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2008年12月後半
昨日、喉がいがらっぽいと思っていたが、今朝起きると声が出ない。しかし、それ以外の風邪の症状はない。咳込みもしなければ、熱もないみたい。みたいというのは、他人に顔が赤いけど熱があるんですかと訊かれたけど、測っていない。でも熱があるようなら、だるかったり、頭痛がしたり、自覚症状があるはずだ。
『GOTH 夜の章』(乙一 角川文庫)を読み始める。
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昨日よりさらに声が出ない。というか何も話せない。まいった。風邪薬とのど飴を服用。不思議なことに、全く声が出ないのに、咳一つでない。風邪じゃないのか? いやそんなはずはない。
引き続き『GOTH 夜の章』(乙一 角川文庫)を読む。
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声が出るようになる。しかし今度は咳き込む。声が出ないときには、咳一つでなくて不思議だったが、咳が出るようになった。
読書は『GOTH 夜の章』(乙一 角川文庫)を一旦中断し、『暗いところで待ち合わせ』(乙一 幻冬舎文庫)を読む。『暗いところで待ち合わせ』は、この間映画を再鑑賞して読みたくなった。さて読もうと思った時に、『GOTH』映画化のCMを見て、『GOTH』を手に取ってしまった。映画の『GOTH』も観てみたい。
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昨日に引き続き咳が止まらない。風邪はよくなったようなのに。
「流星の絆」最終回を見る。原作の終わりにちょっと蛇足のついたような終わり方だが、三兄妹の幸福で話を終りの方がドラマ的には自然か。小説のような感動的な感じの締めではなくて、やっぱり宮藤官九郎節の笑いで終わる。このドラマは東野圭吾のドラマ化というより、やはり宮藤官九郎のドラマだった。初めの数回が無茶苦茶面白かったのからすると、後半僕的には盛り上がりに欠けた気がしているけど。
読書は引き続き『暗いところで待ち合わせ』(乙一 幻冬舎文庫)を読む。
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日本映画専門チャンネルで以前録画した『秘密』を観る。
冒頭のバスのシーンがいかにも合成という感じで、最初からがっかりしてしまう。途中、コミカルな場面が多々あるけれど、なんとなくそれが笑えるというより痛々しく感じてしまって最後まで不満を感じたまま観終わった。
東野圭吾の原作(『秘密』 文春文庫)を読んでいるせいか、原作にあった真実がはっきり分からない微妙な結末、様々な伏線もなく、原作をズタズタにされた感じがする。映画は別物だと思っているけれど、ストーリーの改変がよい方に向いているとは思えない。
原作では夫がだんだん嫉妬などで人間の嫌な面を見せたりして、読み進むとだんだんなんとも言えない嫌な感じがしたけれど、そういう点では夫役の小林薫は情けなさも嫉妬で見せる嫌な面もよかった。広末涼子の一人二役は難しい役だとは思うが、違いが見えてこないのが不満。
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『暗いところで待ち合わせ』(乙一 幻冬舎文庫)読了。
映画がとても面白かったのだが、元となる小説もまた面白たかった。映画では極力言葉による説明なしに、映像だけで心理を浮かび上がらせるような演出をしていたが、小説ではその描かれなかった心理描写が緻密に書かれていて面白かった。映画でなぜそうしたのか想像していたことが、小説ではこと細かく描かれている。
映画も小説もどちらも名作と言っていい。
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『GOTH 夜の章』(乙一 角川文庫)読了。
本格ミステリ大賞を受賞した評判のいい作品だけあって面白い。『暗いところで待ち合わせ』(乙一 幻冬舎文庫)で心理描写が深く描かれているのと比較すると、トリックと雰囲気で描かれている。僕と森野夜というキャラが主人公としたシリーズ化されているので、行間や作品間に隠されたストーリーを読者側で補完して、描かれている以上の深みが生まれている気がする。
「暗黒系」「犬」「記憶」の三作品が収められているが、森野夜の秘密を描く「記憶」が印象に残っている。
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喉の調子はまだ変で、咳が出る。そうなると休日だが映画館に行く気にならず家で静かに過ごす。
