒くてかなわない。食事をして、昨日の分のうたかたの日々を書いてアップ。仕事に出かける。

 朝の1時間ちょっとで風呂から食事にネットへの書き込みといろいろやって、もちろんろくなことは書いていないのだがそれだって書いたことにはかわりはないから、やっぱり暇がないから何かができないというのは言い訳でしかないなぁと思う。

 『24アワー・パーティ・ピープル』トニー・ウィルソン ソニー・マガジンズ
 bk1/amazon)をついに読了。読む本がなくて、通りすがりの本屋で『ファントム・ケーブル』牧野修 角川ホラー文庫 bk1/amazon)を購入。やっぱり、傘にしても本にしても、備えあれば憂いなし。荷物が増えることを面倒くさがっていると、余計な出費が増える。

 岡崎京子『うたかたの日々』が宝島社から単行本化。映画『うたかたの日々』のパンフレットで知り、しかし単行本にならないままだった。まとめて読んでみたい。

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『24 アワー・パーティー・ピープル』

『24 アワー・パーティー・ピープル』  「映画『24 アワー・パーティー・ピープル』のノベライズ」と著者トニー・ウィルソンが書いている、『24アワー・パーティー・ピープル』で描ききれなかったものを含めて、裏事情満載のマンチェスター音楽興亡史。

 なるほど「ノベライズ」というだけあって、情報量は文章になっている分ずっと多いようだが、内容的には映画以上でも以下でもないという印象を受ける。しかし、読んでいるうちに映画の中で説明されなかった数々のエピソードの説明が出てくる。そして、逆に映画の中にあった情報の以下に少ししか見ていなかったのかに気づかされる。例えばピーター・サヴィルのエピソード。ハシエンダのオープニングの当日に、その日のチケットを持ってくるおかしな男が出ていたのは覚えている。しかし、彼がファクトリーの重要なデザインをしてきた男というのは、もしかしたら説明があったのに忘れちゃったのかもしれないが、判ってなかった。そういう映画で見ていたのに意味の分からなかったシーンなどの説明がある。

 映像自体の情報量は膨大だが、小説を映画化しようとすると圧倒的に小説の情報量の方が多くて、映画ではかなりの省略を強要される。逆に映画のノベライズはストーリーは取り込めても、映像や音を再現することはできない。そしてノベライズというからには映画をなるべく忠実に文章で再現しようとする。『24アワー・パーティ・ピープル』の場合、この本はノベライズというよりむしろ原作である。映画の中に出てきたシーンがはっきりした意味も判らないまま宙ぶらりんになっていたものが説明される。『24アワー・パーティ・ピープル』という映画にはドキュメンタリータッチな部分があったが、そこにその人がいたという記録の意味だけの映像もあるんじゃないだろうかということに気づく。ストーリーとして語られない情報が、映像や音自体の情報量で存在したのだ。そんな風に、『24アワー・パーティ・ピープル』という映画の凄さを改めて気づかされるのだが、それはまたこの本があってのこととなる。映画とこの本は二つで一つと言っていいんじゃないだろうか。いやまだ足りない。本では、そこに出てくるアルバムなどを聴くように指示がある。その音楽を聴いて、初めて『24アワー・パーティ・ピープル』を理解できる。よく考えてみればこんなことは書くまでもなく当たり前だった。マンチェスター・ムーヴメントという音楽の一つの流れを描いているのだから、曲を聴かなくては話にならないのはあたりまえだった。

 映画を観終えたときに、トニー・ウィルソンという存在にちょっとすごいと思った。トニー・ウィルソン自身は、この映画には二人の天才が出てきて、自分は単なる語り手(? なんだったろう、そんなような立場)でしかないと言っていた。しかし、そうはいってもトニー・ウィルソンという触媒があっての話だと思ったと、一緒に観た友人と話して、同じ感想を持っていたようだった。しかしその後、音楽の方の話をしているうちに、トニー・ウィルソンは脇役になっていくのだが、この本を読んで再び、トニー・ウィルソンの迫力にやられてしまった。しかも、この本の冒頭でもこの本はノベライズでしかなくて、そしてノベライズなんて「最低ランク」の芸術なのだとか書いているから油断ならない。この本を読み終えたら誰がそんなことを思うものか。

