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2011年6月前半
再び日記停滞。理由ははっきりしている。本とか映画とかの感想を書けないので、翌日延ばしにしてしまうのだ。だから、一行日記でとにかく書こうと思ったはずなのに、やっぱり何か書こうとする。twitterでつぶやくと、それを少なくとも転記しようと思う。でも、140字の言葉足らずを埋めようとして、書けなくなる。もう、日記には感想を書かなければいいのに。
というわけで、映画を観たという事実のみ。『星を追う子ども』をMOVIXさいたまで観た。
新海誠監督作品は初めて観るので過去の作品がどうだったかわからないのだが、今までと違うのではないかという気がする。ポスターを見たときに宮崎アニメっぽい絵柄だなと感じていたのだが、映画本編は宮崎駿総集編のような印象を受けた。10分くらい毎に、これってキツネリス?、ダイダラボッチ?、飛行石?、ムスカ?、アシタカ?、おじい?、ポニョ?、ラピュタ?、ばばさま?、カリオストロ?、不二子?って思った。(順不同)
伝説を題材にしている点などで、古代の遺跡や生き物、服装その他いろいろ似てきてもおかしくないのだが、あまりに似たものが出てくるとパロディのように思えてくる。どう評価していいのかわからなくなった。
と、またtwitterの発言を加工して感想を書いてしまった。
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『少女たちの羅針盤』をヒューマントラストシネマ渋谷で観る。
同タイトルの原作『少女たちの羅針盤』も面白く読んだ。現代と過去が交錯した物語だが、過去の部分の伝説の劇団「羅針盤」を立ち上げる高校生の少女たちの青春が特に面白かったので、「伝説の劇団」らしく描けるのか気になっていた。これは若干物足りない部分もあったものの、うまくいってたように思う。読んでから少し時間がたっているので、原作とのキャラの違いとかの違和感はなかったが、成海璃子の熱さが、ちょっと神経に触るくらいだったのが気になった。観終わってみると、あれはあれであれでよかった気もする。あとは、草刈麻有が印象的だった。忽那汐里と森田彩華は前半は目立たないが、後半いい感じに思った。
ところで、現在部分のシーンではずっと映画スタッフを気にしていた。原作を読んだ人にしかわからないのだが、説明は控える。結果は、やられた!っていう感じ。
帰りにブックファーストに寄ってみる。『少女たちの羅針盤』(水生大海 原書房)は新装版が出ていて表紙が映画バージョンになっていた。そして、『かいぶつのまち』(水生大海 原書房)という続編が書かれていた。続くとは思っていなかったが、考えてみれば確かにシリーズにできるのだった。読んでみようかと思う。
『ふたりの距離の概算』(米沢穂信 角川書店)を読み終える。日常の謎ぶりが面白かった。名探偵のなにも事件が起こらない日常の話が読みたい、例えばシャーロックホームズの日常とか、と昔から思っているが、これはまさにそんな感じだった。
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