テレビは「ブラッディ・マンデイ」と「セレブと貧乏太郎」の最終回を見る。
「ブラッディ・マンデイ」は第1回を見てなかったのだけど、2回目から一応見ていた。コミックの原作があるけど、どの程度が原作の世界なのかは知らない。とりあえず、コンピュータを駆使するドラマ、映画では、意味もなく3DのCGが画面に出てくるとか言う恥ずかしいことがないのがよかった。ハッキングはコマンドベースで行って、イメージとして迷路の中を鷹が飛んでいく。話は最後まで見るくらいには興味を持続させたけど、どんでん返しの連続をしようとする物語の欠点として話がコロコロ変わっていき、あとから通して考えると結局犯人たちは何を考えていたのかとか矛盾を感じたりする。
「セレブと貧乏太郎」もなんとなく最後まで見た。上戸彩を見てただけという感じ。1話ごとの話で、本筋と関係なくドタバタして時間を埋めているという気がする回が多かったのは気のせいだろうか。柏原崇って前に「はちみつとクローバー」でも似たようなキャラで出てきたが(今回は最後にどんでん返しつき)、気に入ってしまった。他のドラマでもおんなじようなキャラで出るんだろうか。気になる。
読書は、今日から『GOTH 僕の章』(乙一 角川文庫)を読み始める。
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クリスマス・イヴだけどいつもどおり仕事。というか仕事が終わらない。もっともケーキは昨日食べちゃったし。
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クリスマスだけどやっぱり仕事。今の心配は、年内に仕事が片付くのかどうか。
今日から『GOTH 僕の章』(乙一 角川文庫)読了。
「リストカット事件」、「土」、「声」の三作品を収録。「リストカット事件」が面白かった。「土」と「声」はトリックというか、仕掛けが想像ついたので、素直に騙されるように読む。そういえば、「リストカット事件」にも同じような趣向があったっけ。
「リストカット事件」を読んで余計に映画『GOTH』を観たくなる。サイトの予告篇を見て、どうも「暗黒系」と「記憶」と「リストカット事件」を混ぜて一本の映画にしているのではないかと思う。
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心配は杞憂に終わり、予想より早く仕事が片付く。16時半から納会。そのあともさらに飲みに行ったけど、まだ21時過ぎ。もう一軒行って、終電の混乱の前に帰宅。
『GOTH モリノヨル』(乙一 角川グループパブリッシング)が出ているのを知って、amazonなどで調べる。7年ぶりの新作とか書いてあったので楽しみにしていたが、よくよく調べると新作は短編であとはほとんど映画『GOTH』の森野夜役の女の子の写真集みたいなものになっているらしい。そういうのは小説作品と別にしてくれよ。現物見ていないけど、amazonの評判はかなり悪い。
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日本映画専門チャンネルの録画で『クレージー大作戦』を観る。最近週末にクレージーを観るのが習慣になっているが、そろそろ録画は終わりが近づいてる。『クレージー大作戦』は植木等扮する石川五郎が悪の組織の資金10億円を盗み出そうとする話。順不同だけど、ここ数作観ているのは笑いだけでなくて、犯罪アクションものみたいな要素がある。『怪盗ジバコ』を観たいけど、放送しないかな。
『ガリレオの苦悩』(東野圭吾 文藝春秋)を読み始める。
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『252 生存者あり』を新宿ミラノ1で観る。
巨大台風が日本を襲い閉じ込められた伊藤英明らを救うレスキュー隊という海猿もどきの話。あるサイトで、『252』は日テレ製作なのだが、映画の中で津波でお台場のテレビ局が大破、丸い物体がぷかぷか浮かんでいたという話を読んでそれだけでも観たいとか思ってしまった。観てみたら、その話通り。「日テレ開局55周年記念作品」でそういうことやるなんて、冗談にしてもひどすぎ。
映画はご都合主義の連続がなんだかなぁ。閉じ込められた人々の中に、医者が一人いて、熱帯魚の水槽用の循環装置を持っている人がいて、女性が出血多量になってとか。ちょっとだけ予想外だったのは、伊藤英明が娘に買ってあげたプレゼントの包みが役に立つというのが小ネタとして面白かった。
しかし台風の中を救出するクライマックスのあとがあっけない。あれ、いつの間に台風は去ったの? そしてラストシーン、伊藤英明はスーパーマンなのか。