 とはいえ、読み終えたところでまた映画を観ようと思っているところをみると、トニー・ウィルソンの言いたいことは判ったような気がする。しかしトニー・ウィルソンがすごいやつであることには変わりはないのだが。

[ 『24 アワー・パーティー・ピープル』 トニー・ウィルソン bk1/amazon) ]

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『24 アワー・パーティー・ピープル』

『24 アワー・パーティー・ピープル』  イギリスはマンチェスターで、トニー・ウィルソンを中心に巻き起こったマンチェスター・ムーヴメントを描いた同名映画のサントラである。映画が気に入ったので買ったのだが、オムニバスアルバムとしても、セックス・ピストルズから始まって、80年代マンチェスター音楽を俯瞰できるようなアルバム。

 1.アナーキー・イン・ザ・UK(セックス・ピストルズ)
 2.24アワー・パーティー・ピープル(ハッピー・マンデーズ)
 3.トランスミッション(ジョイ・ディヴィジョン)
 4.エヴァー・フォーレン・イン・ラヴ(バズコックス)
 5.ジェニー・ジョーンズ(ザ・クラッシュ)
 6.ニュー・ドーン・フェイズ(ニュー・オーダー・フィーチャリング・モービー)
 7.アトモスフィア(ジョイ・ディヴィジョン)
 8.オーティス(ドゥルッティ・コラム)
 9.ヴードゥー・レイ(ア・ガイ・コールド・ジェラルド)
 10.テンプテイション(ニュー・オーダー)
 11.ルーズ・フィット(ハッピー・マンデーズ)
 12.パシフィック・ステイト(808ステイト)
 13.ブルー・マンデイ(ニュー・オーダー)
 14.ムーヴ・ユア・ボディ(マーシャル・ジェファーソン)
 15.シーズ・ロスト・コントロール(ジョイ・ディヴィジョン)
 16.ハレルヤ(ハッピー・マンデーズ)
 17.ヒア・トゥ・ステイ(ニュー・オーダー)
 18.ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート(ジョイ・ディヴィジョン)
 
[ 『24 アワー・パーティー・ピープル』 amazon ]

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2003/04/11

眠い

 昨日は一昨日から思えば早い帰宅だったのだが眠いこと眠いこと。それなのに「うたかたの日々」を書いていて何度もミスを入力をしては気を失う。なんでそこまでして書くのかという疑問も持たず、今朝になって何やってたんだろうと冷静に疑問を持つ。飲んでたわけでもないのに。

 『坂口尚短編集 第5巻』の発送の案内はがきが届く。5月下旬には届くようだ。楽しみである。

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2003/04/12

 『24アワー・パーティ・ピープル』について、感想を書き直す。

 書き直すというより、前回酔っぱらって帰ってきて、タイトルと画像くらいアップするのに精一杯で文章などほとんどなかった。しかも、リンクも間違っていた。今度はちゃんと書く。でも読み直してないので文章的には変かもしれない。時間がないので、書き殴りでそのままアップである。大事なのは忘れないうちに書きたいことを書いておくことなのだ。それにどうせ文章なんて誰も読まない。

 『24アワー・パーティ・ピープル』について映画の感想も、その後の日記でも、いきなりCDと本をネットで注文したこととか書いているのに反応が全然なくて、それなのに一度本のカバーとCDのジャケットを張り付けただけでみんなamazonにアクセスしているのだ。文章をだらだらと書くよりも、写真一枚の方が効果的とは。

 そんな失望を感じながらもこういう文章を書き続けるのは何なのだろうか。まあ、業というやつだろうか。

 読書は『ファントム・ケーブル』牧野修 角川ホラー文庫 bk1/amazon)を読む。短編集だが、冒頭の一編が表題作の書きおろしで、これによって連作短編集という体裁にまとめようとしている。5作読んだが、別にそれぞれは相互に関係があるわけではないので、あまり意味のない気がしたが、最後に数ページ表題作の残りがあるようなので、このアイディアが成功しているかどうかの判断はそこまで待とう。

