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2009年4月前半
昨日に引き続き、『ファミリーポートレイト』(桜庭一樹 講談社)を読む。
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『スラムドッグ$ミリオネア』を試写会で観る。仕事を終えてすぐに出てもギリギリだと思っていたが、予想通りというかマーフィーの法則というか、そういう時に限ってすぐに出られない状況が発生する。思っていたより、ちょっと遅く出るがなんとか間に合う。
席は前寄りちょっと斜め位置で、若干スクリーンがゆがむが許容範囲という席を確保できる。
映画はなかなか面白かった。テーマは重いものもあるのだが、重く暗い映画になるのではなく、ちゃんとエンターテイメントしている。インドらしいエンデングも吉。
映画の後、チラシを見ていたら、紹介文に観る前に書くなよってことが2つも書かれていて腹が立つ。『スラムドッグ$ミリオネア』を観ようと思う人は、紹介文など読まないように。絶対面白いので。
書くべきでない2つとは、1つ目はなぜ彼がミリオネアで最後まで正解をだせたのか、2つ目はなぜ彼はミリオネアに出演したのか。それぞれ、映画を観て段々にわかっていくことなのに、それを紹介に書くっていう神経がわからない。知ってても十分面白いけど、やっぱりそれがだんだんにわかっていくってい構成の映画で、それを紹介文とかあらすじに書くのは間違っていると思う。
帰宅して、泡盛のお湯割りを飲む。今日も早寝しよう。
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一日仕事に追われる。特に記すことなし。
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昼食は鰻屋に行き、鰻重を食べる。店への往復で桜が満開なのに驚く。今年は花見の予定はなし。
花より団子で、桜餅と桜の羽二重餅を食す。
夜、「文藝春秋」4月号掲載の「僕はなぜエルサレムに行ったのか」(村上春樹)を読む。
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『ウォッチメン』を新宿ミラノ1で観る。
想像していたのとだいぶ違ったが、面白かった。ヒーローがヒーローでないというか、人間臭いというか、むしろダメ人間に近い部分が描かれる。いわゆるダークヒーローとかいうのとは、またちょっと違う。ヒーローの恥部を暴くようなところがある。そして、何が正しいことなのか、平和を守るために選ぶべきことは何なのかというのが大きなテーマとしてある。単純な悪人対絶対的な善人としてのヒーローによる勧善懲悪の物語が限界に達したとき、当然ヒーローのもつ悪の側面を描くことになるとは思うが、全く思い切った描き方をしている。 よくあるのは、ヒーローの苦悩だが、『ウォッチメン』では苦悩では終わらない。
結局すべての事件の謎が明らかになると、それ自体ヒーローの在り方の話になるという。観ている最中には、可なり不快に感じる部分もあり、納得できない部分もあったが、観終わってしばらく時間をおくと、ヒーローものらしからぬ物語の奥深さにいろいろ考えされられるのであった。
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仕事して遅くから仕事仲間と飲みに行く。他にも誘うが賛同者がなく、誘ってきた人と二人で飲む。軽くという話が少しも軽くなく。
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朝から全く話のかみ合わない人と30分で済む話を、2時間半もかかって打ち合わせ。その挙句、分担した作業が「できません」とのこと。
あまりにひど過ぎて、担当を変えてもらうしかない。はぁー、疲れた。
昼にはもう一日仕事したような疲労。22時まで仕事して、帰宅。飲まずにいられません。(何もなくても飲むけどさ。)
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『四月大歌舞伎 夜の部』を歌舞伎座で観る。
演目は、「彦山権現誓助剱 毛谷村」(吉右衛門、福助)、「夕霧伊左衛門 廓文章 吉田屋」(仁左衛門、玉三郎)、「曽根崎心中」(藤十郎、中村翫雀)。
歌舞伎座さよなら公演なのだけど、やっぱり4時間あの狭い席に座るのはつらいなあと思って、歌舞伎座を惜しむより早く快適な席にならないかなとか思っちゃったりする。今回は、両隣が空席だったので、少し楽だったけど。それでもって、「さよなら公演」っていうからいよいよ歌舞伎座での上演は終わりなのかと思っていたが、来月もさ来月もさよなら公演は続くみたいだ。
どれも始まると面白いのだが、だけどだんだん長いなぁと感じてきて、なのにそのあとここで終っちゃうのと思ったりして。でも疲れた。三幕観ると、映画三本観たようなもんだもんな。