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『アンダーカヴァー』を新宿ミラノ2で観る。
警察官の父と兄、それに対して弟は別の道を選び、ロシアンマフィアの裏社会に近いナイトクラブでマネージャーになる。弟のナイトクラブで行われている麻薬取引に抜き打ち捜査に入った兄は、報復に会い瀕死の重症を負う。この事件を切っ掛けに、弟の人生は変わって行き、ついには潜入捜査を引き受ける。
弟を演じているホアキン・フェニックスがいい。父親役のロバート・デュバルもいい。警察の家系で一人反対の道を行く弟が事件を切っ掛けに警察官への道を選ぶところが、逆にマフィアの家系の『ゴッドファーザー』をちょっと思い出した。
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『ワールド・オブ・ライズ』を上野東急で観る。
リドリー・スコット監督の最新作。スパイ映画のようなスーパーヒーローが活躍するわけではなくて、情報提供、拷問、監視で行われるテロを巡る情報戦。主役のレオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウがメジャーな他はアラブ人などが知らない俳優が多くてリアルな感じがした。ディカプリオですらいつ死ぬかわからない(主役だから途中で死ぬわけないけれど)、死ぬかもしれないような緊迫感があってスリリングだった。
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『GOTH』を渋谷シアターTUTAYAで観る。
小説の「暗黒系」をベースにしたストーリーだった。「リストカット事件」が混ざっていたが、「暗黒系」で起きた事件を「リストカット事件」の手首を切る事件に変えただけで、「リストカット事件」の話はあまり入っていない。それと「僕」と森野夜の関係を描くエピソードとして「記憶」が含まれていた。それと「犬」の話は既に起きたことになるのか、「僕」の家には犬が飼われていた。
期待していた以上に面白かった。どぎつい話になりがちだが、殺人の場面は描かず、死体も「美しい死体」として描いていた。そして「僕」役の本郷奏多も森野夜役の高梨臨もイメージがあっていた。もっとも、このイメージは人によって個人差があるかもしれないけど。
映画化されていない他のエピソードで続編を作ってもらいたいところだ。
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『ガリレオの苦悩』(東野圭吾 文藝春秋)読了。
ガリレオシリーズはもともとはトリック重視の短編で、謎解きだけという感じでやや物足りない気もしていたが、『ガリレオの苦悩』では謎解き以外の部分が増えていて印象が違う。
ドラマの影響で読んでいると、ガリレオの台詞を読むと福山雅治の声が聞こえてきて困るが、読む方の印象だけでなく書かれている文体、口調なども違うような気がして旧作を紐解く。そして気づいたけど、旧作ではガリレオの眼鏡が黒縁眼鏡だったのに『ガリレオの苦悩』では金縁眼鏡になっている。ガリレオ、いつ金縁にしたんだ! 『容疑者Xの献身』ではどうだったか気になる。
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日本映画専門チャンネルの録画で『クレージー黄金作戦』を観る。
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読書
78.『幻影の書』(ポール・オースター 新潮社)(継続・読了)
79.『きのうの世界』(恩田陸 講談社)
80.『GOTH 夜の章』(乙一 角川文庫)
81.『暗いところで待ち合わせ』(乙一 幻冬舎文庫)
82.『GOTH 僕の章』(乙一 角川文庫)
83.『ガリレオの苦悩』(東野圭吾 文藝春秋)
映画(劇場)
75.『デス・レース』
76.『ブラインドネス』
77.『殺しのはらわた』『留守番ビデオ』『霊感のない刑事(長尺版)』
78.『252』
79.『アンダーカヴァー』
80.『ワールド・オブ・ライズ』
81.『GOTH』
映画(DVD等)
33.『ニッポン無責任野郎』
34.『日本一の色男』
35.『秘密』
36.『クレージーの大爆発』
37.『クレージー大作戦』
38.『クレージー黄金作戦』
テレビドラマ
・「篤姫」
・「流星の絆」8〜10
・「セレブと貧乏太郎」7〜11
・「ブラッディ・マンディ」
アニメ
・「パワーパフガールズ」11〜13
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