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2003/04/13

キング・クリムゾンのライヴ

 昼間は疲れすぎてダウン。朝は起きたのだが、出かける段になって疲れているから一休みと思ったら4時近くまで熟睡してしまう。

 夜はキング・クリムゾンのライヴ「THE POWER OF BELIEVE JAPAN TOUR 2003」を昭和女子大学人見記念講堂に聴きに行く。元々のチケットを買いそびれているうちに、決まった追加公演で、公演日が日曜だったのでよかった。平日だったら、結局行けなかっただろうと思う。

 行き帰りの電車で、『ファントム・ケーブル』牧野修 角川ホラー文庫 bk1/amazon)読了。


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『ファントム・ケーブル』

 牧野修の短編集。表題作「ファントム・ケーブル」が冒頭にあり、エピローグ的なものが巻末にある。これによって、全く独立した短編集を一つの連作短編集という体裁にしているのだが、いまひとつピンとこなかった。別にただの短編集のままでも良かったのではないかと思う。

 そして収められた各作品だが、今までに読んだ『スイート・リトル・ベイビー』やノベライズの『バイオハザード』などから期待していたのとはかなり違う印象だった。どれも、生理的に不快な世界で、文字で書かれたスプラッタームービーといった感じだ。スプラッタームービーに例えたのは、それほど映像的な描写が多いわけではないと思うのだが、なぜかイメージを喚起する。特に「怪物癖」という作品では、コミック化したイメージでこんな感じのマンガで読みたいというような映像が浮かんできた。

 どれも怖さよりも粘液的な不快さに包まれていて、生理的な不快さは十分だが、結末にも何の救いもなくただ死んでしまったりして終わるため、カタルシスがないせいか、あまり面白いとは思わなかった。しかし、ホラーの理不尽に突然襲いかかる不幸という点では完璧だし、本来ホラーなんていうのはこういうものなのかもしれない。まとめて感想を書こうと思って振り返ってみると、それぞれの作品の過剰なくらいの不快さが統一感があったなどと思ったりしてしまった。

 「死せるイサクを糧として」などは、『スイート・リトル・ベイビー』を思い出して、この原型になったのではないかと思ったが、作品の発表年としては『スイート・リトル・ベイビー』の方が先だった。「怪物癖」や「幻影錠」は、特にそう感じたのだが、ラヴクラフト的世界である。「ファントム・ケーブル」や「ドキュメント・ロード」もそれに近いが、牧野修独自の「何か」がいる感じだ。「ヨブ式」や「死せるイサクを糧として」も同じようなことはいえるのだが、「ヨブ式」ではその「何か」が「式」とか「天使」という形をとっていて、ちょっと別の質を持っている。

 「ファントム・ケーブル」でやろうとした意図は、その「何か」を一つ提示して、これらの作品全部に共通する同じ「何か」がいるという世界観にしようとしたのかもしれない。そういう意味では、この作品集は、牧野修版クトゥルーの誕生なのかもしれない。

 しかし、この生理的に不快な世界がもしも牧野修の本領発揮だとしたら、あまり好きな作家ではないかもしれない。他の作品を読んでみようと思っていたのだが、いきなり挫けてしまった。

[ 『ファントム・ケーブル』牧野修 角川ホラー文庫 bk1/amazon) ]

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キング・クリムゾン「THE POWER OF BELIEVE JAPAN TOUR 2003」

 キング・クリムゾンのライヴ「THE POWER OF BELIEVE JAPAN TOUR 2003」(昭和女子大学人見記念講堂)を聴きに行く。ライヴを聴きに行くと、普通はアルバムと違う演奏を期待するけれど、クリムゾンの場合はむしろ忠実に演奏してそれが当たり前のような気がしてしまうのが不思議だ。で、やっぱりすごく良かった。

 最初メンバーが足りない、ロバート・フリップがいないと思ったら、一人ライトが当たらないところで演奏していた。途中でスポットライトが当たるとかなんらかの演出があるのかと思っていたら、結局最後まで光が当たらなかった。
 演奏が終わったあとの観客の拍手が激しく、それにメンバーが応えているときも闇の中。アンコールのあとの挨拶では、ちょっとだけ光の中に出てきた。そして、2回目のアンコールのあと、観客の拍手が嬉しかったのか、そのまま舞台袖に向かうかと思えたロバート・フィリップが突然立ち止まり深くお辞儀をした。これを受けて、観客席から一層の拍手と歓声が上がった。