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昨年度の仕事仲間と遅ればせながらの解散会を開き飲む。
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昔の仕事仲間で、定期的に連絡をくれる人と、やはり昔仕事で一緒だった先輩と飲む。この先輩とは、一度さしで飲んだら二人で生ビールジョッキ15杯飲んでベロベロになった。今回もひたすらビールを飲んでいた。僕ともう一人は途中で焼酎に変えるが、こちらも二本目を開けてやっぱり飲みすぎる。
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『ストレンジャーズ』を新宿ミラノ3で観る。
実話を元にしている、まだ事件は未解決である。アメリカではそういう事件が何件起きている。といった言葉のあと、本編が始まる。
犯人の悪意に主人公たちが翻弄されるだけで、なんとも後味の悪い映画だった。実話を元にしていても、結末を事実と変えて何らかの解決や救いを持ってくるとか、社会的なテーマで描くのならわかるのだが、あくまでホラー映画としてエンターテイメントに仕上げている。
そんな映画では恐怖を楽しめるだろうか。
ホラー映画では最後に生き残るヒロインには感情移入しても、その他の被害者たちには感情移入しない。彼らは、恐ろしいモンスターを具現化するための記号的な存在でしかない。ミステリーだってそうだ。探偵の解決する事件を成立させるためにたくさんの犠牲者が必要になるが、その死を悼むことはない。
ところがこの映画では主人公が恐るべき犯人たちを表現する存在なのだ。そのときの恐怖は悪夢の追体験であって、娯楽ではあり得ない。そういう映画を撮ろうというの悪趣味以外の何者でもない。
全米で大ヒット、続編製作決定だそうだが、病んでるとしかいいようがない。
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『イエスマン』をMOVIXさいたまで観る。
ジム・キャリーの映画って、そういえばあまり見たことがない。
何にでも否定的に断わりつづける銀行員の主人公が、友達に誘われたセミナーでどんなときにも「イエス」と答え続ける誓いを立てさせられる。「もし、ノーと言ったら?」と聞くと、「自分への誓いを破るのだから、災いが起こるだろう」といわれる。
セミナーの後早速そのためにひどい目にあう。浮浪者を公園まで送り、携帯電話を電池が切れるまで使われ、挙句の果てにガス切れでガソリンスタンドまで歩いて行く羽目に。しかしそのガソリンスタンドで美女に出会い、運命がやや好転したかのように。そしてあらゆる問いにイエスと答え続けることになるのだが…。
最初、ギャグがしつこ過ぎて鼻につく。イエスということで主人公が変わったのか、単にギャグなのか区別がつかない。よくよく考えるとノーのときからギャグは連発していて、ジム・キャリーのキャラなのかと思った。中盤くらいから、そのギャグのしつこさにも慣れ、結構面白くなってくる。
何につけ前向きに考えて新しいことを始めた方が人生は開けてくる、っていう前向きな姿勢もいい。とりあえず楽しく観られた。
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東野圭吾の『名探偵の掟』を読む。
ドラマ化される機会に読んでみた。内容は、ミステリのお約束である、「密室殺人」とか「雪に閉ざされた山荘」とか「ダイイング・メッセージ」とか「時刻表アリバイ」とか「名探偵」とか「間抜けな警部」とか、とかとかとかをおちょくり、笑い物にしたミステリというジャンルそのものをパロディとした話だった。もうちょっとマニアックな趣向が欲しくなるが、これでも十分面白い。
ドラマの方は、全然期待していなかったのだが、脚本家次第で面白くなるんじゃないかと気になりはじめた。
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『鑑識・米沢守の事件簿』をMOVIXさいたまで観る。
相棒シリーズって一話観る分には面白いのだが何作か観ると飽きる。なんであんなに人気があるのかわからない。多分ミステリとして観てしまうからなんだろうな。
ドラマはそんなわけで時々見て話のパターンとかお約束、キャラなどは知っている。だけど映画版は観てなかった。
この話は映画版の事件解決とともに始まる。それはいいのだが、犯人逮捕の部分を見せていて、犯人がわかっちゃう。それって一応別の映画なんだからぼかしておくもんじゃないの?最初から犯人がわかっている映画だったのか?まあいいけど。
映画そのものはだいたい想像通り、脇役キャラを主役に据えて、シリーズファンの心をくすぐる小ネタでつなぐもの。
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終日仕事。昨日から読み始めた『警官の血』(佐々木 譲 新潮社)を引き続き読む。
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