 しかし、アンコールを促す拍手で立ち上がった観客が、演奏が始まると共に席について静かに聴くというのも珍しいライヴだ。

 クリムゾンのライヴって、こんなに観客の反応がよかったっけ。なんとなく記憶に残っていないのは、違ったような気がするのだけど。

[ キング・クリムゾン「THE POWER OF BELIEVE JAPAN TOUR 2003」(昭和女子大学人見記念講堂)2003/04/13 ]

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2003/04/14

読書進まず

 『ロミオとロミオは永遠に』恩田陸 早川書房 bk1/amazon)を持って出かける。1ページも読まず、本当に持って出かけただけになった。

 右サイドの「これから読む本」については、なぜか下から消化していて、上の方が進まない。やっぱり、新しいものに興味が湧くということか。ある程度、リストアップ期間が長くなったらリストからはずした方がよいのかもしれない。あるいは、強制的に上から読むとか。

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2003/04/15

筋トレ読書

 昨日持って出かけたのに1ページも読まなかった『ロミオとロミオは永遠に』恩田陸 早川書房 bk1/amazon)は、実は躰を鍛えるためで、本の中をくり抜いて鉄アレイを入れてあったのだ。というのが今日のくだらない冗談。
 今日は30ページほど読む。それ以上は意識を保てなかった。本を開いて、目次のタイトルがすべて映画のタイトルなのに驚く。応用してこんなことができるんじゃないかと、目次を見ているだけでしばらく妄想が膨らむ。読み始めてまたびっくり。まるでマンガだ。未来学園もののマンガ。あるいは『バトルロワイヤル』か『ハリー・ポッター』か。恩田陸がこういう小説を書くとは目から鱗であるが、筆力がないとくだらない馬鹿話になりそうなのに、導入部は持ちこたえる。恩田陸ってすごいんじゃないかと思う。

 打ち合わせで、仕事場近くのジョナサンに入ると近くに住む友人の納富とばったり遭う。また近いうちにと挨拶だけ交わす。しかし、久し振りに会ったというのになんとなく自分は愛想が悪かったなぁと思う。疲れているせいか、なんとなく瞬間的な気持ちの切り替えができなかったような気がする。コーヒーを飲んで打ち合わせをするが、結局夜中までコーヒーばかり3杯飲んで、食事はできなかった。

 この間、『ファントム・ケーブル』(牧野修)の感想で、この作品集はかなりイメージを喚起させて、特に「怪物癖」という作品でコミックのイメージが浮かぶと書いたが、そのとき思い浮かべていたのは初期の高橋葉介とか、MEIMUとかだったのだが、ふとネコにテルミンkashmirさんのイラストとかもしっくりくると思った。

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2003/04/16

生活になっていない

 相変わらず読書は進まないが、一応書いておくと、『ロミオとロミオは永遠に』恩田陸 早川書房 bk1/amazon)を1ページと半分読む。とほほ。

 最近、まろ茶をよく買っている。お茶を買おうと思ったら、知恵の輪がおまけでついてくるので、どうせならおまけ付きのまろ茶という安易な選択である。12種類のうち8種類くらいまで集めたが、今日はついにダブりが発生。中身が分かるのだが、知恵の輪を持ってるかどうかだけで選びにくいので。そのうち写真でもアップするかもしれない。

 以上にてネタ切れ。あー、もうこんな生活いや。いやっていうか、もうこれは生活になっていないと思うよ。

 最近の悩みは、新宿からタクシーで帰るときに、大宮あたりで道を聞いてくる運転手さんにどう対応するかということである。それよりこっちは眠いのだ。

 B.G.M.はキング・クリムゾンから椎名林檎の新譜『加爾基 精液 栗ノ花』(CCCD)に変える。これ、1回しか聴いてなかった。あと、よく考えてみたら一緒に買った『百色眼鏡 』(DVD)は一回も聴いてなかった。映画でも買ったのに観てないDVDがあるなぁ。時間が欲しい。

 ということで、多少、分裂気味にフェイドアウト。

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2004年
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2003年
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□2002年
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